AKAIがコンパクトながら1台で音楽制作できるMPCシリーズ最新機『MPC ONE』を発表

PCなしで音楽制作できる新たなオールインワンモデルは、価格も約8万円以下のお手ごろ価格で販売される模様。
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2020.01.16 09:00

現在、アメリカで行われている世界最大規模の楽器展示会イベント「NAMM 2020」にあわせて、各楽器メーカーが最新機材を発表する中、サンプラーの名機「MPC」で知られるAKAI professionalがMPCシリーズの最新モデルとなる「MPC ONE」を発表した。



16パッド、タッチスクリーンなど搭載もコンパクトな「MPC ONE」  


「MPC ONE」は、MPCらしい16パッド、7インチタッチスクリーンディスプレイなどを搭載しつつも、以前、同社が販売していた「MPC Live」同様にコンパクトで重さはわずか2.1kg。(外見に関しては「MPC Live」が長方形型だったことに対し、「MPC ONE」は横272mm×縦272mm×高さ53mmの正方形型になっている)



音楽制作に必要な機能をひととおり搭載したオールインワンモデル 


またElectric、Tubesynth、Basslineといった内蔵音源や、ビートのプログラミングからエディット、AIR FXを利用してのミキシング、マスタリングまでをこれ一台で可能にするなど、音楽制作に必要な機能をひととおり搭載。そのほかにもサンプル素材サブスクリプションサービスのSpliceとも連動するSplice integrationも用意されるなど、PCいらずのスタンドアローン・モデルになっている。さらに最近のハードウエア機材のトレンドを押さえた、モジュラーシンセをコントロールするためのCV/Gateも搭載した仕様になっている点にも注目したい。



8万円以下というお手ごろ販売価格に注目! 


これらのことからサイズだけでなく機能面でも「MPC Live」の後継機的モデルといえそうだが、もうひとつ音楽クリエイターが注目したいのはその販売価格だ。現在、報じられていることによると販売価格は699ドル(約7万6860円)とかなりのお手ごろ価格。先述の「MPC Live」が11万円前後でかつて販売されていたことを考えるとコストパフォーマンスの面でも「MPC ONE」はかなり高いMPCといえそうだ。 


ただ、販売価格を抑えたからか、2GBのRAMは「MPC Live」と同様になってはいるものの、16GBのオンボードストレージ搭載を搭載していた「MPC Live」と比べると「MPC ONE」は、2GB(拡張可能)にとどまっているため、この部分では少容量化している。しかし、それでもやはり8万円以下で購入可能な点は非常に魅力的だ。近年、ハードウエア機材シーンでも1台で音楽制作可能なオールインワンモデルが注目を集めているが、販売価格は10万円を超えるものがほとんどであることを考えるとオールインワンモデルの入門機としては最適かもしれない。 


 昨年、AKAI professionalはパソコンなしで音楽制作やライヴができるオールインワンモデルの「AKAI Force」を発表し、注目を集めたが、今年はこの「MPC ONE」が音楽クリエイターたちの間で話題の機材になりそうだ。現在のところ、日本での発売時期は現時点では未定だが、発売を楽しみに待ちたい。  


関連記事:AKAIが最新ハードウエア「AKAI Force」発表、パソコンなしで音楽が作れる新スタンドアローン機材はここがすごい!


written by Jun Fukunaga 


source: 

http://www.synthtopia.com/content/2020/01/15/akai-pro-intros-699-mpc-one-at-2020-namm-show/

https://www.akaipro.com/mpc-one


photo: AkaiProVideo




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