堕ちたラップ界のサグ Death Row Records元CEOシュグ・ナイト、ひき逃げ殺人裁判の公判日が決定

2015年に起こしたひき逃げ事件で起訴されていたシュグ・ナイト。これまで引き延ばされ続けた公判の日取りが、3年かかってようやく決められた。一体どんな真実が語られるんだろう??
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2018.05.14 03:37

2pac(トゥパック)やSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)など、稀代の名MCたちを世に輩出したヒップホップレーベル、<Death Row Records>。その元CEOであるSuge Knight(シュグ・ナイト)が、2015年にLAにあるバーガーショップの駐車場で2人をひき逃げし、傷害、殺人容疑で逮捕された。


9月に裁判が再開することが決定


この事件の裁判は、弁護を担当する代理人を何度も変更したり、彼自身の健康状態が良くなかったことなどの事情から、3年もの間延期されていた。

先日も、15人目となる代理人を、利害の不一致を理由に解雇したばかりであったため、さらに開廷は延びるのではないか、と噂されていた。


度重なる遅延行為とも取れるSugeの行動にしびれを切らしたのか、担当判事の指示により、9月24日に公判が開始されることが決まった。


Sugeは無罪を主張


検察側は店の防犯カメラで撮影された映像を解析した結果、Sugeが故意にひき逃げしていると断定し、殺人罪を適用する予定だ。

確かにこの映像を見る限り、意図的に轢いていると捉えられても不思議はない。


防犯カメラに映っていたSugeのトラックの映像。ショッキングな内容となっている。


一方でSugeは、殺意を持っていたわけではなく、暴漢に襲われそうになり、逃げ出そうとした瞬間に誤って2人の被害者を轢いてしまった、と弁明している。


Suge Knightの凶暴性は誰もが知るところ


ただ彼はその極悪非道さで有名だ。元々、コンプトンのストリートギャングチーム・ブラッドの出身であることも知られている。コンプトンの伝説的ヒップホップクルー、N.W.A.(エヌ・ダブル・エー)をフィーチャーした映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」でも、その暴力性を描写するシーンは多い。



このインシデントだけでなく、映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』や『ワイルド・スピード ICE BREAK』の監督であるF・ゲイリー・グレイから強盗、恐喝しようとしたのではないか、という疑いもかけられている。


その強烈なキャラクター性で、誰もが羨むほどのヒップホップドリームを手に入れ、名を馳せたSugeだが、共同設立者であったDr. Dre(ドクター・ドレー)がデス・ロウ・レコードを抜けて以来、経営は傾き、Suge本人も破産申請してしまうなど、その勢いは見る影もない。


さらに近年では、Chris Brown(クリス・ブラウン)がホストであったパーティーの最中に銃撃事件に見舞われるなど、方々から恨みを買っていることも判明している。彼がどのような形で裁かれることになるのか、敵対していた人々はきっと重罰を期待していることだろう。


Written by Kenji Takeda

source:http://www.complex.com/music/2018/04/suge-knight-murder-trial-start-date-september

http://www.latimes.com/local/lanow/la-me-ln-suge-knight-20180423-story.html

https://edition.cnn.com/2016/06/28/entertainment/suge-knight-chris-brown-lawsuit/index.html

https://www.theguardian.com/music/2015/feb/02/suge-knight-murder-accident-straight-outta-compton

Photo:Wikimedia

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