全米1位獲得、Pop Smokeの遺作デビューアルバム『Shoot For The Stars Aim For The Moon』を聴く

50 CentがプロデュースをつとめたアルバムにはFuture、Tyga、DaBabyら豪華アーティストが参加。Spotifyでは全曲がトップ50入り。
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2020.07.19 08:00

ヒップホップにおける注目のサブジャンル、Brooklyn Drillを牽引するラッパーとして期待される中、惜しくも今年2月に凶弾に倒れてしまったPop Smoke(ポップ・スモーク)。そんな彼の遺作となるデビューアルバムが7月3日にリリースされ、初登場全米1位となることが確実となった。


アルバムは以前から話のあった通りPop Smokeの憧れのラッパーである50 Cent(50・セント)がプロデュースし、Future(フューチャー)、Tyga(タイガ)、DaBaby(ダベイビー)と人気ラッパーが集結している。






コマーシャル的にも成功したアルバムに


Pop Smokeの代表曲「Welcome to the Party」や「Dior」、また一般的に”Brooklyn Drill”と聞くとベースの効いたハードコアなビートが思い浮かぶだろう。もちろんそういった曲も収録されてはいるが、このアルバムではそういった概念が少しは覆ると思うので是非苦手意識無しに聴いてみていただきたい。


その理由としては先述したフィーチャリングラッパーの他にもMigos(ミーゴス)からQuavo(クエイヴォ)、自身のアルバムが全米1位を獲得しているLil Baby(リル・ベイビー)やRoddy Ricch(ロディ・リッチ)といった”ドリル・ラッパー”以外のアーティストが参加している点があるだろう。そしてTyga(タイガ)の勧めもあってラテンシンガーのKarol G(キャロル・G)が参加していることで、さらにリスナーの幅を広げることにも成功している。



2000年代R&B・ヒップホップをサンプリングした曲も


さらに聴きやすさを増している理由が、甘々な懐かしいR&Bが大胆にサンプリングしていることだ。14曲目の「Something Special」では同郷ブルックリンのラッパー、Fabolous(ファボラス)の2003年リリース「So Into You」を、続く15曲目の「What You Know Bout Love」ではGinuwine(ジニュワイン)による2001年リリース「Differences」をそれぞれサンプリング。これにはハードコアなラッパーが歌う切ない曲というギャップでさらに多くのファンが増えること受け合いだろう。


そして17曲目の「Got It on Me」。元々は「Many Men」と同タイトルの50 Centのヒット曲をカバーした形で存在していたが、キャリア初期の作品でもありお蔵入りすると予想されていた曲。Pop Smokeをミックステープ時代から追っていたファンとしてはタイトルに驚かされたものの、嬉しいサプライズとなっただろう。



しかしながらBrooklyn Drill感も弱いことは誰しもが感じたところかもしれない。しかしご心配なく。最近ラッパーがリリースするアルバムには”デラックス・エディション”が付き物であり、すでにブルックリンのラッパー、Fivio Foreign(フィヴィオ・フォーリン)がTwitter上で参加を示唆している。


まだまだPop Smokeのアルバムから耳が離せなそうだ。



written by BsideNews


source

https://www.hotnewhiphop.com/pop-smokes-shoot-for-the-stars-aim-for-the-moon-to-debut-at-no-1-news.113757.html


photo

http://www.republicrecords.com/artists/pop-smoke






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