Jay-Zが製作に関わった、アメリカのストリートの問題を問う映像作品が話題に

2012年に起きた人種差別を再認識するきっかけとなったTrayvon Martin殺人事件のドキュメンタリーが7月に公開。
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2018.07.05 12:00

「Black Lives Matter」運動のきっかけともなった2012年フロリダ州サンフォードで起きた銃撃事件に関するドキュメンタリーのトレイラーが公開された。エグゼクティブプロデューサーの一人にはJay-Z(ジェイ・Z)が名を連ねている。このドキュメンタリー映画によって、改めて殺された17歳の黒人少年Trayvon Martin(トレイボン・マーティン)の身に起きた悲惨な事件を見直すことになりそうだ。


Black Lives Matterの発端となったTrayvon Martin殺人事件


『Rest In Power: The Trayvon Martin Story』のタイトルで制作されているドキュメンタリーにはマーティンの両親の他、事件を担当した弁護士なども登場する。




Trayvon Martin殺人事件の概要


Trayvon Martin殺人事件は17歳の黒人少年Trayvon Martinを住宅地の自警ボランティアをしていたヒスパニック系白人男性のGeorge Zimmerman(ジョージ・ジマーマン)に射殺されたもの。父親の元を訪れた帰りにフードを被り歩いていたマーティンを怪しい人物と見なしたジマーマンは警察に通報したものの到着を待たずに追跡し、その後丸腰のマーティン相手に発砲し射殺してしまった。


この場合フロリダ州の法律では「正当防衛」が認められる事から、裁判でジマーマンは無罪となり、その後全米で抗議デモが起こることになった。事件当日の夜は雨が降っており、フードを被っていたのは雨を避けるためだっただけで怪しい素振りは何もしていないと被害者遺族が訴えたものの、判決が覆る事はなかった。一連の「Black Lives Matter」運動に繋がる事となったこの事件のデモにはBeyonce(ビヨンセ)をはじめ、多くのアーティストが参加した。




Drakeとの楽曲でJay-ZがTrayvon Martinに言及


先日リリースされたDrake(ドレイク)のアルバム『Scorpion』に収録された「Talk Up」でフィーチャリングしているJay-Zは、この曲でXXXTentacion(XXX・テンタシオン)の事件とともにTrayvon Martin殺人事件についても「Y’all killed X and let Zimmerman live/ Streets is done」(あいつらはXを殺して、ジマーマンを許した。ストリートは何も認められ無い)とラップしており、事件から6年経った今でも事件を風化させないJay-Zからの強いメッセージがこめられている!




ドキュメンタリーは全6部構成で、7月30日にアメリカのケーブルテレビ局「パラマウント・ネットワーク」から放送開始される予定。日本ではあまり身近に感じ無い人種差別が問題視される銃撃事件だが、これをきっかけに考え直す事も大事かもしれない。



written by #BsideNews


source:

https://hiphopdx.com/news/id.47508/title.watch-jay-zs-rest-in-power-the-trayvon-martin-story-documentary-trailer


photo: flickr

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