2018年突然変異のポップ・ミュージックの生みの親「Superorganism(スーパーオーガニズム)」

2018年大注目のポップ・ミュージックの新星、Superorganism!!
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2018.06.04 16:57

Superorganismは奇妙なポップの発信源


Superorganismは2017年、突如ネットの海に現れたポップの変異体。その年の3月、フランク・オーシャンがラジオ番組「blonded RADIO」で流したことから知られるようになった。「奇妙な音楽」を作っているSuperorganismについて伝えよう。


国際色豊かなメンバー8名




Superorganismはどこの誰なのか、どんな活動をしているのかわからないまま、奇妙な音楽は多くの若者を中心に受け入れられ始めた。Superorganismの曲『Something For Your M.I.N.D.』は、その後もヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグもラジオ番組で流して話題になっている。この音楽を作ったアーティストは誰なのか、その後もますます話題になったという。疑問ばかりがネットで増えていく。そんなアーティストの正体は、総勢8名の国際色豊かなメンバーである。彼らの国籍は、ロンドンや日本、オーストラリア、ニュージーランドと様々である。現在はロンドンを拠点にし、皆で共同生活を送りながら電子メールなどのネットを介して曲を制作しているということだ。



中毒性を持つポップセンス


『Something For Your M.I.N.D.』を発表後も様々なうわさでネットをざわつかせながらも、Superorganismは4月に『It's All Good』を新曲として発表している。前曲以上にコラージュ感を強く持たせたスローテンポな楽曲、ポスト・ロックともヴェイパーウェイヴの突然変異ともいえる、なんともいえない中毒性を持った素晴らしい曲だ。その中毒はこの曲を聴いた多くのファンに長く利いている。ネットの音楽オタクにも少しずつその正体が広がっていき、この「奇妙な音楽」は今では多くのファンを作っている。続けて6月にはSuperorganismが「奇妙」な新曲『Nobody Cares』を発表した。ミュージック・ビデオはどこか狂気さえ感じる。この音楽はSuperorganismにしか作ることが出来ないだろう。




流行ではなく8人の好みで完結


音楽にもそのときの流行というものがある。ポップ、ロック、ラップなど様々な流行を世間が追いかける中、Superorganismは現行の音楽シーンの反応には一切媚びることなく、8人の好みで自己完結している。「世間の流行なんか知らない」と言っているようなそのスタイルは、いっそ見事と言えるほどだ。だが、その音楽活動こそ「現代のトレンディな活動スタイル」なのかもしれない。Superorganismは2017年9月に名門「Domino Records」と契約したという。その後は少しずつ「NME」や「FADER」のインタビューに応じており、今後はSuperorganismのメンバーたち自身から、その正体が明かされていくことが予想される。



メディアに出現することで多くの人に刺激を与えた


Superorganismは2017年10月にはロンドンで初ライブを開催した。先にも書いた3つの曲以外にも、今後リリースされるデビュー・アルバムに収録予定の数曲も披露したという。英TV番組「Later… with Jools Holland」にも出演するなど、数々のメディアに顔を出すようになっている。彼らについてネットでは様々な憶測が飛び交っていたが、それまではライブ会場でしかSuperorganismの音楽を感じることが出来なかったことを不満に思っていたファンも多かった。このパフォーマンスは公共の電波でSuperorganismを多くの人に知られるきっかけになったのではないだろうか。奇妙な音楽、ポップの変異体は、「超キャッチー」「とても楽しい雰囲気を持っている」と多くの人々に受け入れられているようだ。この頃のポップ・カルチャーのほとんどが内省的、悲しみを感じさせる曲が中心になっていたこともあり、『Something For Your M.I.N.D.』は楽しさを感じることが出来るのが目立ち、多くの人のフィーリングに刺激を与えた。ポップの変異体であるSuperorganismは、これからもポップを変え続けることだろう。




Photo: https://www.facebook.com/SPRORGNSM/


Written by 編集部



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