サマソニ「Asian Calling」、注目は竹内まりや「Plastic Love」カバーが話題の9m88!

ほかにもインディーポップアーティストPhum Viphurit、エレクトロポップユニットTELEx TELEXsは見逃し厳禁だ。
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2019.08.16 02:30

現在、88rising周辺のアーティストや中国のアンダーグラウンドシーンで活躍するクラブミュージック系のアーティストたちは世界的に知名度を上昇させており、日本でもそういったアーティストたちに興味を持つ人が増加中だ。そんな人が今週末のサマソニでマストチェックしておくべきなのが、アジア圏の若手アーティストたちがライヴを披露する「Asian Calling」だ。


この枠は東京公演のBillboard JAPAN STAGEに設けられており、ロック、インディーポップ、エレクトロポップなど、今後、世界的な人気獲得が予想される、今、日本の音楽ファンが知っておくべきアジアンアーティスト9組が出演することになっている。 


とはいえ、まだまだ日本での露出など情報が少ないアジアンアーティストたちだけあって、一体、どのアーティストをチェックしておくべきかよくわからないという人も決して少なくはないはず。そこでblock.fmでは独自にサマソニ2019で絶対にチェックしておくべきアジアンアーティストをピックアップ。事前予習として9m88、Phum Viphurit、TELEx TELEXsら3組のアーティストの魅力を紹介していく。



8月18日出演 9m88 - 竹内まりやの名曲「Plastic Love」カバーで注目を集める台湾人ネオソウルシンガー



台北出身でNYの名門校『The School of Jazz & Contemporary Music』でジャズを学んだというアカデミックな音楽バックグラウンドを持つ、台湾人シンガー9m88(ジョウエムバーバー)。彼女の音楽は、R&B、ジャズ、ポップスの要素が強く、これまでにラッパーとコラボするなど多くのミュージシャンと交流を深めてきた。その中でも、YouTubeで公開されている竹内まりやの名曲「Plastic Love」カバーは、日本の80年代歌番組を意識した凝った内容のMVになっており、世界中のシティ・ポップファンからの注目を集めた。 また先述の「Plastic Love」カバーだけでなく代表曲の「九頭身日奈」は、日本のプロデューサー/DJであるDJ Mitsu the Beats「Playin' Again」が使用されているなど日本との距離感も近いことが彼女の音楽の特徴のひとつである。


シティ・ポップとネオソウルがうまく溶け込んだデビューアルバムには『平庸之上』には、「九頭身日奈」ほか、新曲で王道ネオソウル曲「Aim High」、ジャジーでLoyle Carnerのテイストにも通じるラッパーとのコラボ曲「最高品質靜悄悄」など良曲を多数収録。是非聴いておきたいモダン台湾ポップの名盤だ。




8月17日出演 Phum Viphurit - 中国のHigher Brothersともコラボするタイのインディーポップシンガー



タイ生まれニュージーランド育ちで現在はバンコクを拠点に活動するシンガーソングライター、Phum Viphurit。Stevie Wonder、Bon Iver、Mac DeMarcoらから影響を受けた彼の音楽は、それらの影響を感じさせるファンク、ジャズ、フォーク、インディーロックをブレンドしたようなハイセンスなものになっている。  


Lo-Fiでドリーミーな彼のサウンドは、欧米のインディーポップと引けを取らない素晴らしい楽曲クオリティーで、特にMac DeMarcoやRex Orange Countyあたりが好きだったらすんなりとその魅力を受け入れられるはず。注目曲は「Love Boy」にHigher Brothersを迎えた「Love Boy 88」。あわせて昨年リリースされたアルバム『Manchild』もチェックしておきたい。


8月17日出演 TELEx TELEXs - タイ発の”「近未来とレトロ」が同居する哀愁のエレクトロ・シンセポップ”に注目



タイを拠点に活動するTELEx TELEXsはシティ・ポップと80sライクなエレクトロポップが魅力の4人組バンド。キラキラしたシンセウェーヴ風のサウンドがエモい「Shibuya」は、まさに彼らのスタイルである”「近未来とレトロ」が同居する哀愁のエレクトロ・シンセポップ・サウンド”を表現しているかのようだ。サマソニで初めて彼らのステージを観る人はまずはこの曲をチェックしておこう。  


そのほかに2018年にリリースされた1stアルバム『Enough for Loneliness and Internet Today』収録曲では、ノンビートのエレクトロバラード「Enough for Loneliness and Internet Today」、レトロフューチャー感のある直球80sオマージュとでもいいたい「Bad Old Day」、新世代の北欧インディーポップの注目株、Anna Of The Northを彷彿とさせるドリーミーなエレクトロポップチューン「1991-1993」あたりは特に必聴だ。



written by Jun Fukunaga 


photo : 9m88 YouTube



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