Rolandがダンスミュージック系音楽制作ハードウェアの新製品を発表

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Rolandが人気のヴィンテージシンセJunoやJupiterのサウンドを再現(そしてアップデート)したシンセから、FantomやGROOVEBOX MCシリーズのDNAを受け継ぐ新製品まで4ラインナップの新製品を発表。
その中から特に気になった製品をピックアップして紹介しようと思ったが、全部気になってしまった。断腸の思いで3つをピックアップ。
『JUPITER-X』『JUPITER-Xm』
フラッグシップ・シンセサイザー『JUPITER-X』と、モバイルタイプの『JUPITER-Xm』は、2019年11月発売開始予定。「JUPITER-8」「JUNO-106」「JX-8P」といったビンテージ・シンセサイザー、さらには2000年代初頭のヒップホップシーンで愛用されていたデジタル・シンセサイザー「XV-5080」など計6機種のモデリング音源と最新音源「ZEN-Core」を搭載。AIが演奏情報を解析し、リアルタイムに最適なアルペジオのパターンやリズムパターンを創出するという機能も気になるところ。
▶https://www.roland.com/jp/promos/jupiter-x/
『JU-06A』
ローランドの人気ヴィンテージアナログシンセ「JUNO-60」「JUNO-106」のサウンドをRoland Boutiqueシリーズ用サウンドモジュールとして復活。オリジナル機を踏襲したコンパクトなデザインも最高で、観賞用と演奏用両方ほしくなるタイプ。2019年10月5日(土)発売。
▶https://www.roland.com/jp/products/ju-06a/
GROOVEBOX 『MC-707』『MC-101』
90年代から2000年代初頭にかけて人気を博したGROOVEBOX 『MC』シリーズの後継品。バーチャル・アナログとPCMの2種類の音源を搭載し「TR-808」「TR-909」「TB-303」「JUNO-106」「SH-101」とローランドオールスター状態。さらにはピアノやオーケストラ系の生音まで搭載しており、新時代のダンスミュージック制作の新たな定番機材となりそうな風格。2019年9月21日(土)発売。
『MC-707』:https://roland.com/jp/products/mc-707/
『MC-101』:https://roland.com/jp/products/mc-101/
▼GROOVEBOX MC-101
▼GROOVEBOX MC-707
こうして過去の機材をみていると、改めてダンスミュージックの歴史はローランドと共にありだったなと改めて思う。もし808が存在しなかったら?Junoや303がなかったら?世界から猫が消えたなら?音楽の歴史が大きく変わっていたのかもしれない。
こういったハードウェア機材は、発売直後から生産が追いつかなくなるケースは多いので、気になったら早めにポチっておこう!
written by Yui Tamura
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