Porter Robinson注目のアーティストが集結! 音楽フェス「Second Sky. Festival」特集

米・オークランドにて開催される、Porter Robinson主催フェス「Second Sky. Festival」。Porter自身がセレクトした出演アーティストや見どころをチェック。
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2019.06.10 06:00

現地時間6月15日(土)・16日(日)に米・オークランドにてPorter Robinson(ポーター・ロビンソン)が主催する「Second Sky. Festival」が開催される。





Porter Robinsonが自身のフェスを初開催


別名義・Virtual Self(ヴァーチャル・セルフ)としてグラミー賞で最優秀ダンス・レコーディング賞にノミネートされたPorter Robinson。そんな彼が初めて音楽フェスティバルを主催することが、今年3月に突如発表され、大きな話題を呼んだ。Coachella Festivalなどを主催するGoldenvoiceと共に、Porter自身がキュレーションしたアーティストたちと会場を盛り上げる。


また、日本のデジタルアーティスト・watabokuによるアート作品が会場及び専用アプリケーションで掲載されることも発表されている。Porter RobinsonとMadeon(マデオン)のコラボ楽曲「shelter」をモチーフにファンアートとして描いた作品がオフィシャルで使用されることになったようだ。



なお、Porterは同フェスにおいて2014年にリリースしたアルバム『Worlds』のツアーで行ったライブセットを披露すると発表。芸術的で完璧に作り込まれたステージヴィジュアルや、アニメのセリフが日本語で流れてきたりするなど、神秘的なPorter独自の世界観を体験することできる。


さらに、Porterがチョイスするラインナップも期待大。それぞれが非常にクリエイティブでライブスタイルも異なるが、Porterとの親和性を感じるアーティストばかりだ。アーティストが主催する音楽フェスは年々増えているが、同フェスは特にエレクトロニカファンにとってたまらないイベントであると言えるだろう。


なお、block.fmは「Second Sky. Festival」の公式メディアとして現地の様子を日本に届けることになっている。足を運べない人たちもぜひ楽しみにしていてほしい!





Porter独自の目線でキュレーションするラインナップ


ここで「Second Sky. Festival」の出演者を紹介しよう。Porterがなぜ彼らを選んだのかも発表されており、どれだけこだわってこのフェスを作り上げているのかが伝わってくる。



MADEON(マデオン)


弱冠17歳にして、Daft PunkからSolangeまで39曲のヒット曲をマッシュアップした「Pop Culture」によって世界から注目される存在になったMadeonことHugo Leclercq。デビューアルバム「Adventure」をリリースする頃には、Lady GagaやColdplayのプロダクションも手がけるまでの存在となった。その後、親友でもあるPorter Robinsonと「Shelter」をリリース。“Madeonを違う感覚で観てみたい”とLAに移住して作り上げた最新曲「All My Friends」。何人ものチームで楽曲制作をすることが一般的である中、トラックメイクからプロデュースまで全て一人で作り上げたこの楽曲が“今の彼”を表しているのだろう。


Madeon自身はこのフェスについて「長い旅、バケーションから自分の家に帰ってきたような気持ち。”Shelter”ぶりに話してるような感覚だね。この3年間温めてきた自分のストーリーを今から話すよ。」と述べている。一方Porterは「僕の大親友でもあるレジェンド」とMadeonを表現しており、2人の関係が今なお変わらず強いものであることがわかる。




Madeon自身が全てを手がけた最新曲「All My Friends」。本人も「いつかこういう曲を書きたい」と望んでいた通りの曲が仕上がったとのこと。



CASHMERE CAT(カシミア・キャット)


Kanye WestからAriana Grandeまで、ポップスやR&B、HIP HOPなど幅広いジャンルの作品を手掛けるプロデューサーのCashmere Cat。自身名義でリリースしたファーストフルアルバムにはThe Weeknd、Selena Gomez、Camila Cabelloらがフィーチャーされており、人気アーティストからの支持も集めている。


「この5年間でもっともポップサウンドに影響与えたアーティストの一人である。」とPorterも称賛するトッププロデューサー。DJとしても評価されており、前向きなサウンドでファンを魅了している。




最新リリースはMajor Lazer、Tory Lanezとのコラボ楽曲「Miss You」。3者の特徴が織り交ぜられた、ポップなR&Bに仕上がっている。



WEDNESDAY CAMPANELLA(水曜日のカンパネラ)


今回のラインナップで唯一日本から出演する水曜日のカンパネラ。ミステリアスなハウス、テクノ、チルアウトスタイルを混ぜたサウンドや、コミカルかつセンセーショナルなMV、主演・シンガーのコムアイのユニークなキャラクターで知られている。


Porterの「一番好きな日本のアーティストの一人」として今回の出演に至った彼ら。2016年のSXSWで初めてパフォーマンスを見て衝撃を受けたそう。今回のフェスではどんなステージになるか注目したい。




「どのMVも見るべき!」とPorterをも魅了している、彼らの最新MV「キイロのうた」。ぜひチェックしておきたい。



Kero Kero Bonito(ケロ・ケロ・ボニト) 


開催と同時に第1弾として発表されたのは、英・ロンドン出身の3人組バンド、Kero Kero Bonito。ロックやエレクトロニックなど様々な要素を落とし込んだポップサウンドが聴く人を魅了する。ボーカルのSarahは名古屋生まれのイギリスと日本のハーフで、歌詞に日本語が使われていることも特徴だ。


「時代ごとに誠実かつ面白い方法で自分たちを再発明しているアーティスト」として、Porterも大好きだというアーティスト。昨年リリースされたアルバム『Time 'n' Place』はPorterもお気に入りの一枚として挙げている。




「Forever Summer Holiday」は明るいポップサウンドに英語と日本語を使ったゆるいラップを乗せたかわいらしい楽曲。MVでの派手な衣装やヘアメイク、アートワークにも注目だ。



ANAMANAGUCHI(アナマナグッチ)


米・ニューヨーク出身のANAMANAGUCHIは、ゲームのBGMや効果音を使って楽曲制作をしているチップチューンバンド。パンク精神とデジタルの融合が魅力的だ。海外版のファミコン「NES」を用いて作られた初期作品から、最近開催された初音ミクとのコラボツアーまで、常に新しいことに取り組んでいる。2013年にリリースされた『Endless Fantasy』以来となる、ニューアルバムにも期待が高まる注目のバンドである。


ゲーム音楽が好きなPorter自身が「僕の音楽が好きだったら、絶対にこのバンドを聴くべき」とおすすめするのも頷ける楽曲をチェックしよう。




バーチャル・シンガー、初音ミクの世界ツアーではオープニングアクトを担当。彼女をフィーチャーした楽曲「Miku」は必聴だ。



G JONES (G・ジョーンズ)


G JONESは米・カリフォルニアのSanta CruzやBay Areaのアンダーグラウンド・ベースミュージックシーンで注目を集めた音楽プロデューサー・Greg Jonesによるプロジェクト。音楽メディアのRolling Stoneでは「studio wizard(スタジオの鬼才)」と評価されている。


昨年リリースされた『The Ineffable Truth』は、「最高のダンスレコード」とPorterも絶賛。ライブでの照明やビデオ、アートディレクションのこだわりが強い点でも2人は似通っていると言う。Porterが今のエレクトロニックミュージックシーンに誇りを持てるのはG JONESの活躍も理由の一つだそう。




最新アルバムからの楽曲「Time」はダブ・ステップやブレイクコアの要素を含みつつ、終盤は美しさも感じる。Aphex Twinが好きな人にもハマるであろう。



NINA LAS VEGAS(ニナ・ラス・ベガス)


オーストラリアの音楽シーンでもっとも影響のある一人として知られるNINA LAS VEGAS。レーベル主宰やプロデューサー、DJとして幅広く活躍し、アンダーグランドミュージックシーンに貢献している。オーストラリア最大の若手ラジオ『triple j』のパーソナリティーを10年間務めていたこともあり、BBC Radio One、Red Bull RadioやDiplo and Friendsでレジテントを務めるなどラジオ界でも活躍の場を広げた。


Porterの好きなDJとして挙げられている彼女。自身のレーベル「NLV Records」ではクラブミュージックを常にプッシュしており、ダンスミュージック界を牽引するアーティストの一人と言える。




昨年リリースしたEP『Lucky Girl』に収録され「Lucky Girl」は、ピアノとエレクトロサウンドの融合が見事なモダンバラードとなっている。



CHROME SPARKS(クロム・スパークス)


CHROME SPARKSは米・ブルックリンを拠点に活動するプロデューサー、Jeremy Malvinのソロ・プロジェクト。遊び心のあるサウンドとボーカルを混ぜ合わせたエレクトロな楽曲は、パーティーはもちろんリラックス時でも心地良く聴くことができる。ツアーも積極的に行い、ODESZAやShigeto、Cyril Hahnらと共演したことも。


Porterの楽曲「Goodbye To A World」のリミックスも手掛け、厚い信頼を寄せられている。「All Or Nothing (feat. Angelica Bess) 」は彼が選ぶ去年のベストトラックの一つとして挙げられた。




Porterもお気に入りだと言う「All Or Nothing」は、ゆったりとしたベースラインにトランペットやサックスなど管楽器のサウンドも含まれるムーディーな楽曲。


オープニングアクトはVirtual Self


今まで紹介してきたアーティストだけでもかなり豪華な内容だが、なんとオープニングアクトはPorterの別名義・Virtual Selfが担当することが発表されている。オープニングを自ら務める理由は「僕が大好きなアーティストを全員観てほしいから!」とのこと。




Virtual SelfはPorterのルーツである、2000年代のトランスやハードコアからの影響を受けたサウンドが特徴的。サウンドだけでなく、ライティングやヴィジュアルを含めたライブ全体のプロダクションは圧巻の一言だ。運良く会場に足を運ぶ人はマストでオープンから行き、Virtual Selfのパフォーマンスを堪能してほしい。



イベントのライブ配信も決定! 現地時間7月15日(土)16:00~22:00(日本時間: 7月16日 8:00~13:00)

ライブ配信はTwitch Musicにて➡︎ http://twitch.tv/TwitchMusic



written by Aya Sakamoto


source:

https://www.instagram.com/secondskyfest/



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