スティーヴン・ホーキング博士の功績は「ポップカルチャー」にとって何を意味するのか? ☆Taku Takahashiが語る

3月14日に訃報が報じられた理論物理学者のスティーヴン・ホーキング博士。学術分野だけでなくポップカルチャーにも影響を与えた彼の死が意味することとは?
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2018.03.15 03:50

「車椅子の物理学者」として知られた理論物理学者スティーヴン・ホーキング(Stephen Hawking)博士が3月14日に亡くなったことが報じられた。


ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を抱えながらも宇宙の創成やブラックホールの特異点定理など現代の宇宙論に影響を与える研究を行い、一般向けの科学書「ホーキング、宇宙を語る」で世界的なベストセラー作家にもなった彼が学術分野で果たした功績は大きい。



しかし、ホーキング博士はそういった学術分野だけでなく、アニメ、映画、音楽など「ポップカルチャー」の中において「SF」というテーマで度々引用されるほど、作品やクリエイターたちに大きな影響を与えた存在だ。そのことはアニメ『シンプソンズ』、ドラマ『スタートレック』、Pink Floydのアルバムなど、様々な形で作品に「featuring」していたことが証明している。


そんな彼の訃報について、m-floのプロデューサー/DJであり、SFエンタメに造詣が深い☆Taku Takahashiに話を聞いてみた。


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▷☆Taku Takahashi:物理学で数々の定説をぶち壊し、そして数々のSFクリエーターに愛されたスティーヴン・ホーキング博士が亡くなられたことをとても残念と思います。最近の若いSF好きでは、『宇宙兄弟』のシャロン博士と同じALSという病気。数年前には氷を頭から被ってこの病気への意識を高めようという運動がありましたが、彼も若い頃からその病気と戦いながらも数々の物理や宇宙の発見をされました。


『スター・トレック』や『シンプソンズ』などビジョナリーが作った作品にカメオ出演をするなど、茶目っ気のある科学者でした。中でも思い出に残っているのが、『新スター・トレック』(Star Trek: The Next Generation)で、AIアンドロイドのデータ少佐が作った未来のホログラムプログラムで、ニュートン、アインシュタインと並んで偉業を遂げた歴史的科学者役として出演したシーン。これの皮肉は、ここ最近ホーキング博士本人がAIの危険性をずっと危惧してたこと。世界のセレブが一度会ってみたい人ランキングの上位に入り続けていた彼。僕も亡くなられる前に一度お話を聞きたかったです。


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Written by Jun Fukunaga



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