1996年に急逝したラッパー、2パックの新アルバムがリリースへ! 未発表曲の著作権裁判に勝訴

死後22年、未だにその影響力は計り知れない2パックの生前に録音された音源はアルバム2枚分にもおよぶ
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2018.10.02 08:30

2Pacのアルバムがリリースか


ヒップホップの歴史上、最悪の悲劇とも言われる「ヒップホップ東西抗争」 、東海岸ニューヨークを代表するThe Notorious B.I.G.(ザ・ノトーリアス・B.I.G.)、西海岸ロサンゼルス代表の2Pac(2パック)両者の死という結末で幕を閉じた事件から約20年。これまでも未発表音源がリリースされてきた2Pacだが、ついにアルバムとしてリリースされるようだ!


アーティストの死後に生前のボーカルが使用され、フィーチャリングなどでその声を聴くことは少なく無いが、アルバムとなると話は別だ。2Pacの遺産管理財団によるとその音源の量はアルバム2枚もしくは3枚分にもおよぶようで、早めのリリースを希望しているという。





5年の裁判の末、勝ち取った亡き息子の音源集


今回のアルバムリリースに動き出すまで2Pac側には長い戦いがあった。アーティストにとって曲の著作権問題は切っても切れない話ではあるが、すでに他界したアーティストでは問題がこじれるケースも多く発生している。2Pacにおいても例外ではなく、母親であり、2Pacの遺産管理団体の代表も務めていたAfeni Shakur(アフェニ・シャクール)は110万ドル以上の著作権使用料が払われてい無いとして、2013年にカナダの音楽レーベル「Entertainment One(元・Koch Records)」を提訴し、2Pacの曲の著作権保有者になることも希望していた。Entertainment Oneは2Pacの曲の著作権は自分達が所有しているとして、音源を渡すことを拒否。この裁判は5年にもおよび、今年9月末に遺産管理団体側の勝訴に終わった。


未払いとされていた110万ドルには及ば無いものの、Entertainment Oneは遺産管理団体に対し、多額の和解金を支払うことで合意したと報じられている。残念ながら母親のAfeni Shakurは2016年に他界してしまったが、こうして亡き息子の未発表音源の権利を取り戻すことができ、念願が叶うこととなった。





2Pacの死後の作品


他界したアーティストの中でも2Pacほど死後にリリースの多いアーティストもいないだろう。生前に残したアルバムは5枚(うち1 枚は死後2ヶ月後に発表)。そして死後にリリースしたアルバムも5枚(コラボレーション、コンピレーションアルバムを除く)と、生前同様の活躍をしていた。彼の未発表アカペラは数百曲以上とも言われており、今回の新しいアルバムが2枚以上となってもおかしくない。


死後に発表されたこれらの曲は以前からのヒップホップファンには鉄板のクラシックであり、改めて死後の作品だとわかると、驚きすらあるので紹介しておこう。


遺作となった5枚目のアルバム『The Don Killminati: The 7 Day Theory』より

2Pac - To live and die in LA



死後、最初の未発表曲集『R U Still Down?(Remember Me)』より

2pac - Do For Love



未発表曲集『Better Dayz』より、Nas(ナズ)参加の名曲

2Pac - Thugz Manshion



死後10年が経ってリリースされた未発表曲集『Pac’s Life』より

2Pac - Pac's Life ft. T.I. & Ashanti



死後10年経った曲でも未だに新鮮さを覚える。今後リリースされるであろう新しいアルバムでは、フィーチャリングで夢の共演もありえるかもしれない。



written by #BsideNews


source:

https://www.thefader.com/2018/10/01/new-tupac-albums-death-row-settlement


photo: facebook


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