R&Bが好きな方は必見! 語り継がれる名曲を誕生させているシンガー達

ブラックミュージックから派生したジャンル・R&Bの歴史をたどるうえで重要なアーティストたちを紹介!!
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2018.07.29 09:21

ブラックミュージックから派生したジャンル・R&B


R&Bは、ゴスペルを始めとするブラックミュージックがルーツとなっている音楽ジャンルだ。リズムの合わせて叫ぶように歌うスタイルが特徴的だ。今回は、かつてR&Bシーンを牽引していた重鎮、R&B好きの若者を魅了しているシンガーを紹介する。


R&Bの黎明期を支えたシンガー



R&Bの黎明期、サム・クックはシンガーとして第一線で活躍していた。ゴスペルのように力強く歌い、多くのリスナーを虜にしていた。1950年代後半に発表した「You Send Me」「I'll Come Running Back To You」は、不朽の名作と称されており、R&Bチャートで1位を獲得している。彼の人気と存在感が日を追うごとに増し、ヒット曲が続々と誕生した。1962年には、過去の楽曲の価値が見直され、再び「Twistin The Night Away」がR&Bベストセラーのトップになった。生涯最後にR&Bチャートを制覇した「Good Times」は、音楽ファンだけでなくアーティストにも大きな影響を与えた楽曲だ。ザ・ローリング・ストーンズなど、名だたる面々がカバーしている。2011年には、ナイキがコマーシャルのBGMに起用した。


 サム・クックは、シンガーとして成功を収めてきたものの、30代前半で人生の終焉を迎えた。短い生涯を全うしたソウルスターの伝説は、語り継がれている。また、生前の彼は黒人差別の撤廃を要求する運動に積極的に関わっていたため、アフリカ系アメリカ人の憧れの的となっていた。


ハンディキャップを乗り越えて成功したアーティスト達



レイ・チャールズは、幼少期に緑内障を患い、6歳の時に視力を失った。盲目となり光を殆ど感じない生活へと一変したものの、音楽への情熱が薄れることは無かった。盲学校に通い、懸命にピアノを学んでいる。17歳頃からバンド活動を開始し、頭角を現し始めた。地道に活動を続ける中でレコード会社の目に留まり、デビューが決定した。1957年に発売したデビューアルバムは、後にエディ・コクランやビートルズがカバーした「Hallelujah, I Love Her So」など名曲の数々を収めている。1961年に発表した「我が心のジョージア」は、ミリオンセラーを達成しており、彼の代表曲の一つだ。その後も、既成概念に囚われることなくゴスペルをアレンジして歌い、ソウルミュージックの第一人者と呼ばれる唯一無二の存在となった。


 レイ・チャールズのように盲目というハンディキャップを乗り越え、R&Bシーンで成功したシンガーは他にもいる。スティーヴィー・ワンダーだ。スティーヴィー・ワンダーは、生まれて間もない時に視力を失ったが、天真爛漫なイタズラ好きの子どもへと成長した。ビートルズが全盛期を迎えていた頃、弱冠12歳にしてデビューを果たしている。思春期には、ビートルズの楽曲の他、公民権運動の活発化やベトナム戦争の深刻化に触発された。1970年代に突入すると、シンセサイザーなどの電子楽器を活用し、精力的に作詞作曲を始めた。心にじんわりと染み入るような名曲の数々を世に送り出しているヒットメーカーだ。CMや映画に起用される機会が多いため、誰もが一度は彼の楽曲を耳にしているはずだ。


R&Bの要素を取り入れたシンガーの登場



1990年代、R&B特有の歌い方やリズム感を取り入れたポップス歌手が増え始めた。マライア・キャリーもその一人だ。マライア・キャリーは、かつてオペラ歌手として活躍していた母親の影響で4歳から歌唱のレッスンを始めた。日々プロのシンガーに必要なセンスやスキルを磨き、高校生の時には自身オリジナルの曲を作っていた。高校卒業後、飲食店で働きながらデモ・テープの製作に尽力する中、運命的な出会いによってデビューのチャンスを掴んだ。1990年にリリースしたデビュー曲「ビジョン・オブ・ラブ」は、4週連続で全米ナンバーワンにランクインしている。その後も、類い希な高音ボイスを武器に快挙を成し遂げた。白人系音楽とR&Bの垣根を壊し、新たな音楽のジャンルを開拓したシンガーだ。加齢や心身の不調によって歌い方を変えているが、絶大な人気を維持している。


 日本国内でも、サム・クックやマライア・キャリーに影響を受けているシンガーは多い。MISIAや久保田利伸は、日本のR&Bシーンの代表格となっている。2人とも、歌声の音域が非常に広く、ステージ上で圧倒的な存在感を放っている。


Photo: https://www.pexels.com/


Written by 編集部

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