Nikeが南アフリカの店舗を一時的に閉鎖! 原因はTwitterに投稿された人種差別的動画

休暇で訪れた南アフリカのビーチで差別発言をしたのは従業員の夫? ボイコット騒動にまで発展
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2018.08.27 04:30

Nikeが南アフリカの店舗を一時的に閉鎖、そのわけとは


言わずと知れた世界最大のスポーツブランド「Nike(ナイキ)」従業員の教育は徹底していても、その家族にまでは至らなかったのか。ナイキが南アフリカの店舗を突如閉鎖にしたのには人種差別問題が関係している。


今回問題視されたのは南アフリカのビーチを休暇で訪れた白人男性による「黒人差別的発言」。しかも事もあろうにTwitterにその動画を投稿していたのだ。Twitter上でその動画を見つけたユーザーの1人、南アフリカの政党「経済的解放の闘士」のメンバーである女性は「この男性は差別主義者。誰かこの男がなんて名前で、どこに住んでいる人間なのかDMしてちょうだい」と人物を割り出すためのコメントを投稿し、瞬く間に拡散された。


この時代、SNSで人物の身元を割り出すことは容易であり、人種差別動画を投稿した男性はAdam(アダム)という名前で、ナイキのマーチャンダイジング・ディレクターを務める従業員の旦那だということまで明らかになった結果、SNSではナイキに向けたメンションが炎上し一時店舗閉鎖の措置を取ったものと思われる。





Twitterに投稿された動画


アダムが投稿した動画には明らかな差別用語が含まれていた。南アフリカでは白人と非白人を隔離する政策、アパルトヘイトがあったことから人種差別問題に対しては特に敏感だ。動画の中でビーチ沿いの天気を伝えると発言したアダムは「青い空、素晴らしい天気に海、そしてka**ir(アフリカ系黒人を指す差別用語)は視界にいない。天国のようだ」とコメントしている。


現在は削除されている動画がどこからリークしたのかは定かではないが、南アフリカ国内では彼の名前のハッシュタグがトレンド入りするほど急速に広まった。SNSではアダムと関係のあるビジネス全てをボイコットするような呼びかけも行われた。






今年1月、H&Mによる黒人少年をモデルに起用した際に起こった人種差別問題でも抗議デモを先導した「経済的解放の闘士」はアダムを警察と人権委員会に報告し刑事責任を問う構えだ。またアダムは彼の家族が営むフード・プロデュース会社「セント・ジョージ・ファイン・フード」からも解雇され、同社は地元のステーキ会社らとの契約を打ち切られるなどの影響を受けている。


ナイキはこの件に関してアダムとその妻である従業員については言及せず、「ナイキは差別に反対し、多様性や敬意に対する当社の長年の取り組みは変わることはない」とコメントを発表。


1つの差別発言がここまでの事態になるとは日本では考え難い事かも知れないが、2020年の東京オリンピックに向けて今一度、意識を高める必要があるように感じる。




written by #BsideNews


source:

https://qz.com/africa/1366680/adam-catzavelos-racist-rant-nike-other-businesses-distance-themselves/

https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-08-22/nike-closes-south-african-stores-after-racist-video-goes-viral


photo: twittervisualhunt


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