Dos Monos 高校時代のコピーバンドを語る

Dos Monosの荘子itとTAITANが高校時代にやっていたコピーバンドについてトーク!
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2020.07.01 09:45

Dos Monosの3人がblock.fm『TOKYO BUG STORY』の中で荘子itとTAITANが高校時代にやっていたコピーバンドについて話していました。


前半のトークはこちら

Dos Monos 固有名詞の強さを語る



番組情報

▶「TOKYO BUG STORY」

放送日:毎月第4木曜日 21:00 - 22:00 O.A.

番組URL : https://block.fm/radios/728





荘子it:「ブランキーとミッシェル、どっちがいいか」論争なんてマジで需要あるのかな?(笑)。


没:でも意外とラジオで誰もしたこないんじゃない?(笑)。


TAITAN:まあ、意外と今、そのことに言及している人は少ないかな?


没:っていうか前回のラジオでもミッシェルの話をしたよね?


荘子it:それは「BUG STORY」じゃなくて「BUG STREAM」。だからラジオだけ聞いている人のために言うと、僕らは月イチで放送しているこの番組の他に自分たちのYouTubeチャンネルで「TOKYO BUG STREAM」っていう生配信番組をやっていて。それの方で前回……。


没:まだ1回しかやってないけど。これからちょっとやっていこうかなって。


荘子it:もしこれでたまたま気に入った人がいたら……「たまたま気に入る」って人、いるの? インターネットラジオで。わかんないけど(笑)。


没:それ、でもさ、俺がエゴサをしていたらさ、元々RAMPAGEのファンだったんだけども、俺らの……この番組って前の枠の時はRAMPAGEさんの番組の後にDos Monoの番組をやっていたんだけども。元々RAMPAGEのファンの人が「今、Dos Monoめっちゃ好きです」みたいな人っていたんだよ。だからそういうのもあるんだよ。だから今日みたいにちゃんと最初に説明するのは大事なんだよ。何者かっていうことをね。


荘子it:そういう人のために言うと、俺らはDos MonoのYouTubeチャンネルでこれから毎月1回ぐらいのペースでのライブストリーミング番組。配信番組も今、1回目のアーカイブだけ残っているけど。今後、2回目とかもやっていく予定なので。そっちで前回、ミッシェルの話をしたんだよね。俺らは中高時代、攻玉社っていう学校に言っていて、そこの伝統としてミッシェルとブランキーのコピバンをするっていう文化があって。その文化を作った人っていうのがなんとあのTHE NOVEMBERSのギターのケンゴマツモトさんだったっていう話をしたっていうね。



TAITAN:その年のバンド界隈で一番実力があるやつだけがミッシェルをやっていいとされていて。それで俺と荘子itがやっていたのよ(笑)。


没:でも俺、学園祭でやってないわ。


荘子it:ああ、それはだから俺らがやっていたからだよ。っていうかそれさ、あったな! お前はだからミッシェルはダメ。BACK-ONみたいな(笑)。


TAITAN:フフフ(笑)。


没:まあね(笑)。


荘子it:俺らが1年生の時、だからその2年生の実行委員のバンドがなんかミッシェルやりたかったけど、俺の方が上手いから俺らがミッシェルをやって。その代わりにあいつらはBACK-ONをやっていたんだよね。


TAITAN:そうそう(笑)。


没:メランコリーがミッシェルをやっていたっていうこと?


TAITAN:メランコリーはなんかクソダサいオリジナル曲をやってたんだよ。


荘子it:「メランコリー」ってわかんないだろ?(笑)。


没:先輩のバンドね(笑)。


荘子it:でもメランコリーは結構俺らが尊敬していた先輩だよね。


TAITAN:でも正直俺らより……というか、俺と荘子itとモンジョウともう1人、ベースの子がいて。そのバンドよりも上手いやつがいなかったんだよ。学校内で上下ともにね。だからあれはしょうがなかった。だって俺ら、上手すぎたもん。やっぱり。


荘子it:フフフ(笑)。


TAITAN:いや、本当に(笑)。


荘子it:まあミッシェルは難しいとかじゃないんだけども。演奏技術がどうかじゃなくて、もちろんさ、東京事変をやっているバンドとかさ。技術はそっちなんだけど、なんか……俺らの学校って文化不毛の地だから別に大してね。


没:誰も上手い人はいないんだけども。熱さはね。


TAITAN:そうそう。吹奏楽部出身でずっとドラムをやっていましたみたいなやつと比べたら、技術的には劣るんだけども。なんかその4人が集まった時の向こう見ずなノリとかがね、たぶんその時に受けてたんだよ。


没:モンジョウはバンド、その時にやってなかったけどね。


荘子it:そう。あいつは実行委員だったよ。


TAITAN:あいつは学校を束ねていたからね。まあ、どうでもいいんだけども(笑)。


荘子it:ちょっとこんな学校の話をするの、恥ずかしいよ。この歳になるともう(笑)。


没:卒業して10年経つからな。


荘子it:そうか。卒業からは……この前、でもあっこゴリラの番組でさ、大学の時にちょっと教えてもらった浜崎洋介先生っていう保守論壇の人の話をして、すごいなんか懐かしい気分になって。それから数えて10年近く経つのかと思って。その先生に俺、すごい嫌われていたんだけど。要は、なんかスカした前衛的なものが好きなアホ学生だったから。


その人は保守論壇の人だからさ、そういう全てを通った後にそういう境地に行った人だから。やっぱりなんか18歳ぐらいのガキがそういうことを言っているのとかはムカつくわけよ(笑)。ムカつかれてさ、1週目で、生徒に向かって面と向かって「バカだ」って言うのもすごいなと思ったんだけども。逆にそういう人はそれはそれで貴重だなと思って。


没:でも意識されてるじゃん、すごい。


TAITAN:なるほどね。荘子itはそういう時代を通ってきているんだね。そういう上の世代からバカだのなんだのって言われたのを通ってきて。それ、いい話だね(笑)。


荘子it:だからその時とかも飲み会とかで、俺は嫌われてるのにやっぱりその人の話を聞きたいから飲み会とかについていって。「ゴダール、やっぱりいいんすよね」とかって言ったら「ゴダールなんかゴミ」とか言われるのよ(笑)。「ゴダールなんかは全て終わってます」みたいなテンションで(笑)。


没:でも自分だってそういう時期を経てきているんだからさ、そこまで無下にしなくてもいいのに(笑)。


荘子it:そうそう。そういうテンションの飲み会とかで「でも、いい。お前がもし今後10年間ずっとゴダールを好きだったら認めてやる」みたいに言われて。それから数えてまだ10年は経っていないからまだもうちょっと頑張らなきゃいけないみたいな感覚だけど。そういうのもあるでしょう?


没:でも、まだ好きでしょう?


荘子it:まだ好きだね。でもたしかにその当時に好きだったっていうのとは解像度が変わってきたね。ゴダールに対しての。


TAITAN:でもそういう教授との出会いってあるよね。俺は向こうは全く覚えてないだろうけど、大和田俊之っていうブラックカルチャー専門の先生がいるんだよ。


没:慶応のね。


TAITAN:そうそうそう。その人にさ、気に入られたくて。もう授業に勝手に潜って。あの人、法学部の教授だったから。で、俺は経済学部だったから潜って。わざわざ。それで授業が終わった後に毎回質問して。「いやー、最近SIMI LABとか好きで」みたいなことをめっちゃめっちゃ言ってたんだけども。「おお……」みたいな(笑)。


没:それはそうだろ? 大学生なんて普通にそうでしょ?(笑)。


TAITAN:もうなんか、めっちゃ悲しくて、俺。「SIMI LABとか……」「ああ、まあかっこいいよね、彼らね」みたいな。なんかすげえ邪険に扱われて。いまだにね、根に持ってますよ(笑)。っていうか、本当は仲良くなりたかったね。あの時に。


荘子it:いや、まあでもそういうの、あるんだよ。だからさっきも限界オタクって言ったけどさ、キモいサブカル限界オタクの時代っていうのを誰しもが通った上で、そこでね、やっぱり分かれ道があって。「ああ、サブカルとか好きだけど、自分なんて限界あるのかな?」と思ってやめちゃう人が多いんだけど。そこで。「やっぱりそういうのは立派な人がやって、自分には関係ないんだ」と思って普通にやっていく人がいるんだけど、そんなことはないんだよね。誰しも限界オタクを経てやっていくわけよ。


TAITAN:うん。でもそれをね、荘子itの口から語るのはかなり今、意義深いことだと思うよ。


没:そうね。お酒のおかげかな?(笑)。


TAITAN:いや、本当にこれね、君の前で言うからじゃないけど。まあ荘子itより弁が立つやつって本当にいないわけよ。


荘子it:そんなことないよ(笑)。


TAITAN:本当にいないんだって。まあ、お前からしたらいろいろいるんだろうけど。だけどまあ、君ほど歯切れのいい人ってなかなかいないんだけど。でも、そういうのもいろいろ経てね、こういう姿になってるっていうのはいろんな今の限界オタクたちに夢を与えるなって。


荘子it:いや、そんなことないよ(笑)。むしろ、現在、ナウで限界オタクの人の方が……。


TAITAN:まず「限界オタク」ってなんだよ?(笑)。


荘子it・没:フハハハハハハハハッ!


TAITAN:まず、なに?(笑)。


荘子it:ググれば出てくるでしょう? 限界オタクって。そういう感じの人の方が全然立派だと思うよ。俺もずっと思っていたよ。自分が大学生の時とか。要はアーティストになって作品を発表している人よりも今、ナウでこのめちゃめちゃいろいろ研究してる自分の方が芸術に対する熱意はすごいと思っていた。だし、それは一面の真実だとも思う。


たしかにインプットだけしていても意味はないんだけど。でもやっぱりなんかアウトプットしてかっこつけてる人よりも、本当にもう限界オタクかもしれないけど。むしろ限界オタクであるからこそ、その外面を気にせずにめちゃめちゃフォーカスしてる人の方が強いっていうのはすごいわかる。だし、自分もまだ全然そっち側だと思うけどね。所詮。


TAITAN:荘子itの唯一、他の限界オタクたちとの差はやっぱりその「トーカブル」っていうのはひとつの才能なんだよ。限界オタクたちは……。


荘子it:「伝えられる」っていうことでしょ?


TAITAN:だからその「ストーリーを編める」っていうこと。ひとつのことを言うのにね。そこはやっぱりね、結構突出してると思うね。


没:普通の限界オタクだと何も語れない?


TAITAN:限界オタクはちょっとやっぱりさ、さっきお前が漫画で「ワーッ」って言って周りのみんなが引いちゃうみたいなことを言っていたけど。そういう風にやっぱりなっちゃうじゃん? 「もういい。興味ないわ」ってなっちゃうけども。だからやっぱりそこはね、俺的に言わせればこの間、荘子itには直接言ったけども。神田伯山を思わせるっていう。


荘子it:急に?(笑)。それはもう最強キャラでしょう?


TAITAN:新古典主義の旗手となると思うよ。君は。


荘子it:いや、なんない、なんない。全然、全然。


TAITAN:いや、本当に。上岡龍太郎、神田伯山、荘子itっていうのが俺の中で今ね、1本の軸で繋がり始めてるんだよね。


荘子it:なんない、なんない(笑)。中田敦彦とかの方がすごいよ。知らんけど(笑)。



番組情報

▶「TOKYO BUG STORY」

放送日:毎月第4木曜日 21:00 - 22:00 O.A.

番組URL : https://block.fm/radios/728


荘子it(MC/トラックメーカー)、TAITAN(MC)、没 a.k.a NGS(MC/DJ)からなる3人組HIP HOPユニット”DOS MONOS”による番組『TOKYO BUG STORY』。圧倒的な音楽性の高さと、独自に作り上げた世界観を是非ラジオで体感してほしい。





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