韓国のラッパー・Sik-Kの話題曲「Rendezvous」

韓国で話題のSik-Kの「Rendezvous」
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2020.03.13 08:00

韓国で話題のSik-Kの「Rendezvous」


韓国のラッパーのなかでも、ひときわ異才を放つのがSik-K(シックケイ)だ。突如としてラッパー界に現れた彼は、いつしか韓国の音楽シーンを席巻する存在となっていた。彼はどうやってここまでの地位を確立したのだろうか。まずは、彼がどんな人物なのか、彼が手掛けた「Rendezvous」とはどんな曲なのかを紹介しよう。



韓国ラッパー・Sik-Kの楽曲「Rendezvous」の甘くメロウな世界


韓国のラップ文化を進化させた1人だと言っても過言ではないSik-K。彼のラッパーとしての人生は、2011年に制作したミックステープからスタートした。そして、2015年には『SHOW ME THE MONKY4』に出場し、その抜群のリズム感で周囲を圧倒した。彼が笑った瞬間に見えるゴールドのグリルがその存在感を印象づけた。その姿はバトルが進むごとに人気を集めて彼の人気を押し上げた。そして彼は2017年に設立されたHIGHR MUSIC RECORDSの最初のアーティストなのだ。HIGHR MUSIC RECORDSといえば、Jay Park(ジェイ・パーク)とCha Cha Malone(チャ・チャ・マローン)と共に設立した会社で、韓国とアメリカで活動しているレーベルだ。Sik-Kは、そこで才能をいかんなく発揮し若者達の注目を浴びたのである。


彼が注目を集めたのは「Rendezvous」を発売した頃だった。これまでのラップのイメージを覆すその内容に、音楽ファンは度肝を抜かれた。甘くてメロウなリズムに包み込むような声。彼が驚異的なスピードで進化していく姿にファンは魅了され、更に彼の音楽を盛り上げていくのだ。



韓国の若きアーティストSik-Kが紡ぎ出す「Rendezvous」の魅力


Sik-Kが驚異的なのは、その曲作りの早さだ。『SHOW ME THE MONKY4』に出演以来、彼は間を空けることなく楽曲を制作し、そして披露している。そんな彼の代表曲はと聞かれた時に、やはり「Rendezvous」のタイトルは外せない。トレンドを意識しながらも安定感のあるサウンドが心地よく、MVで彼がキム・ヒョジョンと共演したことも話題となった要因の1つだ。Sik-Kのセクシーな歌声と甘い日常生活のようなシーンが重なり、そのムードに人々は酔いしれたのである。彼が紡ぐ世界はどこから異国を感じさせる。アジアやヨーロッパ、更にはアメリカ。いろいろな国の文化や雰囲気が彼の中で融合し、不思議な空間を創りあげていくのだ。


なぜ韓国の若者達が彼に熱狂し、彼がラッパー界を牽引する1人となったのか。それは彼がこれまでにない新風を韓国の音楽界に吹かせてくれたからだ。ラップという古い歴史を持つ音楽を、彼は自分の感性だけで磨き、そして1つのスタイルとして確立したのだ。ラッパーにとって、自分のオリジナリティを極めることはかなり重要であり、そして難しいものだ。Sik-Kは若くして、その世界観を掴み、そして進化し続けているのだ。



「Rendezvous」を境目に変わった韓国でのSik-Kの音楽性


「Rendezvous」以降、Sik-Kの音楽は変わった。彼の音楽はラップという世界から更に広い世界へと羽ばたこうとしているのだ。これまでもラップでありボーカルでもある彼独特のスタイルは、彼の幼少期からの影響が大きく関係しているのだ。彼の音楽のルーツは、意外かもしれないがラップではないのだ。彼はR&Bを聴きながら育ち、Maxwell(マックスウェル)やJay Park(ジェイ・パーク)など様々なアーティストの曲を聴き刺激を受け続けている。だが彼は既存のアーティストに刺激はされても、影響されることはないのだ。彼は常に先を見ている。彼が目指しているのは、トレンドが過ぎても人々の耳に残る曲だ。彼は自分に集まる称賛の声に決して甘んじている訳ではないのだ。常に自由に新しい世界を目指す彼は、ラップもボーカルも両方使いこなし、質の高いレベルへと到達したのだ。


以前、彼がオートチューンなしでパフォーマンスを行い周囲を驚かせた。彼の音楽は常に自由なのだ。枠や型にはまらないスタイルこそが彼の魅力なのだ。コンスタントに曲を制作し、圧倒的なライブパフォーマンスを行う彼の姿は、これまでラップを愛してやまなかったリスナー達の心をも大きく揺さぶったのである。次第に彼への評価は高く上がり、彼が新曲を出す度に話題となったのである。



「Rendezvous」で注目された韓国のラッパー・Sik-Kの進化する音楽センス


「Rendezvous」を発売したことで、Sik-Kの韓国での評価は明らかに高くなった。彼はデビュー以降、多くのアーティストとの共演を成功させてきた。自身の楽曲制作やライブなどをこなしながら、彼は実に様々なアーティストと交流してきた。だが、それは彼が様々なアーティストにその実力を認められた証拠でもある。多くのアーティストとの共演は彼を更に進化させたのである。彼がバンドをバックにして歌えば、メタルとラップを融合しこれまでにはなかった新しいメロディラインを完成させた。


Sik-Kが目指すのは、ラッパーだけにとらわれない新しいアーティストの形だ。だからこそ彼は、新たなジャンルを取り入れ続けるのである。人々が彼の曲に熱中するのは、計算されて構築されたリズムと魅惑的なリリック、甘い歌声。そして、これまでにはない音楽を届けてくれるからだ。「Rendezvous」が韓国で絶大な人気を得たのは、この曲の持つ独特の世界観と彼の唯一無二の甘い低音ボイスが関係している。彼の魅惑的な歌声は耳に馴染み、印象的な歌詞は情景をありありと想像させ、聴いている者はそのメロウな世界の虜になってしまうのだ。そして、この曲によりSik-Kの名は若者だけではなく、多くの世代へと浸透していったのである。




written by 編集部


photo: https://www.youtube.com/watch?v=36HvpOE4opQ


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