イギリスで「2020年最も売れたアナログレコード」が発表! 1位に輝いたアーティストは?

最も売れたアナログレコードのアルバム、シングルともにオフィシャルチャートが発表されている。
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2021.01.11 02:00

昨年、アメリカでは、上半期におけるフィジカル音源のセールス数でアナログレコードがCDを上回り、フィジカル音源セールス数の63%に占めたことが話題になった。



イギリスで2020年最も売れたアナログレコード、気になる1位は? 


そのアメリカ同様にイギリスでもアナログレコードのセールスは引き続き好調で、13年連続で成長を続ける同国のアナログレコード市場では、昨年は480万枚のアナログレコードを販売。90年代以来、最もアナログレコードを売り上げた1年となり、近年、右肩上がりといわれるアナログレコード市場はコロナ禍の影響を受けたにも関わらず、数字の面では好調だったことがうかがえる。そんな同国では、最近、「2020年最も売れたアナログレコード」のアルバム部門とシングル部門のオフィシャルチャートが発表されたばかりだ。 


アルバム部門では昨年、TikTokで過去にリリースされた音源の「Dreams」が、大きなバズとなり、リリースされた当時の1977年に以来、初の全米シングルチャートのBillboard Hot 100入りしたことが話題になったFleetwood Macのアルバム『Rumours』(先述のDreamsも収録)が1位を獲得。続いて、90年代のブリットポップのアイコン的名盤として知られるOasis『What’s The Story Morning Glory』が2位を獲得したほか、新譜では5位にHarry Stylesの『Fine Line』、6位にKylie Minogueの『Disco』がチャートインしている。



一方、シングル部門では、Liam Gallagherが昨年リリースした「All You’re Dreaming Of」が1位を獲得。2位に Joy Divisionの「Love Will Tear Us Apart」、3位にRolling Stones「Living In A Ghost Town」と上位をロックアーティストのシングルが占めている。





過去にリリースされたタイトルのリイシュー盤が売上の多くを占める 


しかし、最も売れたアルバムのトップ10のうち7枚がリイシュー盤だったことなど、今年の売上も例年どおり、過去にリリースされたタイトルのリイシュー盤が多くを占める結果になっているとVinyl Factoryは指摘。また、以前、イギリスでは、トップのアナログレコード小売業者は専門店ではなく、大手スーパーマーケットチェーンであると報じられている。そういった小売業者が取り扱うのは過去のリイシュー作品を含む大物メジャーアーティスト作品が多く、そういった販売状況も少なからず今回のチャートに影響を与えていると思われる。このようなことから、アナログレコードが売れたといっても売れているのは、やはりDJがDJプレイに使うようなアナログレコードというよりは、コレクターズアイテム的なレコードのようだ。


イギリスで2020年最も売れたアナログレコードアルバムとシングルTop40のフルチャートはこちら。 


written by Jun Fukunaga


source: 

https://thevinylfactory.com/news/uk-best-selling-vinyl-albums-and-singles-in-2020/ https://www.factmag.com/2016/06/08/sainsburys-claims-it-is-now-largest-vinyl-retailer-in-uk/ 


photo: Free-Photos 

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