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    インタビュー|歌代ニーナ デビューEP『OPERETTA HYSTERIA』に込められたクリエイティブの源泉

    2022/08/01 (Mon) 19:00
    block.fm編集部

    ヒップホップやエレクトロ、インダストリアルミュージックを融合させた新しいジャンルを開拓するラッパーの歌代ニーナ。作品に込められたその哲学について、☆Taku Takahashiが話を訊く。

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    欧米を中心にリスナーを獲得しているボーカリスト/クリエイターの歌代ニーナが7月8日放送のラジオ番組「TCY Radio」にゲスト出演。グラミーノミネーターのプロデューサーstarRoや気鋭のプロデューサーTeppei Kakudaらが参加したデビューEP『OPERETTA HYSTERIA』について、ナビゲーターの☆Taku Takahashiに語った。


    ***

    ☆Taku:今回のEPを作るときに自分とすごく向き合う時間ができたそうなんですが、僕がEPから感じ取れたのは、そのときに感じた感情を曲にすごく注入しているんだろうなっていうことで。そのあたりをもう少し詳しく聞いてもいいですか?

    歌代ニーナ:私は結構コントロールフリークなので、基本的に気性が荒い割にそれを外に出さないようにするのが上手なんです。父親が外国人で、NYと日本を行き来する環境で育ったこともあり本来は感情が出やすいので、日本の社会には馴染めないこともあって。だから日本で生き抜くために長年つけてきた技というか。でも、人に対して感情が出過ぎてしまいそうになったことがあって。手が出そうになったりとか、感情が言葉と理性で抑えられなくなったときに、コントロールできないことが恐怖だと感じたんです。これがヒステリック性なんだろうな、と感じた一瞬だったんですけど。

    ヒステリア(※注:ヒステリーと同意)って怒りほどかっこいいものではない。イタいような、どうしようもないもののような、冷ややかな目線で見たくなるもの。でもそれが自分の中にあるのも異常じゃないんですよね。ヒステリアの歴史的にも、もともとは精神病だと言われていたけれど、ヒステリック性ってみんなが持ってるはずで。それをちゃんとコントロールしないと、しこりになったり、変なところで出てしまったりする。コントロールフリークとしてはそれが嫌で。

    それを感じたのがこのEPを作るタイミングだったんですが、曲の中はセーフスペースじゃないですか。曲の中なら何を言ってもいい。だからいつも抑えている思いを曲の中に出して解釈するというか、噛み砕いて落ち着かせるために使おうと思ったんですよね。

    ☆Taku:正直、SNSでグチグチ書いている人より、こうやって作品にする人が一番かっこいいと思う。

    歌代ニーナ:そうですよね。そこに書いている暇があったら何かに昇華すればいいと思う。だからSNSでは言うことないんですよ。

    ☆Taku:僕はこのEPを聴いて、「ÉTUDE」がすごく物語っている曲だという印象で。

    歌代ニーナ:そうかもしれないです。あの曲が一番内向的で、しっかりラップしている曲。リリックも割と詩的にしています。

    ☆Taku:「頭んなかには13人」っていう歌詞があるけど、その13っていうのは、「Thirteen 13(※注:歌代ニーナの以前の名義)」とも関係あるの?

    歌代ニーナ:13は単純に“大勢いる”というのを表現したくて。数字を13に置き換えるのがトレードマークだったので、それを引き継いでます。

    ☆Taku:MVではマイクもいっぱい出てきましたね。マイクの本数数えちゃったもん(笑)。MVも自分でディレクションしているの?

    歌代ニーナ:PERIMETRONのOSRINが監督してくれたんですが、クリエイティブディレクションは自分でやっていますね。コンセプトや色彩などを企画書にまとめて彼に持っていって、そこからOSRINと相談しながら作りました。

    ☆Taku:アーティスティックな描写がすごく独特というか、他のビデオで観られないような表現だと感じます。ラジオが始まる前に、本を集めたり昔の雑誌を集めたりするのが好きだっていう話や、コロンビア大学に行って美術史を専攻していたという話を聞いたんですが。ラップをする前からそういったビジュアル方面に傾倒していたの?

    歌代ニーナ:そうですね。音楽をやってますけど、私は視覚で観るのが一番好きで。昔からファッション業界でも働いていましたし、美術も好きですし。

    ☆Taku:ビデオを作るときは、そういった自分のディグってきたものだったり自分の感情だったりをプレゼンテーションするというか。

    歌代ニーナ:はい。本当に好きなので、街を歩いていても「この色彩いいな」とか見つけると自然に写真を撮ったりします。MVはその部分が一番出せる場所というか。写真より動画のほうがいろんなことを表現できるし。だからそこに対してめちゃくちゃ本気になりますね。昔の本をいろいろと引っ張り出してきて監督と話すんですが、昔の本にはネットでは拾えない素晴らしいものがたくさんある。多くの人はネットにある情報でリファレンスを送ると思うんですが、私にはストックがあるので。

    ☆Taku:それは強みだね。

    歌代ニーナ:“独特”って言ってくださったんですが、絡む人が多くなればなるほど、本質って薄れると私は思うんですよ。だからアーティスト本人ができるんだったら絶対やったほうがいい。だってその人が書いた曲なんだから。映像監督はいろんな人の作品を作ってるわけだし、監督に全部振ったらその監督の曲の解釈になってしまう。なるべく関わる人を少なくして、アーティスト本人がディレクションできるならそれをやるだけで、映像がパワーを宿すと思うんですよね。だから、私が書いている曲に対して思い描いていたものをそのまま作る。そうすると曲も強まるはずじゃないですか。そういう部分で、“なかなか見ないもの”っていう印象もあるのかもしれませんね。

    ☆Taku:もうひとつびっくりしたのが、踊りがうまいこと。バレエをやっていたんですね。

    歌代ニーナ:2歳から16歳まで。初めての本格的な夢が“バレリーナになりたい”でしたね。最初は近所の教室から始めて。そこからオーディション受けて大きい教室に入ってコンクールに出たり、本格的に目指していました。

    ☆Taku:高校でアメリカに行ったタイミングでは?

    歌代ニーナ:もう辞めてました。プロになれないと言われたので。身長が高すぎるのと、膝を痛めてしまって。伝統的な『ドン・キホーテ』とか『白鳥の湖』のようなクラシックバレエがすごく好きだったんですよ。そのプリマになりたかったんですが、男の人と踊るので、身長176cmはアウトなんですよね。それがなければプロになれる技術があったかというと、そこまでは至ってなかった気はするんですけど。あとは家族の事情とかいろいろなことが重なって無理だということになって。私はステージが大好きだったので、ステージに出れないんだったら踊らないと言ってきっぱり辞めました。

    ☆Taku:それが今は違うステージで活躍している。

    歌代ニーナ:2年前にバレエも復活したんですけど、今はすごく楽しいです。バレエのステージの良さって、誰も私を見に来ていないところなんですよ。『白鳥の湖』のオデットを、『くるみ割り人形』のクララを見に来ている。だからそれがすごく実力主義に感じていて。私個人の性格とかはどうでもいいんです。

    ☆Taku:自分の技術のみで戦うというか。

    歌代ニーナ:実力だけでクリーンに勝負できる世界ってなかなかないじゃないですか。今はアーティストをやっていますが、実力だけで勝負できるわけじゃない。特に今はSNSの時代だから、共感性とか時代に合っているかとか、その人自身のことを好きになれるか、とか。特にボーカリストがたくさんいる中で、歌が上手ければいいわけじゃない。それに対してバレエは本当に実力だけの世界。性格が悪くても上手ければOKだし。

    お客さんは私を見に来てないのに私を見てるわけじゃないですか。匿名感って言うんですかね。それが本当にクセになっちゃって。いまだにあのステージ以上の空間には出会えていないですね。血を流して足を痛めて、体を痛めつけてリハーサルを積んで迎える本番の自信。これだけ私は頑張ったという自信がある上での現場でかかる魔法。死ぬ気で練習して準備して迎えた本番って、「かわいい」って言われてつくような自信とは違うんですよ。やることはすべてやって、自信に満ちた状態でステージに出るのがすごく快感でしたね。

    ☆Taku:その話を聞くと、今の音楽シーンに対してもいろいろと感じることはあるんだろうなって。

    歌代ニーナ:いや、ないです。見てないから。見ないようにしてます。

    ☆Taku:ニーナさん執筆のライナーノーツに「批評家が音楽をつまらなくしている」とあったんだけど、そこも興味深いなと思っていて。

    歌代ニーナ:リスナーが曲を聴いて自分で解釈したものが正解だから、評論家が解説することでリスナーのレベルが低くなっている気がするんですよ。だから本当はアーティストとリスナーの間に何かが入るのはちょっとずるいというか。しかも私の口から出ているものじゃないことも解釈に使ったりする。勝手な解釈というか。それも違うしそのまま聞き入れてしまう人もいるから。本当は感じたものが正解だと思うんです。

    ☆Taku:リスナーが感じたものがひょっとしたら勘違いかもしれなくても。

    歌代ニーナ:それは全然いいんですよ。それが正解。それがアート。その間で、なぜ解説するの?っていうのが評論家に対しての思いですね。全然意図が違ってもそれはその人が感じたことで、それがひとつのアートなんだから。それを解説すればするほど、評論家っていう人が発達すればするほど、リスナーはそれに頼るようになるから、思考停止しちゃうような気がしますね。

    ***

    他にも様々なことを語ってくれた歌代ニーナ。インタビューの全編は「TCY Radio」のアーカイブをチェックしよう。

    【リリース情報】

    歌代ニーナ
    Debut EP「OPERETTA HYSTERIA」

    <配信>
    Apple Music、Spotify、Amazon Music、LINE MUSIC、AWA、iTunesをはじめ、各サブスクリプション、ダウンロードサービスにて配信中
    配信リンク → https://orcd.co/operettahysteria

    <CD>
    全国CDショップ、以下オンラインショップで販売中
    https://lnk.to/operettahysteria_cd
    CD ¥1,800(税込) 4P見開紙ジャケット

    <作品情報>
    収録曲:

    1. ARIA (1st Single May 14, 2021)
    2. HYMN (3rd Single May 11, 2022)
    3. CAPRICE
    4. ARABESQUE
    5. NOCTURN (リード曲)
    6. ÉTUDE (2nd Single April 20, 2022)
    7. REQUIEM

    参加プロデューサー、ミュージシャン:starRo、Teppei Kakuda、Akira Woodgrain

    ■Official web site: https://ninautashiro.com/
    ■Instagram: https://www.instagram.com/ninautashiro/
    ■YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCm4Oc16Tc6ChCM7r5VaOSYQ
    ■Twitter: https://twitter.com/ninautashiro

    【歌代ニーナプロフィール】

    歌代ニーナ
    ミュージック・映像・アート・ファッション・編集、様々なフィールドの境界線を越え、そして国境も越え注目を集める。
    歌代ニーナはドイツ・日本・アメリカ3か国のルーツを持ち、「i-D JAPAN」や「commons&sense」「Libertin DUNE」などでエディターとして勤務、2017年に独立しスタイリスト/ライター/エディターとして活動。2018年3月 クリエイティヴ集団PETRICHOR (ペトリコール)を創立、インディペンデントマガジン「PETRICHOR」を創刊。同年末、多くの他者からの指摘により、自らのボーカリストとしての可能性を知り“Thirteen13 ”としてデビュー。EP「OMNIPRESENT」発表、アートディレクション、ミュージックビデオのクリエイティブディレクションを自ら行い挑戦的な作品を残してきた。そして、2021年、ミュージック・映像・アート・ファッション・編集・文筆、表現にまつわる様々なフィールドでの経験を経た上で、全てのクリエイティブに対して自らがタクトを振って作品を世に送り出す、本名“歌代ニーナ”での楽曲「ARIA」で2021年5月デビュー。

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