Nicolas Jaarの魅力に迫る!! アルバム『Sirens』や活動、曲のまとめ

Nicolas Jaarはニューヨーク出身のミュージシャン
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2020.03.10 05:00

Nicolas Jaarはニューヨーク出身のミュージシャン


ミュージシャンのNicolas Jaar(ニコラス・ジャー)は、アメリカのニューヨークで生まれ南米のチリで育った経歴をもつ。彼はこれまでに数多くの作品を発表しており、日本でも人気のミュージシャンの1人になっている。今回はNicolas Jaaのアルバム『Sirens』や、デビューしてからの彼の活動などを紹介していく。



10代から注目を集め始めたNicolas Jaar


Nicolas Jaarは、現代アートの制作で知られるAlfredo JAAR(アルフレッド・ジャー)を父親にもつ。戦争などをテーマに取り上げたAlfredo JAARの作品は、日本でも広く公開され話題を呼んだ。10代の頃に音楽活動を始めた彼は17歳で初の作品『The Student EP』をリリースした。彼の作品はピアノのサウンドなどをしばしば取り入れるのが特徴になっている。『The Student EP』でもピアノのサウンドが効果的に使われており、独特の雰囲気をもつ作品に仕上がっている。


2007年からファーストアルバムの『Space Is Only Noise』をリリースする2011年までに制作されたのが「Tribute to my Mother」や「Time for Us」、「Love You Gotta Lose Again」といった曲だ。このような彼の初期の作品でも、ピアノのサウンドがたびたび登場する。Nicolas Jaarの初期の作品はお店では購入が難しくなっているが、彼の公式サイトなどでは一部の曲が試聴できる。デビュー当時からの彼の軌跡をチェックしたいときは、公式サイトに用意されている音源を聴いてみるとよいかもしれない。



大好評を博したファーストアルバム『Space Is Only Noise』


Nicolas Jaarのファーストアルバム『Space Is Only Noise』は、発売されるやいなやアメリカの音楽業界で大好評を博している。フランスのレーベルであるCircus Companからリリースされたこのアルバムは、アメリカの音楽メディアであるピッチフォーク・メディアで「Best New Music」に輝いた。『Space Is Only Noise』には、犬の鳴き声や子どもの声などがミックスされた「Être」や「Sunflower」といった曲が収録されている。いずれも電子音とさまざまな音を組み合わせてNicolas Jaarならではの世界を作り上げている。これまでのダンスミュージックとは一味違ったエキセントリックな曲の数々は、音楽業界でも話題を呼んだ。


ファーストアルバムをリリースしてからのNicolas Jaarは、さらに活動の幅を広げている。自分のレーベルである「Other People」を立ち上げたり、バンドのDARKSIDE(ダークサイド)をつくったりして、さまざまなスタイルで音楽活動を続けてきた。DARKSIDEは、彼がギタリストとして知られるDave Harrington(デイヴ・ハリントン)と結成したバンドだ。DARKSIDEがリリースしたアルバムの『Psychic』は、ピッチフォーク・メディアでも高い評価を得ている。



映画音楽の制作でも注目を浴びる


Nicolas Jaarは2015年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた『ディーパンの闘い』の音楽を制作したことでも知られている。Jacques Audiard(ジャック・オーディアール)監督のこの作品は、フランスで大好評を博した。『Nymphs』や『Pomegranates』などの作品も続々と発表し、Nicolas Jaarは幅広い分野で活躍するようになった。ちなみに、『Pomegranates』も前衛映画用の音楽として制作された作品だ。『Nymphs』では、電子音を活用した「Don't Break My Love」やピアノのサウンドを活用した「Mistress」などで、彼の個性が味わえるかもしれない。『Pomegranates』には、生活音などを取り入れて映画のシーンを彷彿させるような雰囲気をつくり上げた作品が多い。


こちらのアルバムの「Muse」などは、ピアノのサウンドがオシャレにアレンジされた1曲だ。Nicolas Jaarの公式サイトでは、これらの作品の楽曲も試聴が可能になっている。彼の魅力をもっと知りたいときは、Nicolas Jaarが手掛けた映画音楽や過去のアルバムの曲をひと通り聴いておくのもよい方法になるだろう。



2016年にセカンドアルバムの『Sirens』をリリース


2016年にNicolas Jaarがリリースしたのが、アルバムの『Sirens』だ。このアルバムと前作『Nymphs』、『Pomegranates』は、3部作になるように制作されている。各作品の共通点や違っている点などをチェックしながら聴き比べてみるのも、彼の作品の楽しみ方になるだろう。『Sirens』の1曲目に収録されているのが「Killing time」だ。この曲はピアノのサウンドを使ったNicolas Jaarのスタイルが味わえるのが特徴になっている。『Sirens』は、歌詞にも作品の個性が現れている。「Three Sides Of Nazareth」などは『Sirens』の雰囲気が堪能できる曲の1つだ。


アルバムを聴くときには、歌詞もチェックしておくと『Sirens』の世界がより楽しめるだろう。いずれの作品も一般的なロックミュージックにとどまらない内容になっているところは、Nicolas Jaarの曲ならではと言える。アート作品のような複雑な世界に触れられるのが、彼のミュージックの大きな魅力だ。Nicolas JaarがメンバーになっているDARKSIDEは、日本で開催されたFUJI ROCK FESTIVALにも出場した実績がある。来日の機会があるときは、イベントに足を運んで、自分の耳で人気上昇中の彼の音楽を聴いてみることも可能だ。




written by 編集部


photo: https://www.facebook.com/pg/Nicolas-Jaar-15727540611/photos/?ref=page_internal


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