Dos Monos、ニューアルバム『Dos Siki』を語る

Dos Monosが最新アルバム『Dos Siki』のお気に入り楽曲についてトーク。
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2020.08.04 09:00

Dos Monosの3人がblock.fm『TOKYO BUG STORY』の中で最新アルバム『Dos Siki』のお気に入り楽曲について話していました。


番組情報


▶「TOKYO BUG STORY」

放送日:毎月第4木曜日 21:00 - 22:00 O.A.

番組URL : https://block.fm/radios/728





TAITAN:うん、疲れたね……。


没:なんでだよ!(笑)。ちょっとオフ早すぎだろ?(笑)。


荘子it:まあ、ちょっと今日はRHYMESTER宇多丸さんの前でライブ(TBSラジオ『アフター6ジャンクション』スタジオライブ)をやって緊張したよね。だってもう中1とか中2ぐらいからかな? シネマハスラーとかも本当にマジで毎週聞いていたからね。


没:そんな前から聞いてたの?


荘子it:バリバリ聞いてましたよ。本当に。


TAITAN:まあ、荘子itくんがリスペクトする地球上のたった2人の大人、菊地成孔と宇多丸というね……。


荘子it:ほとんどTBSラジオだよ(笑)。Dos MonosもTBSラジオによって生まれたグループだね。


TAITAN:ということで荘子itくんが今日もね、例によってすごい宇多丸さんの前で高速の早口を繰り広げていて。


没:俺、ヒヤヒヤしていたけど(笑)。


荘子it:どっかで失礼なことを言わないかって。


没:いや、俺は時間がオーバーしないかなって。


荘子it:ああ、そっちね。


TAITAN:みたいなところもありつつ。そうですね。あと2時間半後には我々のセカンドアルバム『Dos Siki』が出ますけども。


荘子it:いや、マジで早く聞いてほしいね。


TAITAN:じゃあ、俺から質問していい? 今回の『Dos Siki』の曲で2人のベストソングは何?


荘子it:俺は秋の『Estrus』っていう曲。普通に俺、ビートだけもらった段階でもあれがマジで……まあ、結構ストレートにヤバいやつかな。トラックとして。で、更にどんどん作り込んでいく中で本当に異形のものになったって感じだけど。すごいいいと思いますね。



TAITAN:いいよね。俺はね、2曲目なんだよね。『Aquarius』。


荘子it:これはDos Monosの初のフィーチャリングソングね。Dos Monosが人の曲にフィーチャリングで入るとかっていうのはあるけど。やっぱりさっきも言った通り、俺が共作嫌い男だから。やっぱり人のことを基本的には信用していないから、フィーチャリングを呼ばないし、人と共作もしない男なんだけども。Injury Reserveはやっぱり今、世界で間違いなく一番共鳴するヒップホップクルーであろうということで。去年、来日ライブを見に行ってね、「絶対にやりたい!」てその時から話していて。まあいろいろあって、こちらからトラックを送って、歌入れってなったんだけども。まあ本当、この前不幸なことに……。


没:Stepa J. Groggsが亡くなっちゃったけどね。


荘子it:お亡くなりになってしまいましたけども。ご冥福をお祈りしますというか、本当に残念で仕方がないというかね。今後もマジでDos Monosと、海を隔ててとはいえ、かなり同時代的に活躍していくだろうと思っていたグループで。まあ今後もたぶんもちろん……。


没:まあね。Injury Reserveとしてかどうかはわかんないけど。たぶんまあ音楽をやめることはないだろうからね。


荘子it:Nathaniel RitchieとParker Coreyはもちろん音楽をずっと続けていくと思うし。まあ、本当に今後とも一緒にやっていきたいと思ってるし。そんな感じですけど。それがフィーチャリングしているのがその2曲目の『Aquarius』。


没:だから実はそれ、Stepaはラップをしていなくて。基本的にはRitchie With a Tっていうメンバーが歌ってくれてくれたんだよね。


荘子it:フック的なやつは。まあまあまあ、本当に最高でした。


没:聞いてほしいっていう感じだよね。あれはもう、言わずもがなで最高でしたよ。


TAITAN:2曲目は今の時期にぴったりですね。


荘子it:季節としては「夏」だからね。「春夏秋冬」で言ったらあれは「夏」っていうことで。


TAITAN:割とシーズナルな、新しいサマーソングが出来上がったと思っていただければいいかなって。



荘子it:『Aquarius』っていう曲名も俺、野球部だったからさ。夏っつーととにかくアクエリアスをバカ飲みしてたわけだけど。


TAITAN:CMタイアップ、狙ってますよ(笑)。


荘子it:でも『Aquarius』って水瓶座なんだよね。だから季節としては1月とか2月。だから、日本人的には夏の風物詩のアクエリアスなんだけど、そこに実は1月、2月っていう要素が入ってるみたいな。冬と夏がね。


没:アース・ウィンド・アンド・ファイアーの『September』的なね。12月に9月のことを歌っているみたいな。


荘子it:混在している感じ。今回、『Siki(四季)』って言っているんだけども、要は旧態依然として、やっぱり季語で歌われる、和歌に読まれるような、いわゆるステレオタイプの四季じゃなくてさ、インターネット世代以降、いつでも春夏秋冬の情報に、好きな季節の情報にアクセスできるっていうこういう状況。全てがもう浸透し合っている状況みたいな。ある意味、もう全部ひとつになっている。額縁に収められて……まさにあのジャケットで表わしてるんだけど。


四季のイメージ全部が盛り込まれた絵をそれぞれのデスクトップ上に広げてるみたいな、そういう感じをやってるから。夏の歌の中に冬の要素が入ったり、冬の曲の中のトラックの部分で夏の要素が入っていたりとか、そんな感じもあるので。そのへんも……まあ「感じ取っていただく」っていうか、別に音楽に感じ取っていただくべきものなんて本来何も存在しないと思うんだけど。


だからさっき、ツイートもしたけど。最近、いろんなテーマ性を持たせたことが……『Fable Now』とかさ。オードリー・タンとの曲とかもやったけど。コロナ以降とか、今の社会とか政治のとかに対して。そういうのはもちろん、それはそれとしてやっているんだけど、やっぱり原点として『Dos City』なんてさ、本当に別にこの世にとって何のあのメッセージもなければなにもない。ただただ、やりたいことをやりたいようにやってるだけの音楽から出発してるわけだし。


別に今までの『Rojo』とか『Fable Now』とかも全部そう。やりたいことをやっていただけなんだけども。その上でも何か、ある意味本当にDos Monosの『Dos City』から久々に……本当に『Dos City』の音楽だなっていう感じで作った。今の浮世に対しての何のメッセージも、ある意味では持たないという。究極的には何のメッセージも持たないものだけが反映できる何かがあるっていうことを信じて音楽をやっているわけだから。まあ、そういうものになってますよ。だからDos Monosの四季っていう感じを感じ取っていただければっていうだけですね。


TAITAN:だから荘子itくんは特定の何かのトラックがお気に入りとかっていうのは、ちょっと聞くのも野暮だっていう感じだと思うんだよね。


荘子it:まあ、この4曲で……まあ、絶対に4曲を通して聞ける長さだし。そこに優劣を付けてないというか、むしろとかそれぞれが補い合うような形で作っているから。まあ、たしか1曲1曲それぞれ違う色をわざと出してるわけだけど。だからそれぞれにそれぞれのバランスを持たせるから。うん。もう1曲として捉えているかな、俺は。


TAITAN:まあ、そんなもんでございまして、ちょっと質問も来てやるので読み上げますね。「没さんはアルバム発売に向けて願かけ的な意味でボウズにしたんですか?」という。どうなんですか?


荘子it:フハハハハハハハハッ!


没:これは違いますね(笑)。単純にコロナの期間に全く俺、髪を切ってなくて。それで1回、緊急事態宣言が落ち着いた時にまた床屋さんが始まったから。そこで反動で全部行ったみたいな感じっす。


TAITAN:自前で剃ったの?


没:いやいや、QBハウスで。


TAITAN:QBハウス!


没:これこそさ、アクエリアスはちょっとタイアップ難しいかもしれないけど、QBハウスはタイアップほしいな。


TAITAN:フフフ(笑)。だからそれは楽曲のタイアップじゃなくてね、没くんのモデル起用っていうことでね。


没:そういうことですね。


荘子it:というか、3、4人ぐらいブワーッと出ている中に1人、没が混じっているみたいなね。普通にサラリーマンとか、ぽい雰囲気の人が出ている中に1人、没がいるみたいな。


没:もはやそれ、タイアップとしての機能あんの?(笑)。


TAITAN:ラッパーだとほら、やれナイキだなんだっていうかっこいいところと組みたがるけど、QBハウスっていうのがね。


没:でもラッパーでQBハウス行っている人、めっちゃ多いらしいよ。早いし。


TAITAN:それでタイアップ取っちゃったら結構新しい時代の幕開け感があっていいかもね。QBハウス、何店に行ってるんですか?


没:QBハウス、元々は近所のところに行っていたんだけど。


TAITAN:えっ、なに? 遠くのQBハウスに行くっていうことがあるの? QBハウスに行く人はかならず最寄りのQBハウスに行くんじゃないの?


没:いや、俺は一番近いところに行っていたんだけども、そこの店員がマジで感じが悪すぎて。俺が普通にただ「ボウズにしてください」って言っているのに。「あれ? 前髪を残さないんですか?」みたいな。すごい、めちゃめちゃネチネチ言ってくる人とかが嫌すぎて、新宿のビックカメラとかがある角の……西口と東口を繋いでる交差点の角にQBハウスがあるんだけど。そこに行ってますね。


TAITAN:まあね。その髪を切る時のトラウマっていうか、嫌な記憶ってあるよね。俺も1回、耳を切られたことあるしね。すげえ折り合いが悪くてさ。


荘子it:フハハハハハハハハッ! それって、どうなるの? 謝られるの?


TAITAN:ええとね、お代がなくなった。で、その店には二度と行くことはなかったんですが。



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▶「TOKYO BUG STORY」

放送日:毎月第4木曜日 21:00 - 22:00 O.A.

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荘子it(MC/トラックメーカー)、TAITAN MAN(MC)、没 a.k.a NGS(MC/DJ)からなる3人組HIP HOPユニット”Dos Monos”による番組『TOKYO BUG STORY』。圧倒的な音楽性の高さと、独自に作り上げた世界観を是非ラジオで体感してほしい。


written by みやーんZZ






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