トラックメイカーに朗報! Roland CloudにTB-303追加、本家の音がソフトシンセ化

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3月3日に楽器メーカーのRolandが、自社のプラグイン/ソフトシンセの定額制サブスクスクリプションサービス「Roland Cloud」にTB-303を追加した。
アシッドハウス、テクノの名機TB-303をRolandがソフトシンセ化!
TB-303は、アシッドハウス、テクノなどに欠かせない、特徴的なうねるベースラインを作成するための代表的なシンセで、これまでに実機のほか、クローンやプラグイン/ソフトシンセが他メーカーなどからもリリースされてきた名機だ。
Rolandでは、以前、名機を小型のシンセモジュール化する「Roland Boutiqueシリーズ」として、TB-303をモチーフにした「TB-03」もリリースしていたが、今回は本家によってTB-303がソフトシンセ化された形だ。そのソフトシンセ版のTB-303の特徴は最新のACBテクノロジに基づいたものになっており、5つのプレイモード、拡張された回路修正を施したシークレットパネル、1バンクあたり最大64のパターンと64のパッチが使用可能という点。
ただ、トラックメイカーにとっては、待ちに待った本家によるTB-303のソフトシンセ化といえるが、今回は単独のソフトシンセとしての販売ではなく、あくまで「Roland Cloud」専用になっているため、使用するためには同サービスに加入することが必須条件となる。
月額2190円で本家Rolandサウンドのプラグインを使ってみよう
ちなみに「Roland Cloud」では、TB-303以外にTR-808、TR-909といったドラムマシーン、JUNO-106、JUPITER-8といったRolandのヴィンテージ機材をプラグイン/ソフトシンセ化している。同サービスへの加入料金は2190円/月から。気になった人は公式サイトでチェックしてほしい。
“303の日”を祝す「303day」特設サイトも公開
なお、Rolandでは“303の日”を祝す「303day」特設サイトも公開。こちらは以前の「808day」、「909day」のようにTB-303にまつわる歴史やエピソードや関連記事もピックアップして紹介されているほか、アシッドハウスのパイオニア、DJ PierreがTB-303の魅力を語る特別インタビュー動画も公開されている。
本日3月3日は #303day
アシッドハウスの象徴となったローランドのベースライン・シンセサイザー、『TB-303』の記念日です。
TB-303と、そのサウンドを愛した偉大なミュージシャン達、そしてそこから生まれたムーブメントのヒストリーを特設ページにて公開中です。
— Roland | ローランド公式 (@MyRoland) 2019年3月2日
written by Jun Fukunaga
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