Spotifyがバークリー音楽大学と協力した、女性のプロデューサー育成プログラムを発表

常に訴えかけられていた音楽業界の女性差別、Spotifyが主導となり新たな可能性を見出すことはできるのか?
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2018.08.20 10:00

近年特に問題として取り上げられている、音楽業界の女性差別。男性アーティストに比べ女性アーティストがチャートやフェスで少ないのはデータを見なくても明らかだろう。データを揃えるのは難しそうだが、確かに明らかな数の差があるのは考えるべきだ。アーティストが呼びかけてもあまり変わらない現実なのだが、今回Spotifyがこれら現状を変えるべく新たな取り組みを発表した。


バークリー音楽大学とELSが協力し、女性プロデューサーの支援を発表



バークリー音楽大学といえばJohn MayerやCharlie Puthなど、多くの著名人を輩出する超名門校だ。ELSはエレクトリック・レディ・スタジオの略で、ジミ・ヘンドリックスが創立したことでも有名である。今回Spotifyは同大学らと協力して、女性のプロデューサーとエンジニアをサポートするレジデンス付きのプログラムを発表した。10月1日から始める予定であり、NYとナッシュビル、ロンドンの住宅にオファーをする予定であるという。


Spotifyの社会としての役割とは?


Spotifyで文化部門のディレクターをしているKerry Steibはこのように述べている。


「アーティスト、ソングライター、プロデューサー、エンジニアにおいて女性は、比較的少数派だ。我々企業のリソースを使って女性に機会を与え、それにたどり着くため、業界全体で協力しなければならない。これはただの始まりである」

Spotify一企業としての社会的役割をしっかりと示した。


プロデューサーへのリスペクトも忘れないSpotify



今回は女性プロデューサー、エンジニアへのサポートだったため、伝わりにくいが、Spotifyはプロデューサーへのリスペクトを欠かさないことでも知られている。今年の2月に、ソングライターとプロデューサーを含めたクレジットの情報を、オプションからワンタッチで確認できるように改変した。ビートがなければ曲として成り立たないと言われつつも、常にリスペクトされ、お金が入るのはアーティスト側だ。1つの巨大企業が率先して既定概念を変えていく姿勢は、他企業も見習わなければいけない。



written by Yoshito Takahashi


source:

https://pitchfork.com/news/spotify-launches-studio-residency-program-for-female-producers-and-engineers/ 

https://variety.com/2018/digital/news/spotify-adds-songwriter-and-producer-credits-1202684818/ 

https://www.billboard.com/articles/business/8470510/spotify-berklee-electric-lady-studios-eql-studio-residency-program 


photo: Spotify Facebook



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