【後編】NEO-RAVE EUPHORIA ~イギリス屈指の混沌とレイヴの祭典「BANGFACE WEEKENDER 2017」密着レポート~ DJ Shimamuraが出演したBANGFACE WEEKENDER 2017現場の空気をレポート
Written by DJ ShimamuraPhoto by UMA KUMATA @iinuo + DJ Shimamura1 text 今回は2017年3月16日から19日までイギリスのサウスポートで開催されたイベント「BANGFACE WEEKENDER 2017 (以下BFW2017)」に僕、DJ Shimamuraが出演して来たので現場の空気をレポートしていきたいと思います。(後編) 1 text DAY3: 18 (SAT) この日は日中、プールパーティーも開催されていたみたいです!(すんません!寝てました!)VIDEO メインフロアではSERIAL KILLAZ、RATPACK、ATARI TEENAGE RIOT、BONG-RA、HELLFISHなど、この日も豪華なアーティストが目白押しでした!RATPACKのステージは圧巻で、経歴約30年の重鎮アクトにも関わらずレイヴアイドルさながらの盛り上がり。Underworld、The Prodigyのヒットチューンのカバーもプレイされ贅沢な1時間でした!最新の音源もチェックするしOLDSKOOLも大好き。そんなイギリス人らしさを感じさせるフロアの空気にグッと来るものを感じました。また、今回のヘッドライナーATARI TEENAGE RIOTもフロア煽りまくりのロックなステージでした!この日はFACE ROOMも贅沢なラインナップで、ED SOLO & DEEKLINEのブチアゲJUNGLE / DRUM&BASSセットはMCも入って最高でした。その後のROCKWELLもインテリジェンスな方向からガンガンあげていくスタイルで見事なセットでした。VIDEO 1 text DAY4: 19 (SUN) 最終日。メインフロアはALTERN8のMARK ARCHERからスタートというこれまた贅沢なオープニング。FACE ROOMではMOVING SHADOW LEGENDSと題してレーベルMOVING SHADOWのヒーロー達が続々出演。JUNGLE / OLDSKOOL / HAPPY HARDCOREからDRUM&BASSへ移行していくレーベルの歴史を辿るような素晴らしいショーケースでした。そしてメインフロアではMACHINEDRUM、LUKE VIBERT、トリには今年のSONIC MANIAにも出演が決まったSHOBALEADER ONEが出演!AM1時のクロージングセレモニーにて無事終演を迎えました。VIDEO 1 text * * * * * * * * * * * * * *どのステージ、いやもっと言えばステージ外のどこにいっても皆子供のような笑顔で全力でレイヴを楽しんでいて、寝泊りするシャレーでもお客さんが機材を持ち込んでホームパーティーが始まったりと、落ち着く瞬間が月曜の朝まで存在しない夢のような時間でした。「自分たちが求める自由度の高いレイヴがなかったから作った」そんなレイヴの基本であるDIY精神を運営から強く感じました。ヘッドライナーの半数が90年代に特に活躍したアーティストというのは、多くの参加者 / 運営側がまだ子供の頃に活躍していたヒーローのステージを観たいというのもあるだろうけど、本能的に興奮するレイヴサウンドを発信し続けているのが、その時代のアーティストだったという部分が大きいのではないかと思いました。これはリバイバルでも懐古でもなく、確実に最新のレイヴァーからの要求に対する答えなんだと。一緒に参加したSHaKa-iTCHi君のコメントも同感でした。
※SHaKa-iTCHi君たち出演の #MIDI_sai は5/5開催です!ゲストにLUKE VIBERT! https://www.facebook.com/events/410482982654664?tsid=0.6036211217287928 日本社会では悪い印象が付きまとう「好きにやる」という感覚を、英国紳士マナーの中で当たり前のようにアウトプットしている運営陣、またそれを受けてこれまた自分たちなりに好きに遊んでいるレイヴァー達の光景は本当に気持ちのいいものでした。ダンスミュージックにおいてトレンドを追いかけるのも一つの愉しみ方だけど、ここには「自分はこれが好きだからここにいる」という強力なアイディンティティーというか、PUNK的で無邪気な本能のようなものを感じました。そしてそれは僕にとって死ぬほどカッコよく見えました。BANGFACEのスローガンのひとつ「HEALTH & SAFETY CAN FUCK OFF(健康や安全なんてクソくらえ!)」なんて言葉も今の日本のメインストリームとは逆方向を向いていてカッコいい。海外のレイヴに遊びに行く愉しみにはもちろん日本で見れないアクトを観に行くというのもあるけれど、現地のレイヴァーの中に混じってパーティーを楽しむ実体験は何にも替えられないものがあると思うので、ぜひ皆さんにも海外のレイヴに行って、向こうの料理を食べ、向こうの酒を飲み、知らないレイヴァーと肩を組み大暴れしながらレイヴを楽しんでほしいと思います!最後に、ACID TECHNO、HAPPY HARDCORE、JUNGLEはヤバいぞ!レイヴなんていつまで待っても来ないんだから自分たちで生み出すんだ!1 text DAY3,DAY4 タイムテーブル 1 text 【前編】NEO-RAVE EUPHORIA ~イギリス屈指の混沌とレイヴの祭典「BANGFACE WEEKENDER 2017」密着レポート~ http://block.fm/news/neo_rave_eurhoria_1 1 text DJ Shimamura & MC STONEがナビゲートするハードコアレイヴプログラム▶︎RAVE-A-RIDE 毎月第1,3木曜日 20:00 - 21:00 http://block.fm/ondemand/ravearide