ラップレジェンドNas、ニューアルバム『King’s Disease II』をリリース

Eminemとの初共演、Lauryn Hillとの再コラボなど歴史を知るファンにとって胸熱なアルバムが誕生。
SHARE
2021.08.09 03:00

Nasが最新アルバム『King’s Disease II』をリリースした。


14作目となるニューアルバム『King’s Disease II』は、 2020年8月にリリースされ大絶賛されたグラミー賞受賞アルバム『King’s Disease』の続編で、 自身が主宰するMass Appeal Recordsのリリース。


今回も引き続きエグゼクティブ・プロデューサーにはHit-Boy(ヒット・ボーイ)が参加し、フィーチャリングにはEminem(エミネム)、Lauryn Hill(ローリン・ヒル) EPMD、Charlie Wilson(チャーリー・ウィルソン)といったレジェンド達から、A Boogie Wit da Hoodie(エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ)、YG、Blxst(ブラスト)と幅広い世代が参加している。








30年以上のキャリアが生んだ驚きのコラボ


アルバムタイトルにもなっているが「God's Son」と言えばNasであり、”Rap God”と言われるのがEminemだ。そんな2人共が輝かしいキャリアを歩んできて、2021年に初のコラボを果たすとは誰が予想しただろうか。


スタイルが変われど稀代のラップ巧者であることに変わりはない2人は元々映画『Judas And The Black Messiah』のサントラに収録されていた「EPMD」という曲の続編としてアルバムに収録された「EPMD 2」で共演。そして曲のネタにもなっているレジェンダリー・ラップ・グループ、EPMDも参加と、予想もできないコラボを実現させた。


このアルバムでNasとHit-Boyの生んだケミストリーはこれだけではない。Lauryn HillとNasが「If I Ruled The World」以来2度目の共演を果たすとはこちらも信じ難い事実だ。「If I Ruled The World」は1996年リリースのNasのアルバム『It Was Written』に収録されており、今でも90年代を代表するヒップホップとR&Bのコラボとして語り継がれている名作である。






アルバムから「Rare」のMVも公開


『King’s Disease II』からはリリースに合わせて「Rare」のMVが公開された。この曲でNasは自分の多才さが他のラッパーとの違いであり、業界で成功した秘訣だとラップする。その中にも奴隷制度についてや警官による暴力行為などもトピックとして織り込むあたりがNasらしい一面だ。さらにこの曲の特徴としては1曲の中で3部でサウンドが構成されている点だろう。


”孤高のリリシスト”と称されるNasがリリースしたこのアルバムでは2曲目に収録されている「Death Row East」のリリックにも是非耳を傾けていただきたい。この曲では”東西抗争”と呼ばれる2 Pac(2・パック)とThe Notorious B.I.G.(ノトーリアス・BIG)のビーフの背景でNasと2 Pacの間で何が起きようとしていたのかなど、あまり知られていない歴史が語られている。



次々と若いアーティストが出てくることも素晴らしいし、Nasのように何年もゆっくりと熟成を続けるアーティストがいることも素晴らしい。



written by BsideNews





SHARE