Apple、今年リリース予定のLogic Pro最新版に空間オーディオ制作ツールの導入を発表!

あらゆるミュージシャンがApple Music向けに空間オーディオを利用した曲の制作やミキシングが可能になる。
SHARE
2021.06.12 02:00

Appleが今年後半にリリースが予定されている音楽制作ソフト「Logic Pro」の最新版に、今月からApple Musicで配信がスタートした空間オーディオ音源の制作が可能になるオーサリングツールを導入することが明らかになった。



周囲のあらゆる方向から音が聴こえる空間オーディオ


空間オーディオ音源は、周囲のあらゆる方向や頭上から音が聴こえるようにミキシングされたもので、先月、ロスレス音源によるストリーミング導入開始とともに発表されていたもの。

現在、Apple Musicでは、Kanye West、Prince、The Beatles、Diana Ross、Kraftwerk、Herbie Hancock、Disclosure、Billie Eilishなどによる数千曲の空間オーディオ音源を楽しむことができる。





いつだって、すべてはアーティストが新しい1つのツールを試すことから始まる


空間オーディオがミュージシャンに与える影響について、Apple Musicのラジオ番組「Apple Music 1」ホストでArtist Relations部門の共同責任者でもあるZane Loweは、「空間オーディオが登場したことで、ミュージシャン、エンジニア、プロデューサーはこの素晴らしい新たなツールを使い、数千万の人々に新しい3D体験をもたらします」、「いつだって、すべてはアーティストが新しい1つのツールを試すことから始まります。それがやがては「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」や「Pet Sounds」へとつながります」と述べたほか、Logic Proの空間オーディオ対応に関しては、「あらゆるミュージシャンがApple Music向けに空間オーディオを利用した曲の制作やミキシングを、スタジオでも自宅でも、どこにいてもできるようになります」と述べている。



"今、音楽は空間オーディオを使った環境に向かっています"


また、新たなフォーマットへの移行が始まることについては「ステレオで聴くために作られた音楽は、これまで通り、ステレオで見事なサウンドを聴かせてくれるでしょう。しかし今、音楽は空間オーディオを使った環境に向かっています。これは何かの終わりではありません。何か新しいことの始まりなのです」と述べている。

現段階では、Logic Proの空間オーディオ向けオーサリングツールの詳細はまだ明らかになっていない。しかし、この新機能の導入により、これまで以上に音楽クリエイターからの注目が空間オーディオに集まることになりそうだ。

written by Jun Fukunaga

source:
https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/06/apple-musics-zane-lowe-explains-how-spatial-audio-will-transform-music/

photo: Apple



SHARE