Pop Smoke亡き後、「ブルックリン・ドリル」を盛り上げるのは誰だ!?

Drakeも注目のサブジャンル「ブルックリン・ドリル」。大物ラッパーとのコラボも増えたFivio Foreign、Smoove'L、Mr Swipey。ブルックリンの新人ラッパーが今ストリートで注目されている。
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2020.05.07 09:30

ヒップホップと一言で言っても、TrapやEmo Rapの様にサブジャンル化が近年進んでおり、今注目されているBrooklyn Drill(ブルックリン・ドリル)もそのひとつだ。今年2月に20歳の若さで凶弾に倒れたPop Smoke(ポップ・スモーク)に代表され、その名前からもわかる通りニューヨーク・ブルックリン出身のラッパーを中心に巻き起こるこのムーブメントの勢いは目を見張るものがある。


あのDrake(ドレイク)も最新作で取り入れ多くの注目ラッパーが台頭し始めている今、ブルックリンを代表する新人ラッパーたちを紹介していこう。





ブルックリン・ドリルとは?


ブルックリン・ドリルとは元々ある「ドリル・ミュージック」というトラップ系ヒップホップのサブジャンルからさらに派生していったもの。ドリル・ミュージックはシカゴを代表するラッパー、Chief Keef(チーフ・キーフ)やLil Durk(リル・ダーク)らによって2010年代に入ってから注目を集めたもので、そこからさらにイギリスへ広がると2000年代から人気だったジャンル「Grime(グライム)」とドリル・ミュージックが合わさり「UKドリル」と呼ばれる土地柄を背景にした呼ばれ方をする様になった。


そんなUKドリルのプロデューサーの1人、808Melo(エイトオーエイトメロ)がPop Smokeに提供した曲こそが代表曲「Welcome to the Party」でありこの曲のヒットによってPop Smokeの地元であるブルックリンを冠したブルックリン・ドリルの名前が認知されることとなった。シカゴからイギリスへ、そしてまたアメリカはブルックリンへと舞い戻ったプロセスも興味深いジャンルなのだ。




Drakeも注目のドリル・ミュージック


暴力的な歌詞でハードコアな印象を持つドリル・ミュージックだが、そのムーブメントの広がりとともに多くのラッパーが興味を示しており、Drakeもその1人だ。元々UKとの繋がりが深いDrakeが2019年にリリースした「War」はUKドリルを取り入れたものだと噂され、さらに先日リリースされたミックステープ『Dark Lane Demo Tapes』に収録されている「Demons」ではブルックリンのラッパー、Fivio Foreign(ファビオ・フォーリン)とSosa Geek(ソーサ・ギーク)をフィーチャーしており、まさしくブルックリン・ドリルな曲となっている。


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Fivio Foreignは代表曲「Big Drip」のリミックスにMigos(ミーゴス)からQuavo(クエヴォ)、アルバムが全米1位にもなったLil Baby(リル・ベイビー)が参加したことでさらに注目を浴び、先日リリースされたミックステープ『800 B.C.』収録の「Demons & Goblins」ではMeek Mill(ミーク・ミル)とコラボ。グラミー賞レベルのラッパーからオファーを受ける紛れもなく次世代のブルックリンを代表するラッパーだ。




幅広いスタイルに挑む、Smoove'Lにも注目


Fivio Foreignがリリースした翌週にミックステープ『Boy From Brooklyn』をリリースしたSmoove'L(スムーヴ・エル)も今注目すべきブルックリンのラッパーだ。昨年シングル「New Apollo」がニューヨークのラジオを中心にプレイされたことで注目され、大手レコード会社「Interscope」と契約。そしてデビューミックステープをリリースとなったわけだが、彼は「ニューヨークの音がドリル・サウンドになっているけど、俺はさらに新しい何かを持ち込みたいんだ」とインタビューで話す。


そうして『Boy From Brooklyn』を聴くと確かにブルックリン・ドリルな曲もあるが、エモさも兼ね備えたメロディーが印象的な曲も収録されている。ジャンルにとらわれず幅広いスタイルがこれからも期待できそうなSmoove'Lも要チェックだ。




French Montanaと契約を結んだMr. Swipey


2016年リリースの「Unforgettable」で有名なラッパー、French Montanaのレーベル「Coke Boys」と契約したのがFivio Foreignと親しいMr. Swipey(ミスター・スワイピー)。さっそくFrench Montanaのニューシングル「That's a Fact」にFivio Foreignと共に参加するとアナウンスされている。この曲に関しては当初Mr. SwipeyはMVに登場していただけでドリル・サウンドを取り入れた曲で若手をフックアップしていないことからFrench MontanaとFivio Foreignの間で一悶着あったが、解決したのだろう。


Fivio ForeignとMr. Swipeyはすでにコラボを果たしており、昨年6月にリリースされた「2 CARS」がストリートヒットとなっている。これからのブルックリンを引っ張っていくであろう2人なだけにこれからのチームワークにも期待がかかる。



その他にもヒップホップ情報誌・XXLによる注目アーティストを選ぶ企画『2020 Freshman Class』の候補に挙がっているSheff G(シェフ・G)、22Gz(トゥエンティツージーズ)の2人もブルックリン出身。ブルックリン・ドリルをはじめ、これからのラップシーンのムーブメントを語る上でこれらのラッパーは是非覚えておいていただきたい!!


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written by BsideNews


source

https://pitchfork.com/news/fivio-foreign-releases-new-mixtape-800-bclisten/

https://www.complex.com/music/smoovel-interview-brooklyn-drill

https://www.hotnewhiphop.com/french-montana-proves-fivio-foreign-wrong-news.109301.html


photo: 

https://www.facebook.com/photo/?fbid=112800697030801&set=a.112800097030861

https://www.youtube.com/watch?v=YYdHz7l4U54&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=T0SYi0XaJ3Y&feature=youtu.be




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