Nipsey Hussle、グラミー賞にノミネートされた『Victory Lap』がiTunes1位に

BeyonceやKendrick Lamarも追悼コメントを発表。地元を愛し愛されたラッパーが残したものとは。
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2019.04.02 09:30

3月31日に凶弾に倒れ、33歳の若さでこの世を去ったラッパーのNipsey Hussle(ニプシー・ハッスル)。亡くなったアーティストの曲が再度チャートに現れるのは度々目にすることだが、ビルボードによるとNipsey Hussleの残した曲のセールスが2776%も上昇と驚異的な伸び率をみせているという。



iTunesチャートでは昨年リリースされグラミー賞にもノミネートされたアルバム『Victory Lap』が1位になったほか、2013年にリリースされたミックステープ『Crenshaw』が7位、2010年にリリースされた『The Marathon tape』が20位と最新アルバム以外もチャートに再登場。


また、ビヨンセ(Beyonce)や同郷のケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)も、Nipsey Hussleへの追悼コメントをSNSで投稿している。






地元を愛し、愛されたラッパー


Nipsey Hussleが死亡したニュースが伝えられたその数時間後には、大勢のファンが事件のあったアパレルショップ『The Marathon Store』の周辺に集まった。ファンに対するインタビューからは、いかにNipsey Hussleが地元コミュニティを大事にし大きな影響を与えてきたのかがわかり、思わず涙するファンの姿も。彼らにとってNipsey Hussleはラッパー/アーティスト以上の存在だったのだ。




残念ながら事件の現場となってしまった『The Marathon Store』では地元の人間やアーティストを雇い仕事を供給していたほか、同じクレンショー地区にはビジネスを発展させるためのコワーキングスペースも設立。さらに地元の子供達のために科学・技術・工学・数学の教育分野からなるSTEM教育プログラムをスタートさせるなど、まさにコミュニティファーストなラッパーだったNipsey Hussle。志半ばで他界してしまった事が本当に惜しまれる。



勝ち続ける事が成功じゃない


これほどまでに影響を与えてきたNipsey Hussleの気持ちが少しでも理解できそうなコラムが、亡くなる数ヶ月前にスポーツ系ウェブマガジン『The Players' Tribune』にて本人自らの文章で寄せられている。「スポーツ系ウェブマガジンになぜ?」と思われる方もいるだろうが、彼は自身の人生を“マラソン”と例え、曲にしてきた事を忘れないで欲しい。そして何より、本格的にラッパーとして活動する以前、Nipsey Hussleの青春はバスケットボールコートにあり、そこには全てのカルチャーがあったと語っている。


通っていた小学校のボロボロになっていたバスケットボールコートを、スポーツブランド「プーマ」とパートナーシップを結び子供達のためにリニューアルしたりと、ここでも彼のコミュニティファースト精神が垣間見られる。




「勝ち続ける事が成功じゃない。最大の失敗は立ち上がらずに諦めてしまう事だ」


そんな印象的な言葉をこのコラムで残しているNipsey Hussle。最後まで地元を愛し、愛され、地元で命を落とした彼のレガシーは今後も語り継がれていくだろう。




written by BsideNews


source:

https://www.billboard.com/articles/columns/chart-beat/8505188/nipsey-hussle-music-sales-increase-death

https://hiphopdx.com/news/id.50880/title.nipsey-hussles-music-sales-dramatically-increase-following-his-death#

https://www.theplayerstribune.com/en-us/articles/nipsey-hussle-for-the-culture


photo: www.atlanticrecords.com




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