90's Lo-Fi HIP HOPサウンド代表選手SP-1200の時代を超えた後継機種「SP-2400」完成間近!?

メーカー公式で動画を公開!独特のLo-Fiサウンドとデザインを受け継ぎながら、タイムコードレコードやUSBまで!
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2020.01.17 11:00

ヒップホップ黄金期の半分近い楽曲はこの機材からでは?その後もシリーズの続いたMPCシリーズに比べ、後継となる機材の発表されなかったE-MU社の伝説的サンプラーSP-1200はLo-Fiサウンド好きなら一度は憧れる機材。


そんな名機を米国のIsla Instruments社がSP-2400として復活させるというニュースをからもうすぐ一年。アナウンスされた時には大きな話題になると同時に、「本当にリリースされるのか?」といったネガティブな噂も飛び交ったが、予告より少し遅れているものの開発は無事に進んでいるようで、2019年の大晦日にメーカーからの公式動画が公開されている。




メーカー公式動画というにはあまりにも雑すぎて逆に神なパターンのスマホ片手に録ったような動画だが、それでも惹きつけられてしまうのがSP-1200のパワーか。ともかく見た限りしっかり動作しており、出荷が近いのは間違いなさそうだ。


動画を見た限りフロント上部のノブは2つのポッドから構成され(ノブが上下に分かれていて、1つのノブに回すところが2つある)、それぞれ別々のパラメーターをアサインできるようだ。10:35あたりで見ることができるが、動画ではフィルターのカットオフとレゾナスがアサインされていて、直感的にパラメーターを動かしているのがわかる。またフィルターのかかり方もラフで柔らかく、「わかってる」と思わされるサウンド。


中央のフェーダーはボリュームやピッチ、エンベロープ(動画ではディケイ)などをアサインでき、スピーディーなプロダクションが行えそうだ。





「ヒップホップ黄金期、90年代サウンド」といえばこの機材この音


知っている方には改めて説明するまでもないが、「ざらついた」「ファット」など90年代的な質感の代表選手とも言えるSP-1200。スペック面では今の機材に比べれば信じられない程ポンコツだ。サンプル時間はわずか10秒、しかも1つのパッドに最大2.5秒までという制約。ビット数も12Bit、入出力ともにモノラル。DAW世代の我々からするとおもちゃ以下の性能で、スペックではiPhoneのフリーアプリにも大きく劣る。


しかし当時のヒップホッププロデューサーたちは様々な工夫を凝らし、この荒く太い音を操って数々のクラシックを生み出した。サンプリングタイムが短すぎるのでので、レコードを45回転にして録音しピッチを後から落としたら、その質感が荒々しい90年代を象徴するようなサウンドとなったのは有名な話。そんなサウンドをそのままに、現代的なスペックで発売されるなんて無敵。


気になるサウンドについても以前に紹介されたデモではそんなピッチダウン時のサウンドのブラインドテストが。




スペックや価格も予告していた通り


筐体のデザインや発音数などはSP-1200を踏襲しながら、ステレオ入出力やサンプリング時間、ビット数などが大幅にアップデート。更にタイムコードレコードへの対応やエフェクトアサインメイント機能などが追加されている。


気になるお値段は$949で予約受付中。以前に公開されたインタビューでは$1000以下ということだったので、約束どおりの価格だ。個人的には非常に良心的な価格だと感じる。ちなみにオリジナルはヴィンテージ価格で80万くらいの金額で取引されている。2020年2月の出荷予定で、その時点では2019年6月16日以前の予約者への出荷が優先されるとのこと。信じて予約された方おめでとうございます。ちょっとさわらせて。


メーカーへ問い合わせたところ日本への出荷も行うということで、その後のスケジュールはまだ不明だが、次回ロットのプリオーダーはこちらから。


現在公開されている主なスペック


[Audio Output & Input]

ステレオサンプリング

インターナルパンニング機能

メインアウトプットと8Channel Output (4Stereo output)

2フォノインプット(ターンテーブル用とCDプレイヤー用)

サンプル音源の再生にタイムコードレコードが対応

フォノに加えて4line input (2sets of stereo)

USBポート経由でオーディオインターフェイスとしても使用可能

逆にUSBポート経由でPCへ8Channelを個別に信号を送ることも可能


[MIDI]

IN / OUT / THRU

CLOCK IN / OUT

外部MIDIコントローラーにて操作可能


[Data Storing]

SDカードをメインにPCデータ連携が可能

保存は4バンク、各バンクに8保存可能


[Body]

つや消しアルミニウム材をメインにした安定感のある筐体

QUEとしてのヘッドホンは前面に位置

ボリュームやPitch、エンベロープがアサインできるフェーダーコントローラー

フェーダー上部のノブにはフィルターなどのエフェクターがアサイン可能(ノブはポッドが2つ重なっており、例えばフィルターならカットオフとレゾナンスがアサイン可能)


[Effector]

フィルターの他、SP-1200をモデリングしたlo-fiエフェクト

Looper Pedalなど



written by Yui Tamura


Source:https://www.islainstruments.com/product/sp-2400/

Photo:https://www.islainstruments.com/product/sp-2400/





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