DJアプリを使った新たな遊び「Slowed down」 ピッチダウンが耳に「気持ちいい」とSNSで話題に

DJや楽曲制作で使われる手法を使って音楽ファンが有名曲を生まれ変わらせる遊びが流行中?
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2018.02.15 03:00

ヒップホップのDJテクニックで、トラックのテンポを落として陶酔感を演出する「チョップド・アンド・スクリュード」や「スクリュー」があるが、その手法は近年はFlumeやCashmere Catなど有名トラックメイカーたちがトラック制作に取り入れて独創的なヴォーカルネタを作り出しているのが特徴だ。


そのため、ネタとなるトラックや音声ファイルのピッチを遅くしたり早くするテクニックは、プロアマ問わずトラック制作を行う人の間では定着している。 


ネットで注目されているSlowed downとは? 


しかし今、こうしたテクニックが「Slowed down」という名称で、DJやトラックメイカーにとどまらず、一般のスマホユーザーの間でにわかに流行しているようだ。


この「Slowed down」は、DJソフトやアプリを使って自分の好きな曲のテンポを落とし、原曲にはない雰囲気を作り出せることから人気を博している模様。  


「Slowed down」のテクニックを実現するために、現在はお手頃価格のdjay2(600円)、iPhone用Traktor DJ(240円)や、無料のCross DJ Freeなど、DJアプリが利用されている。


例えば、Kendrick LamarやDaft Punk、Justin Timberlakeなどポップスやダンスミュージックの有名曲をネタに、人とは異なる雰囲気を醸し出した曲をネットに投稿して競い合っている。 


有名曲が意外な変化を遂げる  


では一体どのような曲が投稿されているかというと、例えば、Rihannaの「Needed Me」をオリジナルのテンポであるBPM110.8からBPM99.7まで下げて、トリッピーな子供声ヴォーカル曲に変化させている。


ちなみにこのリクリエイト曲はネット上では大きなバズになっており、なんとこの記事を執筆している時点でもすでに330万回も再生されていたりするのだ。



次にWhitney Houstonの大ヒット曲にして代表曲の1つでもある「I Will Always Love You」もテンポを落としてみると、あの込み上げてくるようなソウルフルな歌声も奇妙な歌声に返信。途中でキーの高いパートが絶叫系ヴォイスになっているところがおもしろい。



昨年「Bodak Yellow」の大ヒットでブレイクした女性ラッパーCardi Bの「Bartier Cardi」という曲もテンポを落としたらなんと男性ラッパーがラップしているような曲に早変わり。



絶大なる歌唱力を持つ世界の歌姫Ariana Grandeの「Break Free」もこのSlowed downにかかれば、なんとも言えないヘタウマ、子供ヴォーカルに早変わり。なんとなく合唱コンクールの練習をしている小学生の声みたいに聴こえてくるところもどこか微笑ましい。



DJアプリを使ってSlowed downしてみよう  


「Slowed down」がネットで話題になったおかげで、誰でも気軽にDJ感覚で曲をエディットできるようになり、DJやトラックメーカーに限定されてきたテクニックを知らなかった一般の音楽好きにとっても、この「Slowed down」した曲の雰囲気を新鮮な音楽として捉えていることが実に興味深い。


その証拠にこういった動画投稿には多くのリツイートやいいねが付き、急速にバイラル化している。 気軽にできる遊びでもあるので、気になった人はお気に入りの曲で試してみては? もしかしたらいきなりその動画投稿がバズになって世間の注目を集めるかも。 


参考: 

https://twitter.com/i/moments/963072107713359877 


Written by Jun Fukunaga 

Photo: play.google.com 

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