rekordbox DJにAIによるボーカル解析が追加

「Beatport」とレコードプール「DJcity」が共同で提供するBeatsource LINKにも対応。
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2020.06.04 12:30

Pioneer DJにより開発されたPCDJソフト「rekordbox dj」のアップデートが発表された。今回のアップデートの目玉はAIによるボーカル位置解析機能の追加だ。ボーカルの位置が視覚で確認できるので、よりスピーディに正確にDJミックスを組み立てられる。


以前からアナウンスされていた音楽配信DJ向けサブスクリプションサービスBeatsource LINKとの連携も発表され、選曲の自由度もこれまで以上に広がりそうだ。





rekordbox djとは


rekordbox djはCDJやDJコントローラーで覇権を握るPioneerのDJソフトとしてリリースされた。発売は2016年なので比較的新しいPCDJソフトだ。老舗のDJソフトとしてSerato, Traktorなどがあるが、人気の高いPioneer DJ製コントローラーへのバンドルなどもあり急速にそのシェアを拡大している。


もちろん基本機能もしっかり抑えられており、自動で選曲するインテリジェントプレイリスト、サンプラーやHot Cueといった機能にも対応しており老舗のDJソフトに引けを取らない。

PCから直接DJソフトをプレイすることもできるので、自宅や移動中での仕込みなどDJ用オーディオインターフェース接続していない状況でも、楽曲やミックスをチェックすることができる。地味な機能だがDJのニーズを細かく捉えるPioneerらしい機能だ。


AIによるボーカル解析


今回搭載されたのはAIと聞いて連想するような突飛な機能ではなく、Pioneerらしい実用的な機能となっている。この機能ではAIがボーカルを検出し、オーディオ波形とあわせて可視化することで、ミックスのタイミングなどをより的確に把握できる。


単なる音の帯域分析だけではボーカルと似た特性のシンセやギターなど見分けるのは困難なため、AIならではの機能と言えるだろう。なお、このAI部分の開発はAI DJのプロジェクトで知られる「Qosmo」社と共同開発。

AIの関連機能は今後も進化すると思われるので、これからのアップデートも楽しみだ。


複数デバイス間のライブラリを統合するクラウド楽曲管理


rekordbox djの基盤を担う楽曲管理ソフト「rekordbox」はクラウド型サービスで、複数デバイスに自動的に楽曲情報を共有できる。キューやプレイリストの登録情報も同期するので、万一DJ用のラップトップのデータが消失するといった事故があっても、これまで自身で構築した膨大なライブラリはそのまま、キューなどの仕込み情報も含めてクラウドに残っている。


UIもiTunesライクで、アーティストやジャンル、BPMなど様々な切り口でカテゴライズできる。更に楽曲ごとにジャケットデザインを載せられる。これは暗い現場での楽曲セレクトの際に大きな助けとなる。

もちろん楽曲管理の基礎になるBPMやキー情報なども管理でき、DJたちの楽曲理解を力強くサポートしてくれる。



Beatsource LINKにも対応


DJ向け音楽配信サービス「Beatport」とレコードプール「DJcity」が共同で提供するDJ向け音楽配信サービス、Beatsource LINKとの連携も発表された。


こちらのBeatsourceの楽曲も「BPM解析」、「KEY解析」、「波形解析」などのミックスに必要な機能に加え、「HOT CUE」や「LOOP」などのパフォーマンス機能の設定および保存ができるので、自身のライブラリと同様のプレイが可能。もちろんラップトップ内に保存している楽曲と、Beatsource LINKの楽曲をミックスすることもできる。

Beatsource LINKについては日本語の解説動画もあがっていたので詳しく知りたい方はこちらで。



rekordbox 6.0.1は30日間の無料トライアル期間がある他、7/13まではディスカウントプランで購入することが可能だ。ぜひこの機会にインストールして体感してみよう。


written by Yui Tamura


Source:

https://rekordbox.com/ja/

photo:

https://rekordbox.com/ja/





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