AI搭載マスタリング・ソフトウェア「iZotope Ozone 9」発表 さらにOzone 8 Elementsが期間限定で無料に

新機能でミックスとマスタリングの境界がやや崩壊か?
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2019.09.27 04:00

DAWユーザーの心強すぎる味方、iZotope Ozoneの最新版ティザー映像が公開され、さらに前バージョンのOzone 8 Elements(通常13,800円相当)が2019年10月2日まで無償ダウンロード可能となっている。




Ozoneとは


iZotope社の誇るAI機能を搭載した統合型のマスタリングソフト/プラグイン。Ozone 8では大量の楽曲をマシーンラーニングにより分析・習得したAIに自身の楽曲を分析させ、EQ, コンプ, リミッターといったマスタリングの下処理を施してくれるMaster Assistant機能が搭載され大きな話題となった。


発売日・新機能は?


9月27日現在、発売日や具体的な新機能などは明らかになっていないが、iZotope社サイトでは3つのヒントが書かれていたので、そこから予想してみた。


never-before seen processing for low end
【これまでに見たことのない低域処理】


現在の音楽シーンではダンスミュージックだけでなくポップスでも808による低音が当たり前に利用されるなど、超低域まで広い周波数特性をもった楽曲が増えている。おそらくはそのあたりのマスタリング時の処理についての機能だと思われるが、見たことのない処理ということなので、今までにあったようなエンハンサーや原音にサブフリークエンシーを追加するようなタイプの処理とは違う方法なのかもしれない。


 real-time instrument separation
【リアルタイムでの楽器の分別】


こちらの機能はおそらく同社のRX7ですでに採用されていた驚愕の機能、Music Rebalanceの進化版なのではと予想できる。RX7ではミックスされ一つのファイルにされている音源を、ボーカル、ドラム、ベース、そのほかの楽器の4つに分離して、音量のバランスを再調整したり、ボーカルだけを抜いたりという機能が備わっていた。マスタリングエンジニアでも使用しているという話を聞いたことがあるので、おそらくは多くのユーザーにとってありがたい機能だと思われる。


ただ、自分でミックスした音源がマスタリングでバランス変えられたことを知ったら、マスタリングエンジニアにダメ出しされてるような気持ちになり、何も言えずに静かに泣く。ミックスとマスタリングの境界は少しずつ崩壊するのかという議論も湧きそうな機能だ。おそらくミックスをやり直すというよりは、マスタリング目線でほんの少し補正するような用途になるのではと思われるが、ともかくこれまでのマスタリングの概念を覆す新機能となるかもしれない。


lightning-fast workflows
【電光石火のワークフロー】


最後にこのキーワード。lightning-fastは辞書によれば電光石火ということで、一応まんま書いてみたら忍者みたいでかっこいい響きだ。とにかく今まで以上に便利になりそうな予感!


発売まで待てない!という方はまずは無料期間中にOzone 8 Elementsを入手してAIによるMaster Assistant機能を試してみよう!



written by Yui Tamura


source:

https://www.izotope.com/en/learn/ozone-9-coming-soon.html

photo:

https://www.izotope.com/en/learn/ozone-9-coming-soon.html



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