ファイヤー・ボールのメンバーも所属していたマイティー・クラウンとはどんなレゲエクルー?

1991年に結成されて以来、25年以上も活躍する世界チャンピオン
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2018.10.16 05:00

1991年に結成されて以来、25年以上も活躍する世界チャンピオン


Mighty Crown(マイティー・クラウン)は1991年に結成されて以来、日本だけでなく海外でも活躍するようになり、今ではレゲエの本場であるジャマイカでも高い評価を受ける。また、兄弟グループであるFire Ball(ファイヤー・ボール)も長く国内で活躍していて人気が高い。そんなMighty Crownグループの1991年からの軌跡を紹介する。



Mighty Crownの初期の活動


Mighty Crownとは、1991年に横浜で結成されたレゲエクルーである。結成時は、現在も現役メンバーとして所属しているMASTA SIMON(マスタ・サイモン)SAMI-T(サミー・T)のほか、Sticko(スティッコ)Criss(クリス)Jun 4 Shot(ジュン・フォー・ショット)というメンバーも含めた5人組クルーであった。なお、各メンバーの生年月日は一切明かされていないが、結成当初はまだ10代で、初めての活動の場所は学園祭だった事は判明している。


結成翌年の1992年からは本格的な活動をスタートしたが、現メンバーのCojie(コージー)は、この頃にアメリカのニューヨークにて、中心的メンバーのMASTA SIMONと出会う。また、1992年には地元の横浜を離れて他の地方への遠征も開始した。1993年にはMASTA SIMON・SAMI-Tの2人がレゲエの本場として世界的に有名なジャマイカをはじめて訪れ、本場のレゲエの凄さに圧倒されて帰国した。この経験を経て、Mighty Crownはますます真剣に日々の音楽活動に取り組むようになった。なお、Masta SimonはもともとはDJとしてプレーも披露していたが途中からMCに専念するようになる。





1997年にはFire Ballが結成される


1995年以降は、横浜以外への遠征が本格化していったほか、この年の夏には「横浜Reggae Bash(現在の横浜レゲエ祭)」というイベントをスタートさせた。また1997年、Sticko、Criss、Jun 4 Shotのオリジナルメンバー3人は、Mighty Crownに中途加入したChozen Lee(チョーズン・リー)と共に、Fire Ballという派生ユニットも結成させる。1995年にスタートした横浜レゲエ祭は数年のうちに大規模なイベントとなっていき、1998年には2回に分けて開催するほどのイベントにまで成長した。そして、横浜レゲエ祭を通じて国内のレゲエミュージック界にての地位を確固たるものとしたMighty Crownの目は海外へと向いていく。





1999年から海外での活動が本格化


1999年から海外での活動を本格化させたMighty Crownは、10月にアメリカ・ニューヨークで開催された「World Clash ’99」にて世界チャンピオンに輝く。この快挙によって世界のレゲエ界での地位が一気に高まって世界各国からオファーが届くようになり、海外ツアーを開催できるほど人気の高いグループとなった。


一方、国内では「Life Style Records」という自主レーベルを設立し、自主制作作品をリリースし始める。また、Fire Ballの活動も2000年代に入ると活発になっていき、2002年にはアルバムでデビューを果たした。なお、2003年にはFire Ballの2ndシングル「KICK UP」をリリースしたが、サッカーボールを付録として付けて1万枚限定で発売したこの作品は各店舗で品切れが続出した。同年夏には新人ながら日本最大級の野外夏フェス「FUJI ROCK FESTIVAL '03」に出演する快挙も達成し、Fire Ballの活動も順調に進む。





2000年代後半以降の活動


Mighty Crownは2000年代半ばから大規模なワールドツアーを敢行するようになり、レゲエの本場であるジャマイカでも公演を行うほどの世界的な存在となった。一方、Fire Ballも人気が上昇していき、2006年は開催された横浜・山下公園でのフリーライブには約3000人ものファンを動員し、公演を大成功させる。その他、1995年に小規模でスタートした横浜レゲエ祭は日本を代表する夏フェスにまで成長し、2007年には3万人収容の横浜スタジアムで開催した。チケットは見事にソールドアウトして3万人の観客を熱狂させ、成功をおさめた。その後も、横浜レゲエ祭は大規模な会場で開催され続け、今では日本のレゲエアーティストにとっての夢の舞台となっている。



written by 編集部


photo: facebook


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