Squarepusher不朽の大名盤『FEED ME WEIRD THINGS』、発売25周年を記念し待望のリマスター再発!

6月4日世界同時リリースされるリイシュー盤にあわせてサブスク/デジタルも同時解禁される。
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2021.04.24 04:00

エレクトリックミュージックシーンの鬼才、Squarepusherのデビュー・アルバムで、その後の音楽シーンに多大なる影響を与えた不朽の大名盤『Feed Me Weird Things』が、リリースからちょうど25年目にあたる6月4日に再発されることが決定した。



リマスターされたリイシュー盤には16ページの拡大版ブックレットが付属 


『Feed Me Weird Things』は、1996年にAphex Twinによるレーベル「Rephlex」よりリリースされ、10年以上もの間、CDやLPはもちろん、ストリーミングやダウンロード配信も行われていなかった。Squarepusher本人が監修した今回のリイシュー盤の音源は、オリジナルのDATからリマスターされており、同時期にリリースされたEP作品『Squarepusher Plays…』のBサイドに収録された2曲「Theme From Goodbye Renaldo」と「Deep Fried Pizza」も収録。16ページの拡大版ブックレットでは、制作当時を振り返るセルフライナーノーツや、使用機材の情報を含む本人による各曲解説、当時の貴重な写真やメモが掲載され、キャリア初期の背景を解き明かす内容となっている。



サブスク/デジタルも同時解禁 


紙ジャケ仕様の国内盤CDは、高音質UHQCD(全てのCDプレーヤーで再生可能)となり、ブックレット訳とリチャード・D・ジェイムスによる寄稿文の対訳、そして解説書を封入。また数量限定のTシャツセットも発売され、輸入盤LPには、ブラック・ヴァイナル仕様の通常盤に加えて、クリア・ヴァイナル仕様の限定盤も発売される。また、サブスク/デジタルも同時解禁が決定しており、現在は同作より「Theme From Ernest Borgnine」が公開されている。




ジャズとエレクトロニクスの革新的な融合を成し遂げた名盤 


2020年にリリースされた最新アルバム『Be Up A Hello』では、90年代の機材を多用したという点も注目を集めたが、若干19歳の時に作った楽曲も収録されている『Feed Me Weird Things』を聴けば、当時の初期衝動が今もなおSquarepusherを突き動かし、常に型破りな作品を生み出し続けていることが理解できるはずだ。


 様々なサブジャンルが誕生した当時のエレクトロニック・ミュージックにおいて、『Feed Me Weird Things』がこれだけ特別な輝きを放ち、ほかのアーティストによる同時代の良作と一線を画していた理由のひとつには、ジャズの影響を強く受けたSquarepusherが、ジャズとエレクトロニクスの革新的な融合を成し遂げ、その卓越したベースプレイを披露した最初の作品であることも挙げられる。複雑に構成され、時には超高速に展開するビートが刺激を与えてくれる一方で、すでに完成されていたベースプレイは、心地よく魅力的に響き渡り、先進的な音楽ファンのすべてを虜にした。

スクエアプッシャーは、フルートという楽器を使わずに、フルートに開いた穴だけでどんな音が鳴らせるかと考える人物だ。過去に一度も鳴ったことのない音を出すため、リチャード・ロジャーズとジュリー・アンドリュースは『サウンド・オブ・ミュージック』すなわち音楽の響きをもたらし、ジョン・ケージやサイモン&ガーファンクルは(「4分33秒」や「サウンド・オブ・サイレンス」で)静寂の響きをもたらし、そして今、スクエアプッシャーは “サウンド・オブ・サウンド” つまり “音による響き” を我々にもたらす。 

— PRichard.D.Jams ※ ※リチャード・D・ジェイムス (アートワークに掲載された原文まま) 


先述の「Rephlex」にとっても最重要作品のひとつである『Feed Me Weird Things』のトラックリストは、Squarepusherから渡されたテープをもとにAphex Twinが監修して組まれたという。アートワークには、Aphex Twinがほかのアーティストのために書いた唯一の寄稿文も記載されているが、国内盤CDの解説書には対訳が封入される。リイシュー盤は、ファンにとってコレクション必至の1枚になりそうだ。 


【リリース情報】

Squarepusher『FEED ME WEIRD THINGS』 

発売日: 2021/06/04 

info:https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11839


written by Jun Fukunaga



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