Staxx TとMinamiによる個性豊かなユニット・CREAM

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Staxx T、Minamiが作り出すCREAM
CREAM(クリーム)は、ラッパー・トラックメイカーとして活動するStaxx T(スタックス・ティー)と、シンガーソングライターであるMinami(ミナミ)による、1MC1ボーカルという珍しい組み合わせのユニットである。主なジャンルはメインストリームだがヒップホップをはじめ、さまざまなジャンルの音楽を作り出している。
メンバーのプロフィールとCREAMの歴史
CREAMは、ほかのグループにはない新しいJ-POPを確立している。メンバーのStaxx TとMinamiは、それぞれ個人でも活躍しているが、CREAMとしての活動にも力を入れており、ライブやアルバム、CD制作はもちろんYouTubeへの動画投稿も行なっている。このYouTubeチャンネルでは、ライブ映像やMV、さまざまな楽曲のカバーなどを投稿している。ほかのグループにはない、新しいJ-POPを確立している。メディアへの露出も増え、国内外問わず、多くのアーティストから注目を浴びている。
Staxx Tは、大阪府出身で幼い頃からピアノを演奏したり、彼の両親の影響でソウルミュージックを聴いて育ったりと、音楽に囲まれた幼少期を過ごしていた。彼が15歳のとき、ヒップホップに出会った。そしてクラブでマイクを持ってライブ活動をするようになった。その後は楽曲制作をはじめ全てのことをこなしてセルフプロデュースにより活動していた。次第にさまざまなマガジンやファッション誌で取り上げられるようになり、人気ファッション誌である『411』のコーナーの1つであった「ラジャスタ」にて、当時若者に強い支持を得ていたアパレルショップの「Serious, Inc.」の専属モデルとしても人気を誇っていた。
そして2005年に行われた国内最大級の10代向けのラップバトルである、DJ MASTERKEY とコカ・コーラが共同で主催する、『Teens Creation 2005』の中のMC・VOCAL部門にて、優勝を果たした。これにより、日本一のラッパーとなったStaxx Tは、さらに活動の幅を広げていくことになった。その後、大手アーティストの楽曲に参加したり、プロデューサーであり作詞、作曲、編曲をこなすマルチプレイヤーとして活動したりしている。CREAMでも曲作りのほとんどを担当していて、新世代のラッパーとして注目されている人物である。
Minamiは香港で生まれ、8歳になるまでそこで過ごしていた、英語と日本語のバイリンガルである。日本に帰国してからは、兵庫県神戸市で幼少期を過ごしていた。彼女の転機は2009年10月のことだった。そのときにリリースされたVERBALがプロデュースした、BoAのシングルである「BUMP BUMP! feat. VERBAL (m-flo)」にコンポーザーとして出演したのだ。VERBALがMinamiに、直接声をかけて決まったという。この有名アーティストとのコラボレーションにより、彼女の才能は世間に認められるようになり、作曲家として人気を集めている。その後も、数多くのアーティストの楽曲制作に携わり、楽曲提供を行なっている。
また同年にTERIYAKI BOYZがリリースした「Even More」でも作曲、そしてフィーチャリングボーカリストとして参加した。この出来事は、彼女が作曲家としてだけではなく、ボーカリストとしても高い能力を持っていることを世間に示すことになった。その後、自身の歌唱力を生かした仕事も増えて、作曲家兼ボーカリストという幅広い分野で活躍していて、注目されている。
CREAMの前身として、IYSEというグループがあった。そのグループでは、CREAMのメンバーであるStaxx TとMinamiの2人に加えて、Young Kirk(ヤング・カーク)の3人で活動していた。その後Young Kirkはグループを脱退し、残った2人はCREAMとして活動を始めた。このグループ名は「CREative」と 「teAM」という2つの単語を組み合わせてできたものである。そしてライブ活動などだけではなく、「CREAM VISION」 という名前で、YouTubeにチャンネルを開設した。そして、CREAMのオリジナル曲のMVや、有名な曲のカバー動画、ライブ映像、ドキュメンタリーなどさまざまなジャンルの動画を投稿するようになった。その再生回数は徐々に増えていき、グループの知名度を上昇させることになった。
2013年の1月23日に、リードシングルとなる「Shooting Star」をiTunes Storeで先行配信することになった。その後も、テレビや衛星波で数多くのタイアップを果たし、ラジオでは全国で20近くのパワープレイを獲得するほどの人気を博した。そして、USEN HIT J-POPが発表するランキングでは、堂々の1位を飾ることになり、CREAMの才能を世間に見せつける結果となった。その翌月の2月27日には、アルバム『DREAMIN'』を発表し、念願だったメジャーデビューを果たした。彼らの主軸となっていたメインストリームはもちろん、EDM、POP、ヒップホップなどさまざまなジャンルを取り入れたサウンドで大きな反響を呼んだ。iTunesの総合チャート1位では獲得し、全国24都市を回り計29公演に及ぶ『DREAMIN'』のリリースツアーを行い、さらに注目を集めることになった。
活躍を広げるCREAM
メジャーデビュー後、凄まじい勢いで人気を集めたCREAMは2013年には計100本以上のライブやフェスに出演を果たした。その後も次々と音楽界を驚かせるような楽曲を発表し、国内外から注目を浴びるグループに成長していった。またテレビや雑誌で取り上げられることも増えて、メディアへの露出によりファンを着実に増やしている。メンバーであるStaxx T、Minamiのそれぞれの活動にも力を入れていて、新たな時代を作るアーティストとしてさらなる成長を期待されている。
メジャーレーベルからの独立
2013年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムと2枚のベストアルバムをリリースしてきたCREAMが、2020年にメジャーレーベルから独立し、インディペンデントアーティストとして活動を開始。独立後初となるリリース作品「INDEPENDENCE DAY VOL.1」と名付けられた本シングルには、大人のセクシーさが漂うR&B「ABC」そして独立という大きなステップを踏み出したCREAMの”今”を詰め込んだ「BOSS」の2曲が収録された。
続けて2021年5月には「lovey dovey」、通称「#ラビダビ」をリリース。この曲はMinamiとStaxx Tが互いに恋人と過ごす時間を赤裸々に描いた、おうち時間を過ごすにはもってこいのラブソングとなっている。
最新曲をチェック
2021年7月の時点でCREAMの最新曲は7月にリリースされたばかりの「Chuppa Chupps」となっている。この曲はタイトル通りのチュッパチャップスを舐めながら大勢のダンサーも登場する見応えのある作品。夏の始まりに合わせてライブや、本来ならばフェスなどで大盛り上がりするであろう曲となっている。
source
https://www.barks.jp/news/?id=1000201589
written by 編集部
photo: https://www.creamofficial.com/profiles