レディオヘッド、「Creep」盗作訴訟を起こしていないとラナ・デル・レイの主張に反論

100%の著作権料支払いを求められていることを明かしていたが…
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2018.01.12 02:00

先日、アメリカ人シンガーソングライターのラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)は、レディオヘッド(Radiohead)から代表作「Creep」の盗作を主張され訴訟を起こされているとTwitterで明かした。


しかし、レディオヘッドは彼女の発言を否定し、訴訟を起こしていないことを明らかにしたことで、事態が急変している。  


レディオヘッド側は訴訟を否定 


この問題は、当初レディオヘッドは、ラナ・デル・レイの「Get Free」が「Creep」に酷似していると主張していると報じられた。ラナ・デル・レイによると彼女は「Get Free」の著作権料のうち40%までレディオヘッドに支払うと交渉していたが、レディオヘッドはそれに応じず、100%の支払いを主張してきたという。またそれを理由にラナ・デル・レイが裁判所に出廷するとTwitterに投稿したことで問題が公になっていた。




 ◼︎関連記事:著作権料100%要求!! ラナ・デル・レイ、レディオヘッドから「Creep」盗作を訴えられる 


類似性を巡る交渉は行われている  


しかし、レディオヘッドの著作権を管理する音楽出版社Warner/Chappellが、ラナ・デル・レイ側と交渉中であることは認めたが、訴訟の事実を否定したのだ。


https://pitchfork.com/news/radiohead-havent-sued-lana-del-rey-publishers-say/


Warner/Chappellはまたレディオヘッドが著作権100%を求めたという内容の報道も否定。


ただ、「Get Free」のヴァースが「Creep」のヴァースに見られる音楽的要素を明らかに使用しているため、「Creep」のソングライターたちのために承認してほしいと声明を出している。


ソングクレジットを追加変更すれば解決かも? 


「Creep」自体も以前、お伝えしたとおり、かつてThe Holliesの「The Air That I Breathe」の盗作を主張されたことがあり、その結果、同曲のソングライターたちの名前がソングクレジットに加えられるようになった。そのことから考えるとこの問題が解決するには”100%ではない”著作権料の支払いとソングクレジットに「Creep」のソングライターたちの名前が変更する必要がありそうだ。


 


ちなみにイギリスのバンド、The Verve最大のヒット曲で、近年は日本の人気リアリティーショーでも使用された「Bitter Sweet Symphony」もローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の「The Last Time」を無断サンプリングしたことで、著作権を主張され、ソングクレジットにミック・ジャガー(Mick Jagger)とキース・リチャーズ(Keith Richards)の名前が追加され、「Jagger/Richards/Ashcroft」に変更させられている。



しかし、肝心のラナ・デル・レイは盗作を認めていない上に、レディオヘッド側とは訴訟問題含め、発言内容の違いがある。そのため今後、問題はすんなり解決とはいかないかもしれない。果たして食い違う意見の裏にはどんな真実があるのだろうか? 今後の続報に注目したい。 


参考: 

https://noisey.vice.com/en_us/article/paqq99/it-turns-out-radiohead-may-not-actually-be-suing-lana-del-rey

https://www.allmusic.com/song/bittersweet-symphony-mt0001301257

https://pitchfork.com/news/radiohead-havent-sued-lana-del-rey-publishers-say/


Written by Jun Fukunaga 

Photo: Daniele Dalledonne 

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