The Internetのボーカリストやプロデューサーとして活躍するsydに迫る

ヒップホップ集団のオッドフューチャーの一員でありThe Internetでボーカルを担当しているsydの魅力を探る
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2018.05.13 08:23



グラミー賞ノミネート経験があるバンドのボーカリスト




sydはThe Internetのフロントウーマンとして多くの人に知られるだけでなく、自身でプロデュースも行う女性シンガーである。Syd tha Kydと名乗ることもある彼女は、バンドのアルバムがグラミー賞にノミネートされたことで多くの注目を集めた。



sydはなぜThe Internetで歌うことになったか


ヒップホップ集団のオッドフューチャーの一員でありThe Internetでボーカルを担当しているsydは当初、自分で歌うつもりはなくプロデューサーのみを担当する予定であった。ファーストアルバムである「Purple Naked Ladies」をレコーディングするまで、本格的に歌ったことはなかったとインタビューで語っている。「Purple Naked Ladies」を発売する前はSyd tha Kyd名義で「Raunchboots」というEPを発表しているが、この作品がビート集でボーカルは収録されていない作品である。


この他にもThe Internetの一員として作品を発表する前は、「Little DragonのSeconds」をリミックスするといった活動を行っていた。

The Internetとしての活動が注目されるようになってからはメロウなボーカルスタイルにオファーが集まるようになり、多くの作品ゲストボーカルとして参加することも増えている。2017年にsydは「Fin」というアルバムで、ソロデビューした。




活動を始めたばかりのころは実家のスペースを利用して、The Trapとよばれるホームスタジオをつくりレコーディングを行っていたが、The Internetが2013年に発表した「Feel Good」をレコーディングする前にはスタジオをオープンした。Teena Marieの娘であるAlia Brockertと立ち上げたこのスタジオには、Teena Marieが使っていた機材などが置かれていたがのちに閉鎖され、sydが大半の機材を受け継いだ。


Syd - All About Me


sydのソロアルバムについて


Kanye Westなどのプロデュースで知られるHit-Boyと、BeyonceなどをプロデュースしてきたMeLo-Xを迎えてsydのソロアルバムは作成された。JAZZYでクールな質感なR&Bサウンドは、sydのこれまでの作品にはなかった新境地であった。The Internetでも聴くことができるヴォーカルとメロウなサウンドは継承されながらも、ソロアルバムではヒップホップの要素がより強くなっているのが特徴だ。バンドとは一味違うサウンドを展開している。


アルバムに先駆けて発表されてチャートアクションを各国で起こしたAll About Meなど、アーバンな魅力がたっぷり詰まった12曲が収録されている。すべての曲はsyd本人が作詞作曲を行い、The InternetのギタリストであるSteve Lacyも参加している。


このソロアルバムが作成されたきっかけは、The Internetとは違ったタイプの楽曲が出来上がったためだ。当初は他のミュージシャンに楽曲を提供することも考えていたが、他のメンバーもアルバムを作成してソロ活動を始めたので、syd本人も自分のアルバムを作ろうと考えた。レコーディングはすべて自宅に用意したスタジオで行われ、エレクトロな要素がバンドよりも強くなっている。

他のメンバーの作品も同じ時期にリリースされたが、これは全員が早めにソロ活動を終えてThe Internetとして次のアルバムに取り掛かるためである。



Cocaineのミュージックビデオの内容


The Internetとして発表されたCocaineのミュージックビデオの中でsydは、自身が同性愛者であることをカミングアウトしている。LA Weekly紙がsydに対して行った取材でその意図について質問すると、自身がカミングアウトすることによって他の女性アーティストもカミングアウトすることを期待したためだと答えた。



Photo: https://www.facebook.com/syd/

Written by 編集部



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