モーリー・ロバートソン、取材記者には「語らなかった」幼少期から大学時代

モーリーが取材された記者には語らなかった幼少期まで大学時代までのエピソードを紹介。ほんと波乱万丈…。
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2018.12.20 00:00

毎週木曜日夜9時、block.fmで生配信中される、国際ジャーナリストでDJのモーリー・ロバートソンさんの番組『Morley Robertson Show』。今回の番組では自身の幼少期から大学時代までインタビューされた際の模様を、記者に話せなかったエピソードも含めて話していました。



▼毎週モーリー・ロバートソンのラジオが聴ける番組は、こちらをチェック。


「Morley Robertson Show」


生配信:毎週木曜夜 21:00 - 22:30


Soul Train!っていう感じで、いろんなファンキーなもの聞いてもらってますけれども。ちょっと今日はここでお話がしたいと思いました。聞いていただいているのはダグラス・リーディーっていう人が60年代に作曲したものかな? レンダリングされたアルバムなんですけど、『Entropical Paradise II』というものです。


Douglas Leedy『Entropical Paradise II』


「エントロピー」っていうのは物事の不確かさとか、エントロピーが増大するとランダム性が高まるとか。宇宙はエントロピーに向かってるんじゃないか。そして最後は熱がまんべんなく均等にディストリビュートされて、全ては止まってしまうという説もあれば、実は生命っていうのはまさに逆エントロピーであって、物事はただ崩れていって平均化するの反対で、統計に対して逆らう。ランダムに対して秩序を作りだすのがアンチ・エントロピーである生命なんだっていう考え方もあって、興味が尽きません。


そんなエントロピーをですね、当時……本当にあの使われ始めたばかりのランダム回路ですね。Random Voltage Circuit(RVC)、これをブクラ(Buchla)のシステムでダグラス・リーディーがリアライズして。パッチが延々と自分で自分を演奏している。それでランダムなチャンス・オペレーションを音楽に混ぜ込むとですね、機械が機械的に……アナログなんですよ。デジタルで計算は行わないんですけども。フリップ・フロップとかデジタルは当時はないから。


要は、アナログのランダムをサンプリングするんですね。サンプリングすると、その瞬間、ある一定の階段の電位、ボルテージになるので。その電位からコントロール・ボルテージを受けたオシレーターが上がったり下がったりする。1ボルト・パー・オクターブという規格なんですが。あ、でもブクラは1ボルト・パー・オクターブだったっけな? 忘れちゃった。あ、1.2オクターブなんだ。なぜか?っていうと、本当は1ボルトごとに1オクターブ、周波数が倍になるように設定をしているのが普通なのに、ブクラ社だけは1.2にしたんですね。


なんでか?っていうと、その方が12音階を0.1に分けられるじゃないか、みたいなすげー発想です。ブクラです。その本当に鬼ブクラ……ブクラなんてね、研究所にしかなかったですよ。あまりにも値段が高くって。お金持ちしか持てないもんだったんですね。で、そういうのが60年代に一部の本当に現代音楽をやっている人たちが研究所で使っているシステム、そこにダグラス・リーディーは行って長い時間をかけてこのブクラのパッチですね。自己演奏パッチをリアライズ(実現)したわけです。


新聞の取材で話さなかった話を


それで最近私、新聞の取材を時々受けるんですけども。自分の教育や学校の経験、幼少期とか大学までを振り返るシリーズがあって。そこにはもう、役者であるとか著名な方、文化人がね、答えるという新聞のコラムなんですけれども。生い立ちで、「生まれたのはどこでしたか?」から始まり。「いや、マンハッタン島の病院で生まれて、意識がないうちに多分サンフランシスコに2歳まで移っていたと思うんですけど……」って。全部記者さんがノートに書いていってですね。本当に聞くの?っていうぐらいに全部。


「なぜ、アメリカンスクールに行ったのか?」「なぜ父親はABCCに行ったのか?」「なぜ僕は日本の学校に5年生で移ったのか?」「なぜそこで修道学園を受験したのか?」から始まり、そしてノースカロライナに中2で戻るんですけども。その前に生長の家で開眼したっていう話はしなかったんですよ。さすがに。それは日本会議とか、ちょっとアレだから。うん。生長の家の右派は宇治。生長の家の左派は飛田給。


私は飛田給の錬成道場の方がよかったな。「お父さん、お母さん、ありがとうございます」ってね。特攻隊を礼賛する朝の4時半にみんなで軍歌を歌っている変なやつにはついていけなかった。だってアメリカだしね。特攻隊を受ける側だし。しかも原爆を落とした側だったり。まあ、ちょっと複雑すぎるハーフ。そういう人が生長の家の宇治の道場はちょっと難しかったけど、飛田給はよかったです。


それで、飛田給に行った時には覚醒剤でフラフラになって逃げたヤクザさんが、生長の家を信じているその女性のパートナーに連れられてそこに入って。「とにかく覚醒剤を我慢します(ブルブルッ!)」みたいに。その人と集団部屋にみんな、泊まっていたんですよ。その人、誰が監視したんだろうね? 途中で抜けていったのかね? それで、みんなでありがたい話をして。でもね、今日は飛田給の練成道場の話をしにきたんじゃなくて、「その話をしなかった」という話をここでしている。メタです。エントロピーです。ブクラです。


ブクラがメロディーとかを全部「電圧」というインターフェイスでフィルターを通した曲をこうやってメタで音楽をやっている。そのメタの視点で自分の人生を振り返りながら、記者さんには生長の家は言わないことにしよう。言うとちょっと自分が面白くなっちゃうからね。飛田給の話で1時間、使っちゃうから。取材の時間は1時間20分っていう風に決まっていたんで。そこで、ずっとそこは我慢して中2で、アメリカに戻ったと。「それでアメリカに行って、アメリカの学校はどうでしたか? 日本と比べてどうでしたか?」って。俺に聞くの? 日本とアメリカの70年代とかの教育の方針の違い……。いや、それ1個本を書いているけど、Amazonで買ってみる? みたいな。


それでまあそこを、一応かいつまんで話すんですよ。「アメリカは簡単に言うとディベート形式で、みんなで相談しながら、話し合いながら理解を深めていくんだけど、基礎研究は強くなるかわりに日本のように詰め込みで応用問題とか受験のレベルで言うと理数系は遅れているってことになったんですね。ですけれども大学になってから、こういうディベート能力、社交性が花を開かせます。そして社交性と言えば……」とかってもう完全に自分の中であらかじめ仕込んだエンターテイメント路線で話をしていて。


「やはり、男女交際というものがあります……」って。で、2年間、アメリカでモテなかったっていう話をさんざんして。ところがそこで、モテる筋肉だけを一生懸命がんばってつけたため、オナニーのしすぎで……「友達からもらったエロ本をベッドの中で、懐中電灯で親にわかんないように読んでシコっていたら近眼になった」とか、そういう話はしていないわけですよ。それも生長の家と並んで面白い話なんですよ。いつか、ちゃんとみんなの前で、500人に向かって俺はそれを言いたい。もう日本武道館で俺は自分がシコっていた話をしたい。ノースカロライナでエロ本を読んで。


で、その時のエロ本を復元して朗読してもらって。女性の声で朗読してもらって、その時にいまの俺がそれでシコりたくなる顔をみんなに見せたい。まあ、それはいいです。「それによって子供の勉強する能力が上がります。東大とハーバードに入れます」って言ったら、お母さんが子供を連れて俺のシコりたさそうな顔を見に……(笑)。それ、1人1万円だよ。S席。アリーナは1万5千円。お願いします! 「あ、最近引退したてのアイドルの人が息子を連れてきてるわ」みたいなね。J-POPのお金、いただきましょう。


それで、そういうことも記者さんには言いませんでした。それで結局、男女の交友で磨かれたんだけど、日本に訳あって……。で、「なんで日本に戻るんですか?」って聞くんですよね。真面目に。「えっ、それ、聞く?」みたいな。いや、それは「Proposition 13」といって州法案13号というのが1978年のサンフランシスコのロール・ハイスクールで紛争を起こした。まあ、カリフォルニア州が財政破綻に陥ったために、社会保障をカットしなくていけなくなり、公務員のストライキをする権限とかその他をちょっとカットしたのかな? 要は賃金を一斉に下げたわけですよ。


それで労働争議が起こって、普通学校の先生ってウォークアウトとかロックアウトをしないのに、ストみたいになって。授業に行くんだけど。公立学校で。しかも結構大きな中国系の人たち、移民の子が多かった学校だったんだけど、そこに行っても自習になっちゃうんですよ。学校の教室で先生が授業の最初なんか、思想的なこと言うんですよ。「我々は生きていかなければならない。生活者として……」みたいなことを言って。で、全然子供としてはわかんないし、「いや先生、授業をするために来ているんだから、ここで教えれば?」とかって、そういう冷めた顔をしてるんだけど。


まあ、先生はそれでいなくなっちゃう。で、みんな騒然として自習している。で、一部の意識の高い学生は「先生のストライキを応援しよう!」とかって言うんだけど、結局学校が何週間にも渡って麻痺したんですね。で、その真っ只中で僕は大人の事情はよくわからないから。なんかふざけたんですよ。周りの人にちょっかいを出したり。


そしたら、ストライキのことでずーっと寝ないでがんばっている、気が立っていたロビンソンっていう数学の先生が僕の胸ぐらをいきなり掴んで、壁のロッカーにバーン!って。「Don't fuck with me! I can kill you!(この野郎! ぶっ殺してやる!)」みたいなことを言って、それでショックを受けて「うえーん!」ってなって。それで親も抗議して、その学校を辞めて。「じゃあ、修道に戻りましょう。こんな学校でストライキをやっていたら、そもそも勉強もできないから……」って、それで戻ったんですよっていう話を超かいつまんでしたら納得してくれました。


再び日本での学生生活がスタート


その後で本当の本丸っていうのは、そのノースカロライナとサンフランシスコの2年間の間に女性にアピールする能力っていうのを遅ればせながら磨いた結果、戻ってきたらブラックバスと化していて。そもそも男子校の修道中学から修道高校になった3年の間、彼らはほとんど女性と口も聞いてないし、目も合わせていない。そして一方女子校の人たちも比治山女子校であるとか清心女子校とか、いろいろと広島には名門があるわけですよ。そこの子たちも、まあ女の子の方がおませなんですけども。だけど、やっぱり男と付き合っているっていう人はマイノリティーで。


非常に「男女七歳にして席を同じゅうせず」の風土が残っていた昭和50年頃。そこで私は向かうところ競争相手もいない状態で、広島の1個しかない本通りという繁華街で行ったり来たりしてると、そこに「他に行く場所がないから」っていうんで、入江のドルフィンが入ってくる、あの和歌山県太地町の『ザ・コーヴ』だったんですよ。それであの『ザ・コーヴ』の中でガシャーン!っていうシーンで下から撮ったらお水の中でイルカがなんか頭を撃ち抜かれて「ヴバーッ! ミューッ、キューッ!」ってなっている。その『ザ・コーヴ』だったんです。


それで、あのハーベストシーズンがやってきて、イルカが入江に入ってきてるから、それをとにかくポコポコやってけばいいということで、私は漁師さんの立場でイルカとのやり取りをしていた。そういう人で、まあ女性たちに手出しというか、何て言うんですか? 「みんなで話をしよう」とか「お茶をしよう」とかいう仕切りをやったりしていたら、まあ学校側でね、こういう不純異性交遊は良くないということで、私のためにわざわざ学校の生徒手帳を……修道高校が生徒手帳の改訂版をいきなり。別に何のクール変わりとか4月とか10月でもなんでもないのに、いきなり改訂版をみんなに頒布して。そこには2、3ページ増えていて。その中には「ディスコ行くべからず」とか。私はディスコで踊っていた。さっきみたいな曲をかけて聞いていた。『Strawberry Letter 23』で踊っていた。



そしてゲームセンターにも行ってはいけない。そしてことさら、不純異性交遊は良くない。学生の本分は勉強であるっていうようなことが書き足されていたわけですよ。それでも私は、私が女性とのエッチはまあ、やり方はわからないけどもBぐらいまで……Bダッシュまではやった。で、Bダッシュをやった時、BとCの間がわからなくって、Cは妊娠する。その後はPなんですけどね。「Pregnancy(妊娠)」で。


で、「Cはやっとらんのじゃが、BとCの間まで行ったような気がしとって。あれで妊娠とか、女はするんかいのう?」とか「毎月のどのタイミングで、月の何日とかじゃったら危ないんかのう?」みたいにまったくノンケっていうか女の子と付き合ったことのない……付き合っている人から見て「Aセク(無性愛)」っていうか。隣の童貞の……まあ、俺も童貞だったけど。射精はしたけど、入れて射精してないから童貞なのかな? 触ってもらったのかな? いや、ちょっと覚えてない。でも、そういう際どい話を夢精もしていないような隣の人に言ったんですよ。


そしたら「モーリー、妊娠させたらしいで!」って言って話が広がり。もう半日で生活指導の人に呼ばれて、「お前、誰か女子校の子となんかあったんか?」みたいに言われて「なにもないです」って言って。それで15分ぐらいして「あ、ありました」みたいな(笑)。さんざん「Denial(否認)」をした挙げ句、「絶対にない! そんなことは聞いてもいない。そんな認識はない!」って言った挙げ句、一転みんな役員が並んで記者会見でフラッシュをたかれながらお詫び、みたいな。そういうことを子供ながらに経験して、Denialが通じなかったです。


それでまあ、自主退学という形をとってですね。なぜならば学校から辞めさせられると退学で強制なので、内申書に傷がついて公立大学を受けられなくなるんじゃないかな? 受験で。で、「内申書に傷をつけないから、その代わり自分から辞めるという形を取ってほしい」という風に、大人のの司法取引ですね。まあだからもう先んじて司法取引ですね。「Plea Bargaining(司法取引)」っていうのをやって。それで富山県高岡に……まあ、一瞬サンフランシスコに戻った瞬間もあったんですけど、それは上手くいかず、富山に行ってバウンスバック。


それでお母さんの里の高岡高校に「入れてくれ」と言ったところですね、そこの学校が「どうしてうちのような田舎に外国人の人が来るのか?」って不思議に思ったわけですよ。しかも、このタイミングで。「ん? なんかあったの?」みたいに。で、「前にはどこにいたんですか?」「ああ、修道っていうところにちょっといたんですけど……」って言ったら、もうさっそく電話をして「どういうことがあったんですか?」って詳しく聞いた挙げ句、「ああ、モーリーさんは要注意ですね」っていうことで、高岡高校には仮入学……仮聴講生みたいなステータスでしか入れなかった。


それでそこに仮入学した1週間ぐらい後に文化祭があったんですけど、文化祭でバンドがいたので、世良公則&ツイストの『燃えろいい女』を歌ったんですよ。「燃えろ、いい女 眩しすぎるお前との出会い♪」ってやったんですよ。そしたら体育座りをしていた男女……まあ、こっちは共学だったんですけども。みなさんね、本当は受験校で富山県でも屈指の受験校。偏差値が高い高岡高校。でも、みんなの目がちょっとキラーンとしたんですね。


そしてそれを教頭先生はすかさず見抜いて。「こいつはこの学校をカチャカチャにしに来よった!」みたいになって。もうずっとお目付けで監視され、「お前の教室の、誰かとは言わないけど、お前は見張られている」とか「俺に報告してくるお前に同級生がいるぞ」とか。「えっ、誰? 級長がやったのかな? 副学級委員かな? あいつかな? こいつかな?」みたいに。こっちはパラノイアなんですよ。


だからウイグルの人たちが中国に24時間監視されている。それはもう先んじて、司法取引もね。全てある意味、世界のその後の歴史が自分の中で折りたたみ演算。逆エントロピーでフラクタルしてたんですね。私は。シェルピンスキーのギャスケットっていう感じで。新八代の駅の前に、なんかアートのオブジェがあるんですけど。これがフラクタル構築でシェルピンスキーのギャスケットっていうもので。これはぜひ調べていただきたい。四角の中に四角の穴、その周りの四角の穴。結局面積は0なのか? それとも積分で有限なのか? 虚数iとかを使った、そういう難しい数式できっと表せるんでしょう。


アルゴリズミックに作られたギャスケット。それが新八代の駅の前にあって。果たしてシェルピンスキーのギャスケットって初見でわかった人は何人、地元の人はいるんだろうと思いつつ、写真を撮ってインスタにあげときました。



それで、「そういうところで監視の目を逃れたくって私はフリクションとかリザードとかP-MODELが富山にもやってきたんで、それをちょっと見に行ったり見に行かなかったりして、聞いてたんですよ」っていう。で、そのリザードっていうグループはですね、当時人民寺院事件っていうのがあって。ジム・ジョーンズがガイアナという中米かな? 南米の小さな国に人民寺院(Peoples Temple)っていうのを引越しをして。それも自分の人権蹂躙や信者に対する性的虐待。この疑惑がメディアから見られていたので、みんなで「パラダイスだ!」ってガイアナに行ったんですけど、そこでジャングルの中で農地を開拓したんだけど、上手くいかず。


そしてとうとうアメリカの政治家やメディアがそこに視察に来たんですよ。中で実は監禁されてるんじゃないか?って。信者の親がね、脱会をさせようとして。それで行った時に、たしか州の上院議員(セネター)とプレスの人が行ったのかな? セスナ機に乗って、ガイアナの奥へ。そこはジム・ジョーンズの名前を取ってジョーンズ・タウンというところへ。で、そこに行った時に、何人かの信者から「帰りの飛行機に一緒に乗せてください。逃げたいです」って言ったら、それを他の信者のガチの人たちが射殺しちゃったんですね。議員も含めて。


それでその後、もうこの先はガイアナの国の軍隊が来て、我々を全員殺すんだ!って……もともとドラッグ漬けで妄想癖のあった教祖のジム・ジョーンズがみんなにアナウンスをして。何回も何回もそれまで、みんなで青酸カリの入った清涼飲料っていうかクールエイドみたいなのを飲んで、自殺をするっていう儀式をやっていたんですよ。予行演習を。だからみんな、作り方とか子供も含めてコップを回してみんなで一気に飲むっていう儀式をすでに何度も何度も予行演習していたの。運動会の練習みたいに。


それで、本番をやっちゃったんですよ。「みんなで革命的な自殺をしよう。Revolutionary Suicideだ!」って言って。その時の彼のしゃべっている録音も残っていたんですよね。本当に史上最悪で、9.11の前の最大の……900人ぐらいが一斉に死んでるのが航空写真とかがその後に出て。すごいことになってですね。しかも、ジャングルの奥ですから捜索隊が行って見つけた頃にはもうみんな腐敗していたっていう、ものすごい状態だったんですけども。


そんな人民寺院事件を歌った『GUYANA』っていう歌。リザードという日本のアンダーグラウンドなパンクのバンドなんですけども。「ガイアナの白い夜に気をつけろ HEY 誰かがわめいているぜ ガイアナ!」って。これをウォークマンやラジカセのヘッドホンで聞きながら私は勉強をしたんです。


小林よしのりさんが出した『東大一直線』のスピンオフのパロディ本があって「卑猥ななぞなぞ、卑猥な言葉にかけ合わせると歴史が覚えられますよ」みたいにすごい反体制なんですよ、あの人、もともとは。右翼になる前は。そういう時代の本とかで勉強していましたって言おうと思ったんだけど、記者さんがすごい真面目そうなんで、「うーん、ガイアナとかリザードとか人民寺院とかの話はしない方がいいな」って思って。「僕はとりあえず監視されていたので、レーダーから消えるために勉強すればいいんだって思って、高岡高校ではない隣の工芸高校の人たちとバンドをやりました」みたいに言うと、納得して。「ああ、そうなんだ」とかって。


ハーバードを受けたフォトコピーを郵送したら7大学合格しちゃった


で、その後はハーバード。ねえ。なんでハーバードを受けたのかは言わなかった。面倒くさいから。それで「ハーバードにも合格したんですよね。全部で何大学に合格したんですか?」「7つです」「なんで7大学に?」「それはハーバードを受けたのをフォトコピーして。当時のゼロックスで全部郵送したからなんです。そしたら、通っちゃったんです」って。いや、本当にそうなんだけど。


で、それがピンと来ないわけよ。なんか7回ぐらい二次試験を本郷、ケンブリッジ、ニュージャージー、サンフランシスコ、パロアルトとかで受けているのか?って思われているわけ。そうじゃなくて、ハーバードも1回、飛行機で行って面接をちょっこし面接官としたんだけで、あとは全部文章でやって。そのフォトコピーを送ったらみんな、ハーバードがいちばん先にアーリーアクションで合格して、その後にどんどんと郵送でMITとかから来たんですよっていうような話をして。で、相手はキツネにつままれています。


それでその後、いよいよ……そこでもう1時間以上しゃべっているの。それで、「ハーバードに行きましたよね? どうして東大を辞めたんですか?」みたいに。それで「うーん、東大の人が腑抜けだったから」とか「魂がもうみんな体から抜け出して、勉強で消耗していて何も想像力が感じられなくって。リザードもよかったんだけど、リザードが憧れているストラングラーズの方がやっぱり本物だし。やっぱりアメリカかな? ラモーンズかな?って思った」っていうことで。でも有耶無耶にとにかく「僕、アメリカに本当のロックをやりに行ったんです!」みたいに。


そしたらラモーンズ、たしかに入学して1ヶ月以内に見に行ったんですよ。すごかった。『Hey! Ho! Let's Go』、見ました。それでその後、そこからいろいろと変遷していま、お聞きになっているブクラ。電子音楽に出会うんですね。「モーリーさんは結局、パンクではなくて電子音楽を専攻されましたよね?」みたいな。それで、「ああ、はい……」みたいな。もう口が動かないぐらい疲れ切っていて。


それね、『スッキリ』をやった後のインタビューだったんで。本当は僕、その時間は仮眠しているんですよ。それで1時間寝て、起きて。週によっては『所さん!大変ですよ』の収録にNHKに行くわけじゃない? だから本当にいちばん「ブチ眠たいけ! ブチ眠いんよ!」みたいな顔になっているのに、1時間ずーっと非常にリニアな取材で。マス目を埋めていくような……だからさ、別に「俺はインスピレーションを受けて運命の手にいざなわれて今日、ここにいるわけだよ。だから俺は売れっ子なんだよ!」って言いたくなるけど、一応ね、取材だから付き合って。粛々と相手の質問に一問一答してるうちに、100個ぐらいある質問に答えてるんだよね。


なんかね、警察で調書を取られて……「俺は将来大麻で捕まったらこうなるわ」って思って。だから絶対に大麻なんかやっちゃダメだなって思った。それが俺の結論。みんな、大麻なんてね、法律違反だよ。法律で決めたことに違反しちゃダメ。入国管理センターに入ってる人も法律違反だから入っていて、どんなに虐待されても、それについて入国管理センターに文句言っちゃいけない!って、Twitterでいま大騒ぎになっています。はい。


「将来、日本に移民労働者がいっぱい来た時、その人たちが失踪したらどうするんだ? 法律は法律だ!」みたいにね。ソクラテスみたいにトリカブトの毒を飲むんですかね、みんな。あっ!(手を打つ)。日本人はみんな、法律に準じて「悪法も法なり」ってソクラテスは濡れ衣の裁判をかけられた時に死刑を宣告されたの。貶められて。自分の政敵から。それでその時、本当は「逃げる」っていうオプションがあって、「逃げるなら逃してやる」って、たしか独房かなんかの扉を開いてもらったんじゃないかな? 詳しくは覚えてないけども。


だけど、あえて自分で当てこすりのように「いや、私は死刑宣告を受けたから、自分で法律に準じます。悪法も法である」っていうことで。で、彼はトリカブトの入った飲料、ワインをそこで飲んで、その場で果てるっていうことで自分の命を捨てて、その嘘に抗議した人なわけですよね。だから、悪法も法で、法律が大事なわけ。だから日本人は大麻取締法っていうのがあった時に、やっぱり法律がいちばん大事なわけじゃないですか。つまり、大麻取締法の根拠がなくなって……もともとGHQが日本に押し付けたものだ。そしてカナダもアメリカもどんどん大麻が合法化されて、カナダにいる日本人はどんどんどんどん吸えるし、日本の修学旅行の高校生が行ってちょっとテヘペロでホテルで大麻を吸うことだって今後、あるわけじゃないですか。


だけど、「それはそれ。それは日本の法律違反。あなたがアメリカで永住権を持って、アメリカ人と結婚して子供が生まれていても、アメリカで大麻を吸ったら日本に戻ってきた時に、何らかの書類送検を受けるだろう」っていうのがジャパニーズ・スピリットなんですよ。だから、「悪法も法。法律をおかすくらいだったら、大麻取締法を変えるぐらいなら、トリカブトを飲んだ方がいい!」。ということは……人民寺院! 空撮した時にいったい何人の日本人のご遺体がジャングルの中に……富士の樹海に散らばってるんでしょう? 『Rough And Rugged』、聞いてください。テヘペロ!


Barely Alive『Rough And Rugged』


番組情報



 「Morley Robertson Show」



https://block.fm/radios/28



生配信:毎週木曜夜 21:00 - 22:30




モーリーのアンテナがキャッチする波動は、ひと味違う。あなた自身が住んでいる「不思議の国」を味わってほしい。気が付いたら、地球防衛軍に入隊していたとしても、不思議ではない。ここでは毎日が入隊記念日。いろいろな旅をする人のための時間。いっとき、モーリーの視点から世界をのぞいてみてください。



written by みやーんZZ

image by paseidon / pixabay
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