MARZYも登場!! 米人気メディア『The FADER』が東京で輝く音楽シーンのアイコン達を特集

新しい音楽とカルチャーをかたちづくる東京のキーパーソンたちをチェック。
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2018.07.24 03:00

アメリカの音楽、ポップカルチャーメディア『The FADER』が「5 of the coolest people shaping Tokyo’s music scene」と題しトップ記事で東京ミュージックシーンの新たなキーパーソン5名を紹介している。東京でもっともクールかつ新しい音楽をかたちづくる5名とは。




Elle Tellesa、JP THE WAVY、YUKIBEB、Antarius、MARZY。東京のミュージックアイコンたち


The FADERの記事で選ばれているのはそれぞれ個性的なスタイルを持つ5名だ。音楽性や表現方法もそれぞれ違うが、新しい感性と独創性、そして影響力を持っていることが共通している。




ダンサーからラッパー。JP THE WAVYは今まで見たことないタイプ



photo:@sorry_wavy


ダンサーとしてキャリアをスタートさせ、ラッパーとしてその知名度を広げたJP THE WAVY(JP・ザ・ウェイビー)。US直系の本格サウンドとラップ。日本の音楽市場が多様になってきたとはいえ、グローバルな視点でラップトレンドをいちはやく取り込みながら、ダンスをバックボーンに持ち、彼ほどプロップスを獲得しているラッパーはいないだろう。


昨年5月にリリースされた「Cho Wavy De Gomenne」は700万回以上も再生されたおばけトラックとなっている。数々のビートジャック、パロディ動画が生まれミーム化しているのもインフルエンサーとしての証。「東京では誰もが1つの型にハマることはしない。クールだと思うことをやりつづけるだけ。それを見せていきたい」とThe FADERで語っている。







そこのけそこのけエルテレ様が通る



photo:@elleteresa_


アニメチックな声で“Kawaii Gang”の世界観を表現するElle Teresa(エルテレサ)。CHANELのウォレットを自慢してみたり、セーラームーンさながらにメイクアップしてみたり。“Kawaii Gang”の日常をつづったリリックとイイ意味で力の抜けたスタイルが魅力だ。


やんちゃ度フルボリュームのElle Teresaはアニメやゲームをソースに、東京・原宿のギャルカルチャーをブレンド。国内はもとより海外からアツイ視線を集め、アトランタのイケてる“ギャルちゃん”Bali Baby(バリベイビー)とも共演し楽曲を制作するなど、ボーダーレスな活躍を見せている。


「誰の前だろうとわたしはわたしのまま。他の人のことは気にならない。日本にまだない新しいことをしつづけていきたい。それをすることがわたしの幸せでもあるの」The FADERの取材に対して語られたのは、ブレることのないエルテレ様の歩む道。








真なるクールのillな伝道者Antarius



photo:@dukeofharajuku



ラップでは英語と日本語、その両方を駆使するラッパー、そしてプロデューサーのAntarius(アンタリアス)a.k.a.Duke of Harajuku(デューク・オブ・ハラジュク)は、日本の文化に愛と憧れを抱いて高校生の頃にジョージアの小さな町から東京にやってきた。友人たちとデジタルレーベルを運営しつつ音源をリリース。原宿のファションブランドSKOLOCT(スコロクト)や、block.fmでも特番を放送したりなどおなじみの存在である東京のカルチャーを横断するグローバルコレクティヴtokyovitamin(トーキョービタミン)に所属する。


The FADERのインタビューでは日本のサブカルチャーへの深い造詣と愛情の大きさを感じ取ることができる。 「ファッション、アニメ、東京は“アジアのアトランタ”って感じで、最先端でクールなものが生まれ続けている。だが音楽だけはまだそこに当てはまらない。日本の音楽をクールなものにしたいんだ」。


大きな視野で見れば日本の音楽市場はつくられた“アイドル”によって引っ張られているのが現状だ。そこに一石を投じる可能性がいちばん大きいのは市場に左右されることのない感性を持ち、グローバルかつインディペンデントに物事を動かすアンダーグラウンドアーティストたちなのではないだろうか。真の“クールジャパン”を追求し、海外と日本の境界線を行き来するAntariusとtokyovitaminはその筆頭といえる存在である。








アンダーグラウンドのジャンヌダルクYUKIBEB



photo:@yukibeb


先述の通り、日本の音楽市場は伝統的なポップスが幅を効かせ、東京のヒップホップシーンではTRAPサウンドがここ数年のトレンドとなっている。一方で、ナナメ上の角度からのアプローチでシーンに革新を起こそうとしているのがDJ/オーガナイザーのYUKIBEB(ユキベブ)である。 block.fmのレギュラー番組『vibe&attract』(毎週第3月曜日 21:00-22:00)でも活躍中の注目のDJだ。


2014年、YUKIBEBはL.A.に拠点を置くSoulectionに加わった。クルーメイトには第59回グラミー賞の最優秀リミックス・レコーディング部門にノミネートされたstarRo(スターロー)が所属するサウンドクリエイターレーベルだ。


指折りのスキルとワールドワイドなセンスを持つDJ、プロデューサーたちの中で研鑽された感性がYUKIBEBの武器である。TRAPやHIPHOP、R&Bを中心にムーディで洗練されたミックスを展開する。


「良い音楽を普及させるのは、必ずしもメインストリームやポピュラーな音楽だけではない」とThe FADERのインタビューで語っており、この言葉からは大手メディア主導のコントロールされた音楽市場に反旗を翻す、並々ならぬ意志を感じ取ることができる。平然と言ってのけるYUKIBEBの鉄の精神。そこにしびれるッ! 憧れるゥ!! 


ミックスもシビれるよ。







MARZYは祈り、音楽と世界に愛を捧げる



photo:@marzy_prpr


そして最後はYENTOWN(エンタウン)、properpedigree(プロパーペディグリー)に所属するMARZY(マージー)の登場だ。block.fmのプログラム『INF SOUND』(毎週第一月曜日 20:00 - 21:00)でも持ち前のキャラクターで絶大な人気を得ており、派手な容姿と振る舞いに目がいきがちだが、MARZYの持つセンスとDJingはマジでクールだと声を大にして言いたい。(僕が言わずともみんな分かってると思うが)


音楽文化を形成している人のなかで、もっとも目に見えやすいのは楽曲を歌うアーティスト自身だがDJやイベントのオーガナイザーも同様に大切な要素であると、その重要性をMARZYのセンテンスで示唆しているThe FADER。さすがです。


「古いものを維持しようとするのではなく、日本は新しいジャンル、音楽を創造しなければならない。USやUKのように、常に音を再発掘して新たに作り直す国々から学ぶ必要がある。日本の人たちはHIPHOPがギャング音楽だと思っているけど、ハッピーな側面や幸せになれる音楽だってことを示したい」。


そう語るMARZYの現れるところにはいつもイケてる音楽とピースなバイヴスが流れる。柔軟で物怖じしない人柄は海外アーティストからも一目置かれ、対等な信頼関係を築く。SNSではMARZYの音楽愛あふれる姿がポストされているのでチェックしてみてほしい。音楽を通じ、地球を大きな愛で包み込みたい。これがネオ・トーキョー・ヒッピーMARZYの原動力だ。




 

 




グローバルな感性と海外での影響力


The FADERは記事冒頭で、HIPHOP、FUNK、JAZZなどのブラックミュージックを日本に輸入し、その基盤を藤原ヒロシ、NIGO®(ニゴー)、m-floらが作り、普及させた一因となっていると書いている。


海外のカルチャーを持ち込みながら、今なお海外のアーティストを刺激する存在として世界的な人気とネームバリューを獲得しているアーティストたちだ。


日本人はかねてより“オリジナルのものを作り出すのが苦手な人種”とされている。しかし、すでにあるものをリイシューし、自分たちのものとするのは得意だ。かつての先人たちはいち早く海外のカルチャーを取り入れ、改良し、自分たちのものとした。


当時はその感性を持つのはごく一部の選ばれし人間だったかもしれない。しかし、現在はよりオープンソースな社会となり、世界中の情報が自由に飛び交っている。今後はグローバルな感性とバランス感覚を持つことがアーティストにとってのスタンダードになるのではないだろうか。むしろその感覚を持つ者と持たない者の間にはギャップがどんどん生まれるだろう。


最近ではm-floのVERBAL(バーバル)がFamous Dex(フェイマス・デックス)、KEITH APE(キース・エイプ)ととともに楽曲に参加。88RisingがMVを公開しているが、このように独自にグローバルなプラットフォームを通じてアーティスト同士がコラボする流れは年々広がっている。自身のレペゼンするフィールドをアジアと捉えるか日本と捉えるか。感覚ひとつとってもそこに大きな差が生じるのである。




東京のシーンは新たなフェーズを迎えている。今回The FADERが紹介した5名もまた、決して国内だけの評価やマーケットだけを見ていない。海外だの国内だのと意識することもなく、自身の生きてきた環境のなかからグローバルな嗅覚をナチュラルに研ぎ澄ます面々である。


だからこそかつての藤原ヒロシやNIGO®、m-floのように世界中のアーティストやオーディエンスを刺激し、プロップスを得る存在となりえる可能性があるのだ。今後の更なる活躍に期待せずにはいられない。




photo:@tokyovitamin


written by Tomy Mochizukiy


source:http://www.thefader.com/2018/07/19/cool-tokyo-artists-djs-elle-teresa-marzy-antarius-yukibeb-jpthewavy

https://www.highsnobiety.com/p/famous-dex-keith-ape-verbal-japan-88-video/


photo:

JP THE WAVY Instagram

Elle Teresa Instagram

Antarius Instagram

YUKIBEB Instagram

MARZY Instagram

tokyovitamin Instagram



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