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    DEAN FUJIOKA、インドネシアの成長モデルを語る。モーリーが平和な日本のコンビニで感じたこととは?

    2019/05/07 (Tue) 09:00
    admin

    DEAN FUJIOKAが語る、インドネシアの現在と未来。その話を聞いて、モーリーが思い出した日本のコンビニでの出来事とは?

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    毎週木曜日夜9時、block.fmで生配信される、国際ジャーナリストでDJのモーリー・ロバートソンさんの番組『Morley Robertson Show』。今回の番組ではDEAN FUJIOKAさんをゲストに迎え、アジアツアーや音楽生活、そしてDEANさんのインドネシアでの日々について話していました。

    トークの前半はこちらをチェック。

    DEAN FUJIOKA「ジャカルタで価値観をリセットしたからこそ今がある」モーリーと語る“インドネシアのカルチャー”

    毎週モーリー・ロバートソンのラジオが聴ける番組はこちら。

    「Morley Robertson Show」

    生配信:毎週木曜夜 21:00 - 22:30

    モーリー:はい。Bro Safari『Follow(Zomboy Remix)』を聞いていただいておりました。スタジオにはDEAN FUJIOKAさんに来ていただいております。で、まあそうね、そういうその光と影があったり、片方に文化の豊かさがあるけど、もう片方には貧困だとか、民族の……貧困であるがゆえに民族や部族が何百個いると奪い合いになって。

    DEAN:そうですね。限られたリソースを。

    モーリー:ねえ。あと、島が何個あるんでしたっけ?インドネシアって。

    DEAN:1000以上あるんじゃないですかね?

    モーリー:1000個の島。

    DEAN:たぶんもっとあると思います。

    モーリー:素朴な疑問なんですけど、郵便番号とかどうするんですか?

    DEAN:そうですね。たしかにやたら住所が長いですね。

    モーリー:日本だと、ほら。7桁……昔は中国地方、広島市は「738」で結構届いていたんですよ。ところがその後、「738-0052」みたいになっていったのね。

    DEAN:なんか、郵便番号は使ってない気がします。使ってるのかな?

    モーリー:じゃあ、たとえば2次元バーコードとかでピッてその1000ある島をうまくまとめようみたいな動きとか、誰か考えないのかな?

    DEAN:でもいま、アプリで結構そういう感じになっているんじゃないですかね?中華資本で中国のいちばん最先端なキャッシュレスのアプリだったり、色々とあるじゃないですか。デリバリーのやつとか。インドネシアでもそういう似たようなものを使ってますね。

    モーリー:それでまあ、ざっくりなんですけども。そこにお住まいになって、インドネシアの豊かさモデルっていうのはこれからうまくいきそう?

    DEAN:うーん、そうですね。ポジション的にはすごくいいところにいるなっていつも思いますね。やっぱり、どうしても北半球の方がいろいろ足の引っ張り合いみたいな部分が多いのかなと思うから。そういう意味で、のびのびやれてるんじゃないかなっていう。

    モーリー:あんまり過激な競争にさらされずに?

    DEAN:国内でも、どこか独立するっていうのが影響を強く持つほどでもなくなっているし。

    モーリー:昔は東ティモールでね。

    DEAN:それとか、アチェとか。

    モーリー:アチェとか東ティモールの独立運動とかがやっぱり紛争になっていた時期もあったけど。じゃあ、今はどっちかっていうと、メインストリームは結構落ち着いている?

    DEAN:そうですね。みんなで一緒に栄えていこうっていう空気感をすごく強く感じますね。

    モーリー:たとえば中国資本とか西洋資本が入ってきて強すぎて競争できないっていう問題とか起きないんですか?

    DEAN:どうなんですかね?要はインドネシアも結局、華僑がある程度握ってる部分っていうのがあるじゃないですか。その人たちが自分たちのアイデンティティーをどう持っているのかっていうのは奥底までは計り知れないですけど。自分の周りの感覚で言うと、みんな「自分たちはインドネシア人」と思っているから。その人たちはアジアというリージョンを自分たちの経済圏として見た時に、どこにその富を蓄積していくのか、みたいな。たとえば道をきれいにするために金を払うか?みたいなこととか。そういう感覚が自分の周りだと、「インドネシアをよくしていこう」っていう人が多いという印象はありますね。

    モーリー:これは、ある種永遠のテーマで。多民族の人たちが一緒に暮らす時に、一緒に暮らしているその場を盛り上げよう、自分の富も還元していこうっていう考え方と、100年たどると一族は他の国にいるからそこに送金しようって気持ちの間のバランス感覚っていうのがあると思うんだよね。そこを上手にやると融和するし、上手くやらないと……。

    DEAN:搾取になっちゃいますね。

    モーリー:そう。しかも一定の民族や部族の人たちがいい職業を代々世襲しちゃって。それで「俺たちは何で人口が多いのに……」っていう風な反感になったりもしますよね。

    DEAN:そうですね。それを経ているじゃないですか。インドネシアって。

    モーリー:1回、あったからね。暴動。

    DEAN:90年代のファイナンシャル・クライシス(経済危機)の時とか。みんなトラウマになっているんじゃないですかね。だから二度とああいう風にさせないためにも、やっぱりある程度みんなで底上げしてかないと平和っていうか幸せにはなれないっていう。

    モーリー:それをやっぱり危機感を持って。やっぱりちゃんとやろうと。「ちゃんと」っていうのは社会全体、全ての民族に受けられるように模範的にやっていこうって。そういう富裕層の人たちが頑張っている。これは逆に言うと、伝わりますか?庶民のレベルで。「ああ、やってくれているな」っていうキャッチボールは成り立っているんでしょうかね?

    DEAN:僕がインドネシアでびっくりしたのは、これはイスラムの施しの概念がメッカから遠ければ遠いほど美化されて具体化されてその現実にあるのかなと思ったんですけど。チップとかの感覚がすごく太っ腹だなと思いましたね。ちょっと車を止めて……たとえば左折とか右折する時にストリートキッズたちが逆サイドの車を止めてくれたら、それでパッとお金を渡したりとか。

    そういうものがもうちょっと個々人が、その日の気持ちで左右されちゃうとかじゃなくて、システムとしてそういうものが社会に組み込まれていったらよりもっと伝わりやすくなるだろうし。でも、それをやろうとしているっていうのは、たとえば今のインドネシアのリーダーのジョコに対してのみんなのサポート……彼がロックスターみたいに扱われてることとか。それは別に経済的なクラスに分かれてではない感じが、すごく希望を持ててるんじゃないかなと思いますね。

    モーリー:いや、非常に興味深いです。やっぱり元々は過激というか、激しすぎる格差が東南アジア……まあ植民地にされた歴史もあったりとか。そういうところから立ち直って独立していく過程でどうしても超貧困層みたいなのが生まれ。で、周辺だとそこが過激化したり。要はもう経済的に絶望してしまうと次は思想だったり国家を作ろうとか、宗教のある一定の宗派に染まったりとかしちゃうわけですよ。で、それが分配がもっとフェアで、格差はあるけど何か耐えられるとか希望が持てるスレスレを超えると、もう少し融和の方向にみんなで……って。分裂するんじゃなくて。そういうことか。一方ね、急に全く逆に見える日本に…。最近ふとコンビニかなんかで並んでいた時に、お客さんが笑顔じゃなかったのね。

    DEAN:フハハハハハハッ!そこっすか!?

    モーリー:いやいや、すいません。そことジャカルタがどう関係するのか?自分の中では勝手につながったんだけども。要は、全員が中産階級のつもりっていう社会の……まあ、その幻想もそろそろ崩れているけどもね。日本も。非正規の人が増えてきて。だけどまだね、なんて言うんだろうな?僕が思ったのは、さっきのチップを渡すとか、知らない人に笑顔で振る舞うっていうのは逆に言うとそこに緊張感っていうかテンションがあるから、なるべく平和的に……自分から積極的に平和を生み出すために外交。やらないと治安がすぐ悪くなって暴動の群衆にやられるかもしれないっていう。その恐怖をフタをするために、自分から先手を打つわけだよね。マナーとか紳士的な振る舞いっていうのはね。

    DEAN:うんうん。

    モーリー:ところが、日本はそれがまだ多様性っていう意識を持ってる人が少なく。「みんな同じで均一だ」っていう幻想が共有されている。そんな中で例えばコンビニの人にサービスを受ける。レジでお金を払うとか。そうすると、なんだろうな?自分の賃金とその人の時給の賃金の格差を考えて。私は特にテレビに出て賃金が跳ね上がったので。コンビニに行く時は敬礼しています。「ありがとう、私のために。暴動を起こさないでね!」って。

    DEAN:アハハハハハハッ!

    モーリー:なんかこう殺鼠剤とかを、僕の「あたためますか?」って聞かれた食べ物に振りかけないでねとか。まあ、そんなことはないけども。究極の紛争地域のニュースとかを見てると、やっぱり働いてる人を怒らせると何があるかわからないっていう、怖いものがあるわけよ。だから、そういう気持ちもあるのかもしれないけど、相手の顔を見て「ありがとうございます!」って。相手がお客さんで、自分が接客業なんですよ。

    で、そうじゃなくて横に並んでた人。別の並行の列で並んでいた人が……忙しい時間帯だったんだけど。ただ、もうお金を出して無言でお釣りを受け取って。「ありがとうございます」ってマニュアルで言われるんだけど、振り返らずにコンビニ袋を持って出て行ったのを見て……。

    DEAN:ああ、それは暴動が起こったら、最初に殺されるかもしれないですね。

    もう:でしょう?(笑)。やっぱり?そうだよね。うん。だからなんというか、もうちょっとね、これは結局日本のコンビニに行ってる時に、みなさん。もう今日からでいいので、なるべく従業員の方には笑顔を振る舞った方が身のためだというお話でしたね。では、次の曲。聞いてください。Rickyxsan『Poppin'』

    Rickyxsan『Poppin'』

    番組情報

     「Morley Robertson Show」

    https://block.fm/radios/28

    生配信:毎週木曜夜 21:00 - 22:30

    モーリーのアンテナがキャッチする波動は、ひと味違う。あなた自身が住んでいる「不思議の国」を味わってほしい。気が付いたら、地球防衛軍に入隊していたとしても、不思議ではない。ここでは毎日が入隊記念日。いろいろな旅をする人のための時間。いっとき、モーリーの視点から世界をのぞいてみてください。

    written by みやーんZZ

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