☆Taku Takahashiと植田朝日、ワールドカップ サッカー日本代表コロンビア戦を語る

強敵コロンビアを制したサッカー日本代表。今週のTCY Radioではそのゲームを振り返る熱いトークが繰り広げられた。
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2018.06.24 12:30

6月19日にロシア・サランスクで行われた我らがサッカー日本代表初戦の対戦国は南米のコロンビアだったが、結果は香川のPKと現在、時の人になっている大迫のゴールにより、2対1で難敵を沈めたことは記憶に新しい。



TCY Radioにて☆Taku Takahashiと植田朝日がコロンビア戦を振り返る  


そして、第2戦となるセネガルとの試合が6月25日にキックオフとなるわけだが、block.fmでは6月22日に放送された「TCY Radio」にて、ワールドカップ真っ只中、ロシアにいるサッカー日本代表応援団ULTRASの中心人物、植田朝日に緊急電話インタビュー。劇的な勝利となったコロンビア戦について、番組ナビゲーターの☆Taku Takahashiと植田朝日によるクロストークば行われた。 


今回は、そのトークで語られた、植田朝日が現地で観た試合会場やサポーターたちの様子など興味深いレポートをテキストにてダイジェストでお届けする。



植田朝日が見た現地でのサポーターたちの様子


☆Taku Takahashi(以下☆Taku):いやー、でも勝ちましたね!


植田朝日(以下植田):勝ちましたね。


☆Taku:でも、どうですか? みんな、いろんな日本の解説者のみなさんが「負けるでしょう」って思いながらも苦し紛れに「1:1」っていう予想ばっかりしていたんですよ。


植田:あ、そうなの? 俺は普通に勝つと思ってたよ。普通に「3:1で勝つ」ってずっと言っていて。


☆Taku:「3:1」?


植田:うん。で、「2:1」だったからちょっと1点足りなかったな、ぐらい(笑)?


☆Taku:アハハハハハッ! 1点足りなかったね。


植田:なんかこの大会が始まった時に強豪がポロポロ負けていたりとか。そういう大会ってあって。「ああ、今回はそういう感じなんだろうな」って感じていたし。


☆Taku:じゃあそれで日本も行けるっていう予感がしていた?


植田:行けるって思ってたし、なぜか急に日本のサッカーファンがみんなネガティブなことばっかり言っていたでしょう? だってそもそもハリルの時だって大してよくなかったのに、なんで監督を変えて「ヤバい!」ってみんなケツに火がついて、モチベーションもテンションも上がっているのに、国民がみんなで「ダメだ、ダメだ」って言ってるんだ? 逆にみんな、おかしいなって思っていたよ、俺。


☆Taku:フフフ(笑)。あのさ、日本の世論とかありつつも、実際にロシアに行っていて、コロンビア戦のサランスクに来ているサポーターたちの雰囲気ってどんな感じだったの? 朝日とみんなと一緒だったの?


植田:イメージ的にはコロンビア人が2万人、日本人が5000人って言われていたんだけど。実際に行ってみたらコロンビア人はもっと、2万人以上いて日本人は全然、5000人もいなかったかなっていう感じで。だけど、ちょっと状況が違うのは日本人でもみんな一生懸命ガチでワールドカップに応援しに来ていると思っているでしょう?


☆Taku:うん。


植田:全然そんなことなくて、お祭りを楽しみに来ている人の方が多いわけよ。


☆Taku:ああ、そうなんだ。


植田:たとえばアルゼンチンとかブラジルとかイングランドとか、上にあがりそうな国のファンなんてそんなグループリーグの最初からは行かないって。


☆Taku:ああーっ!


植田:だからもう、そういう人たちは上にあがってから見に行こうと思うから。要は、1位であがるか2位であがるかもわからないからチケットも取れないわけじゃん。そんなようなノリなのね。そういうのが... ワールドカップだとわかりづらいけども、アジアカップだったら日本が決勝とか準決勝までは行くだろうと思うから、「何試合目から行こうか? 決勝トーナメントから行くわ」とかってみんな言うわけ。


☆Taku:うんうん。


植田:だから日本のアジアカップと同じように世界の強豪って上になってから来るから。ワールドカップで上まで行けないチームのファンは今いっぱい来るわけよ。


☆Taku:なるほどね!


植田:そうそう。だからコロンビアとかも決勝とかまでは行かないチームだから。ペルーとか。やっぱり国を挙げてサッカーが好きな国の、決勝トーナメントの上まで行くと思っていない国のファンはグループリーグでたくさん来るから。


☆Taku:すごい面白い見方だよ!


植田:そうそう。それはもう、行ったらそうで。あとはさ、タクちゃんは一緒にドイツのワールドカップに行ったりとかあったけどさ。日本人って「ワールドカップに行く=現地に行ってスタジアムで試合を見る」っていう発想じゃない?


☆Taku:うん。


植田:だけどヨーロッパとか南米の人たちはワールドカップ開催地に試合を見に行くというか、「現地に行ってお酒を飲みに行ったりして、上手くいったら会場で試合に入れるかな?」ぐらいの感覚でくるんだよね。


☆Taku:スタジアムの外でも楽しもうとするっていうこと?


植田:そうそう。ワールドカップの開催地でサッカーを満喫してお祭りに参加するみたいな感覚で来る人が多いかな。だからずーっと四六時中、みんな酒を飲んで歌っているよね。


☆Taku:ああ、でも楽しそうだね。それはね。


植田:楽しい、楽しい。






決勝トーナメントに上がるっていうことが想定にないんだよね


☆Taku:あのさ、ぶっちゃけいままで日本全体で、もう始まる前から葬式ムードみたいなところ、あったのね。


植田:あったよね!


☆Taku:で、コロンビア戦で勝ったじゃないですか。いま、逆にスーパーお祭りムードなの。


植田:フフフ、日本っぽいね。


☆Taku:あるあるだと思うんですけども。いまから、たとえばセネガル戦に行って応援したい。ウルトラスと一緒に応援したいっていう風になった場合... もうこの番組だからぶっちゃけて、どうやったらできるか?っていう話を。


植田:あのね、普通に考えると一応チケットは全部完売しているわけよ。だけど、要はチケットは別の席でも移動できるのね。


☆Taku:ちょっ... どういうこと?


植田:全席指定なんだけど、意外とみんななあなあになっているから。気さえ合えば違う席に行ったって怒られないわけよ。


☆Taku:なんか見ると結構集まっているじゃん。朝日の周りに。


植田:そうそう。今回はそうで。でも、ちょっと嫌で。前回のコロンビア戦……ブラジル(2014年ブラジルワールドカップ)の時にはね、俺がいるところに人が集まってきちゃうわけ。で、人が集まってきちゃうとどうなるか? っていうと「見えないよ!」っていう人が出てくるわけよ。特に外国人とか。「おい、座れよ!」とか。そういう風になってきちゃうといきなり警備員が出動してきて「責任者は誰だ!」って言うわけよ。


☆Taku:アハハハハハッ!


植田:俺、責任者だなんて思っていないのに、みんな俺の顔を見て。なんか俺が連行されて。4年前は岡崎のゴールを見れてないからね。


☆Taku:フハハハハハッ! 


植田:もうだからね、あんまり人に来られるのは嫌なんだけど。もうそこらへんは本当にタイミングと、あとはコミュニケーション能力と、侘び寂び。


☆Taku:わ、侘び寂び!? すごいなんか日本的な素晴らしいセリフが出てきたんですけども。


植田:そう。


☆Taku:あと、集まる場所は相変わらず12番なの?


植田:いやいや、全席指定だからバラバラよ。だからその場で見つけて。この間だといちばん前に行って「どけよ!」って言われるのか歓迎されるのか?っていうのがあるわけ。


☆Taku:うんうん。


植田:いつもだったら全席指定でいい席と悪い席の交換なんてのはできないから。自分たちがいい席から悪い席に集めてどんどん集まってきて。それで核を作ったりするんだけど。今回はちょっと、あそこに日本人が集まっているからあそこに行ってウワッ!って大騒ぎしたら「邪魔だ!」っていう顔をされるのか、「イエーッ! よくぞ来てくれました!」なのかの空気を見て。で、「よくぞ来てくれました! 一緒に応援しましょう!」っていう空気だったから、「よし、ここで応援するぞ!」みたいな。


☆Taku:じゃあ、セネガル戦もそれをまたしなきゃいけないっていうことですか?


植田:そうですよ。毎回そうだよ。それで怒られる可能性もあるし。


☆Taku:フフフ、しかも... これ、聞いていいですか? ひとつ、世の中的な質問があるんだけど。ウルトラスがいます。植田朝日は応援団長なのか? っていう。


植田:いや、応援団長とかそういうのじゃないからさ。別にグループとかじゃないから。でもたぶん、俺とかが拡声器を持ってワーッてやっているからそういう風になっちゃうんだろうね。


☆Taku:でもやっぱり一緒に応援したければ植田朝日を探せっていうことですね。本人は迷惑だろうけど(笑)。


植田:まあ、そうですね。本人は迷惑なんだけど(笑)。まあ、でもそれも4年に一度背負っているものっていうか、仕方ないことかなって思うし。だけどね、現地にいる日本人もね、「朝日さーん、私も3試合全部行きます!」とか言う人がいるんだけど… 3試合で終わるんだと思っているんだよね。


☆Taku:アハハハハハッ!


植田:勝ち上がったら4試合、5試合なのに。最初から日本の旅行のツアーってさ、3試合ツアーとか1試合ツアー、2試合ツアーじゃん。でも3試合見に行くっていうのは結構ステータスチックな、「全部見に行きますよ!」っていうスタンスで来ているんだけど… 決勝トーナメントに上がるっていうことが想定にないんだよね。みんな。まあでも、日本の現在地はそこだっていうことだよね。


☆Taku:まあ、リアルな話かもしれないですけどね。


植田:そうね。


☆Taku:だけどそのアティテュードっていうか、そういうメンタリティーも変えていきたいね。


植田:そうだね。


***





トークでも出てきたようにコロンビア戦の勝利により、今、日本は確かに完全にお祭りムードだが、現在、日本とセネガルは両チームとも勝ち点3で並び、グループHでトップの座につけている。それだけにこの試合を制したチームがグループリーグ突破へと前進するだけに、サッカーファンからの注目度はコロンビア戦以上に高まっていると言っても決して過言ではないだろう。


先の試合では1対1の膠着状態を大迫による1発が打破し、日本の勝利に貢献。ネット上では、大迫関連の名言としてこれまで一部のサッカーファンの間でしか知られていなかった「大迫半端ないって」が、Twitterではトレンド入りするほどバズりにバズり、今年の流行語大賞の候補にという声も多い。



それだけにセネガル戦でも大迫のゴールに期待がかかるが、筆者としては、以前から注目している”セクシーフットボールの申し子”にして現代表チーム屈指のテクニシャン乾の活躍にも期待したいなと。 


先の試合の勝利で大きく弾みをつけた日本代表のワールドカップ2018 ロシア大会第2戦目のキックオフはもう間もなく! その前に音声でもこのクロストークを振り返っておきたいという方はこちらのリンク先でどうぞ! 


Written by Jun Fukunaga 


テキスト抜粋:みやーんZZ 


photo: 植田朝日(ASAHI UEDA) Twitter




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