ギネス記録が話題になった実力派R&Bシンガー・Cupid(キューピッド)

パーティー・テイストな楽曲を発信し続けるアーティスト・Cupid(キューピッド)
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2018.10.10 02:30

パーティー・テイストな楽曲を発信し続けるアーティスト・Cupid(キューピッド)


5オクターブの声を持つR&BシンガーCupid(キューピッド)が、90年代を彷彿とさせるスムース・トラックであるシングル「Body」を発表した。明るく陽気なテイストの楽曲を世に送り出してきたCupidだが、今作でも期待を裏切らない彼らしいダンスナンバーを提供している。



セカンドアルバムの大ヒットを機にメジャーへ進出


Cupidは、アメリカのルイジアナ州ラファイエットが出身地の、男性のR&Bシンガーである。1982年10月10日生まれで本名はBryson Bernard、元々はグループの一員として音楽活動を行っていたが、ソロの道にキャリアを移し、2001年にはシングル「Do Ya Thang」をインディーズで発表している。


その後、2002年にデビューアルバム『Cupid』を発表、2005年にはセカンドアルバム『The King of Down South R&B』を発表し、このセカンドアルバムがアメリカ南部の地域を中心として好評を得、着実にキャリアを積むことになる。


そして2007年には大手レコード会社との契約を果たし、サードアルバム『Time For A Change』を発表、グラミー賞の4部門にもノミネートされたことのあるラッパー、B.o.Bも参加したこのアルバムは、たくさんの聴衆の心をつかみ、大ヒットとなった。


なお、Cupidという名前は、ベテランR&BシンガーのSam Cooke(サム・クック)のシングル「Cupid」のカバーが評判となり、その後の彼のステージネームとして認知されるようになる。




シングルタイトルがダンス名になる快挙


また、そのヒット作となったサードアルバムから、シングルとして発表された「Cupid Shuffle」は、独特の振り付けが施された楽曲として数々のヒットを記録する楽曲となった。簡単なダンスで、1人でも大人数でも楽しめるダンスはブームとなり、17000人以上の人が一斉にこのダンスのパフォーマンスを行ったところ、2007年のギネス記録認定の快挙を成し遂げ、Cupidはダンス界でもムーブメントを築いたR&Bシンガーとも言える位置に着いた。


その後、中国でのダンスパフォーマンスが人数的にギネスの記録を更新することになったが、子どもから大人まで誰もが楽しんで踊れる同曲は、「CupidShuffle」というダンス名としても定着するなど、この曲とダンスでCupidの名前は世界中に広がることになる。





栄光の後に味わった挫折


そんな栄冠を掴んだCupidだが、2012年にはアメリカのオーディション番組『The Voice』に出場している。この番組は審査員が出演者に背を向けて歌そのものを審査するという、言わばルックスでの第一印象を植え付けられることのないオーディション番組なのだが、Cupidはこのステージで自身の楽曲である「Cupid Shuffle」をバージョン違いで歌い上げた。だが、結果は審査員の誰もが俗に言う「合格」を示すことなく、Cupid本人の歌だと理解した上で、別の曲を歌うことを勧めた。プロのR&Bシンガーとしては痛手を負うことになったが、彼の音楽の才能は認められる結果となり、その後もCupidは音楽活動を続けることになる。


そして2013年以来となる、満を持しての発表という形になったシングル「Body」30代に投入したCupidのダンスナンバーは、陽気さの中にもどこか大人の落ち着きを感じさせる楽曲となっている。どんなシーンで聴いてもしっくりくる感覚は、もはや経歴を見ても、年齢的にもベテランの域に達したCupid、さすがの一言である。


様々な経験をした彼なら、全てを糧にして今後も新たな楽曲を発信してくれることだろう。恵まれた歌唱力に、ダンスムーブメントも起こした才能も合わせ持つR&Bシンガーとして、Cupidのさらなる活躍を期待したいものである。


photo: facebook


written by 編集部


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