モーリー「テレビ報道に違和感を感じるなら、ネットではノンバイナリーな意見を発信しあおう。」

モーリー・ロバートソンが感じるバイナリー思考の危うさ。時代遅れのテレビに影響されるのではなく、独自のメディアを持つ必要性を語る。
SHARE
2019.03.29 08:30

毎週木曜日夜9時、block.fmで生配信中される、国際ジャーナリストでDJのモーリー・ロバートソンさんの番組『Morley Robertson Show』。今回の番組ではピエール瀧さんの逮捕から見えてきた日本メディアの「善か悪か?」のバイナリー思考について、自身のメディアでの発言も交えながら話していました。



毎週モーリー・ロバートソンのラジオが聴ける番組は、こちらをチェック。


「Morley Robertson Show」


生配信:毎週木曜夜 21:00 - 22:30



モーリー:電気グルーヴがんばれー! DOMMUNEがんばれー! block.fmから応援しているよ! こんばんは。モーリー・ロバートソンです。いま、巷はちょっとした騒ぎになっているんですけれども。結構意外な展開に日々、世論が揺れ動き、そこにテレビを中心としたマスコミが絡み、ネットからのプッシュバックもあったりして、とにかく移動が激しいんですけども。


そこの真っ只中に自分が飛び込んでですね、状況に影響を与えながら、関与しているという特異点に立ってこの番組を生放送でお届けております。皆さんいかがですか? 今夜の関東はちょっと花冷えする夜なので、先ほど千鳥ヶ淵を車で通ったらもう人がいっぱいでした。あそこで地下鉄から出て歩こうものなら、もう大変なお祭り状態。で、その後にタクシーでblock.fmに向かう途中で、原宿の竹下口。竹下通りの端っこも通ったんですけど、そこもインバウンドで大騒ぎになっていて。東京はもうあちこちが、どこもかしこもお祭り状態です。もう毎日が満月なんじゃないか?っていう状態ですね。


それでね、先々週、ちょっとこの番組の中でピエール瀧さんの逮捕に絡んでコカインの世界の状況。それが結構国際情勢の中で国と国の国境をまたぐ形で、貧困や紛争と問題が一体化しているというような話をしたんですよ。で、あの段階でもうこのイシューは普通に終わるじゃないかと思ってたところ、意外な展開があって。「よく燃える燃料だ」といろんなバラエティー番組、ワイドショーが判断した結果、ピエール瀧さんのその個人的な性癖であるとか……「あの時、イラついてたからとか」とか「遅刻が多かったんですよね」っていう風に人格の方に報道が移って。おもしろおかしくいじり始めたんですよね。


それで、その中で簡単に私の時系列のマスコミにおけるこの振る舞いみたいなものを解説しておくと、アウトラインだけで申しておきますと、いちばん最初は1週間前の『スッキリ』だったかな? そこで結構自分としてはまともな事を言った。前の日に『水曜日のニュース・ロバートソン』ってういスカパー!の番組で、そのもうちょっとラフな予行演習みたいなことを言って。それを蒸留したバージョンを先週の『スッキリ』で言いました。


何を言ったか?っていうと、要するにコカインは結局人の不幸の上に成り立っているドラッグだっていうことが、たとえばNetflixの『ナルコス』を見ればわかるし。カルテルなくしては世界に拡散していかない。まあペルーであるとかコロンビアでしか作れないものなので、それが大量に移送されていく過程で、地元の人は強制労働だったり、殺害をされても警察が賄賂をもらって何も助けてくれなかったり。で、それがメキシコに行って、アメリカに入っていってアメリカのトランプ大統領の「壁を作るぞ!」っていうのの燃料にもなり……とか。




要は貧困、そしてもう個々の中南米国家、エルサルバドルとかグアテマラ、メキシコ。そういう国々の政府の統治機能がいかないぐらいにナルコ・トラフィック、国際的な麻薬カルテルのトラフィッキングっていうのが巨大化してしまった。それは元をただすとアメリカ政府、アメリカ合衆国がコカインの消費量が世界でいちばん大きいので。そのマーケットが巨大化したことで、アメリカ政府がそこをひたすら禁止、厳罰主義にすると、末端価格は上がるだけで、ますますカルテルが大きくなり。で、もともと政府が弱かったコロンビアっていうのは左派ゲリラのFARCっていうのがいて。右派のゲリラもいたりして、政府の力が及ばない無法地帯があちこちにある。


で、そこでカルテルが巨大化するわけですよ。場合によってはFARCとか右派ゲリラにもお金を渡して生産や運搬に協力させたりした。もうすごいわけ。だから紛争ですよね。それが貧困をもとにして起きている。だから、ぐっちゃぐちゃなんですよ。それで、そういう地政学的な要因があって、その成れの果てがいまなので。「そんな中でコカインをやっているっていうのは、それを知らぬ存ぜでぬっていうのはアーティストとしてダサい」っていうような話を私は最初に話していて。


「コカインは人の不幸の上に成り立った薬物」モーリー、Netflix『ナルコス』に描かれた薬物のコモディティ化を語る


自分で「ああ、言い得て妙だな。これでこのケースは終わり。あとはみんな、基礎情報から調べてね」って思ったんですけど。『スッキリ』でいいことを言ったと思ったのに、その後に出てきた別のワイドショーはひたすらピエール瀧さんのことを「異様だ」とか「面白い」とか。「テクノ界というものがこれから一網打尽になるんじゃないか?」とかってタブロイド報道が出て、面白おかしくなっちゃったんですね。





で、そんな中であの何が……まあ別にいつものね、大麻で誰かが捕まってもそういう騒ぎ方をするから。僕としてはいつものことだと思ってたんですけれども。途中で一肌、二肌脱ぎ始めたのは、そこに目立った魔女狩り的な方向性だったんですね。僕の中ではこれを「バイナリー思考」という風にカタカナで読んでいるんですけども。「バイナリー(Binary)っていうのは「0か1か」っていうことですね。「二元論」。


つまり「善人はお酒やタバコというような合法的なもので、どんなに酔いつぶれても肺ガンになっても、それは法律の中でやってるから良いことで、法律の外にある大麻やコカインに手を出すやつは極悪人で……」みたいな風にきれいに「あなたは魔女ですか?」って誰かに踏み絵を迫って。これ、実は3.11の時に「あなたは原発を応援してるんですか? 応援していないんだったらどうして反対しないんですか? 反対してるんだったらどうしてデモに行かないんですか?」っていうところまでピーク時には行った時期を覚えてらっしゃる方もいると思うんですよ。その中には結構電気グルーヴのファンもいたんじゃないかな?


オーバーラップしているとは限らないけど。なので、その悪しきバイナリーみたいなものが出てきて。で、たまたまなんですけども、自分がニュージーランドの銃乱射事件。日本ではあまり深く掘り下げる報道はなかったんですが。そこに白人至上主義の問題、およびヨーロッパ、アメリカを覆っているポピュリズムですよね。扇動政治。これが社会の分断を産みつつ、みんなソーシャルメディアで見たいことしか見なくて。そしてどの人も自分が絶対正義の立場に立って、スケープゴートとなった敵を見つけて叩くっていう現象が起きている。


モーリー、ニュージーランド銃乱射事件を受けて感じた、断罪するだけでなく向き合うことの必要性を語る。


だからそのポピュリズム、ネット、ロシア疑惑、トランプ、ヨーロッパ、AfD(右派政党・ドイツのための選択肢)とか、いろんなものを調べている中で、このピエール瀧さんをおもちゃにしているワイドショーの平常運転ですよ。ビジネス・アズ・ユージュアルです。いつもと同じことをやってるだけ。そこに何のコンセプトもない。ただ、いまのこの状況、ポスト3.11で、しかもネトウヨみたいなものがいまは勢いがあるけど、その前は左翼だったわけで。このオセロゲームのように、みんな何も考えないで多くの人たちが気持ちよく、その時の瞬間風速であっち行って、こっちに行って……っていう。そこがちょっと危ういものを感じたんですね。


だから、バイナリー思考……つまり物事はいいことか悪いことか。「コカインは絶対悪いに決まっている。そんなものに手を出したやつはもう一生廃人だ。1回が命取り。ダメ。ゼッタイ。」みたいな、それかいままでのガラパゴス日本では成り立っていたっていうことは認めます。で、今回は私、マトリは実はよくやったと思ったんですよ。技術的に見た時にこれはよっぽど現行犯で捕まえないといけないから。尿からコカインが出るタイミングを狙ってずっと偵察していた。


で、そこから今度は携帯の履歴からそれを売った人も見つけたわけだし、その人の携帯履歴及び、そのほぼ一般人の人。業界の末端にいたと思われる人が仮にコカインを渡していたんだったら、その人は運び屋をやってたわけだから。そこから他のアーティストも行けるし、大きな事務所であっても捕まるんじゃないかっていうことで、逆にちょっとワクワクしてる部分も実は自分の中にあるのね。だって日本でコカインっていうのは厳罰の対象になるわけで、大麻より厳しいわけで。それを知っててやっているっていうことは、まあガチなわけですよ。喧嘩上等なわけで。


じゃあ、それ相当のプライスタグが付いた遊びをしてるわけで。それで捕まるんだったらもうとことん、全員捕まって刑務所が芸能人でいっぱいになったら面白いなって思ってる自分もいるわけ。なんだけど、それとは別腹で、このバイナリー思考っていうのが気に入らなかったわけよ。そこで何をしたかっていうと、結局ある段階で、コカインが入っていたんだったらピエール瀧さんの演技であれ、ゲームであれ……『いだてん』の出演部分などが無効だという考え方。あるいは、ソニーが電気グルーヴの在庫を店頭回収みたいなことをしちゃって。配信も止めて。明らかにそれはすでにやりすぎで。いまのソニーの凋落そのものの断面でもあるわけですけども。 


その中で、「コカインが入ってた音楽なんか本当の音楽じゃない」みたいな。いわゆるドーピング。スポーツのドーピングみたいな。ベン・ジョンソンがかつてドーピングでメダルを剥奪されたのと同じように、さかのぼって「じゃあ電気グルーヴの音楽っていうのは、このアルバムのこの曲の時には大麻をやっていた? いや、もしかしたらここではコカイン? いや、ケタミンが入っていたかも? だったらその曲は聞いちゃダメだよね!」みたいな。もうあらぬ方向に、電気グルーヴを知らない人たちやタレントさんたち、ワイドショーの出演者、司会者たちによってそっちに魔女狩りが行ったんですよ。その作品の中に手を入れようとする。


それで、俺はたしかだんだんと、そのバイナリズムにものっとったその扇動というか……しかもテクノもわからないのに「テクノ界」っていう業界があるかのようにしゃべったりとか。「えっ、じゃあLOVE PARADEに言及してくれるの?」って思ったけど、そういうのの何歩も手前で、なんかディスコで影で覚醒剤をやっているような人たちがそのまま電気グルーヴを聞いてるかのような風評というか。だからこれって、うん。やっぱり「放射能、怖い!」で岡山まで逃げた人を知っているんですけども。子供を連れて、山の中で暮らすって。いまはどうなっているんだろうね?


要は、まあ放射能に関しては定量の問題があったんで、あれとこれとを全く同一視はできないんだけども。煽られて、空気の中で「やっちまえ!」っていうメディアの雰囲気っていうのがあるんですよ。それでピエール瀧さんだったら叩いても……あまり大きな事務所に所属している人を叩く時はそこの事務所の他の人たちをバーターで出せなくなってしまうからっていうことで、そこそこでの甘噛みにするんですよね。





だから、たとえばなんで「ピエール瀧メンバー」って言わないの?っていう話ですよ。それで、そういうのもあったりして、いろんなものをメディアの内側からも、そしてネット側からも見ていると、「そろそろこれ、なんか言った方がいいな?」っていうことで、なんかデヴィッド・ボウイとかクイーンとかをイメージしていたのかな? 俺は。


別にコカインやアシッドや大麻をやって最高にかっこよかったやつもいるし。なくてもそいつら、かっこよかったかもしれないけど、入れた結果、発想が浮かんでその瞬間輝いた人間もいるわけで。それでみんなすでに感動しちゃったんだから。いままであった感動を国民的にアンドゥーはできないでしょう?っていうことをツイートしたら、「コカインを容認するのか? ワーッ!」ってなり、その「ワーッ!」って言っている人たちの程度の低さというか。それを猫じゃらしのように遊びたくなっちゃったんだよね。


だから、その人たちをより面白く、空気を入れて炭を真っ赤にしていくような方向に遊んじゃったわけ。そんな中、まあ間をすっ飛ばすと『アッコにおまかせ!』に出たんですよ。去る日曜日に。その時に、私が松本人志さんが『ワイドナショー』で「作品のドーピングはよくない」っていう発言をした。それを受けて、その次の木曜。先週の木曜に『スッキリ』で2回目にコカインに言及した時、僕は「NHKも『いだてん』を含めて何のカットも差し替えもせず、そのまま使い続けるべきだと思います。もし新しい俳優にするなら、辻褄が合わなくなるから断り書きをつけてそのままやった方がいい。なにもカットするな。ソニーも回収を全部やめて、いままで通り売るべきだ。作品は全く関係ないですよ」というような話をしたのね。短い時間に。


で、それが記事になって、それで去る日曜日に『アッコにおまかせ!』に出た。そこに出た時に「松本人志さんはこう言っています」って国山ハセンさんがピーッとめくる。次にフリップで俺の発言がそこに出てくる。「正反対ですね。どうなんですか?」って言った時、そこで言ったのはカルテルの話とかする時間はなくて。20秒か30秒で言わないといけないから。もうとにかく端折って俺、発言をしたんですよ。


要するに「『ダメ。ゼッタイ。』と言えばコカインや麻薬がなくなってくれるという時代は終わっていて。すでに日本の中にこれはある。あるからやったわけで、量の程度の差こそあれ、いろいろ日本に麻薬は浸透している。だからむしろ『これはあってはならない!』っていうことを言って現実から逃避する、悪魔化することよりも、むしろ『ある』という現実と向き合って、なんらかの共存、落としどころを別の形で見つけていった方がいい」と。


それで、言わなかったけど、要は「大麻取締法もそのうちアメリカからの圧力で絶対にこれ、医療大麻ぐらいは解禁の方向に向かうと思うから、そういう流れも来ているわけで。枠組みやモラルそのものを外から俯瞰するっていう余裕を私たちは持ちましょう。魔女狩りばっかりやっちゃいけません」という含みを言おうとしていたんだけども、短い時間でそれを端折らなきゃいけなかった。しかも、『アッコにおまかせ!』のトーンというのがあるんで。番組のトーンを脱線させて、急にこう『クローズアップ現代』の議論みたいにしてもしょうがないから。私なりにチューニングして合わせたわけですよ。また呼ばれたいしね(笑)。


『アッコにおまかせ!』で正論を言って、みんな、反対派を打ち負かす目的じゃなくて、『アッコにおまかせ!』に出る理由は『アッコにおまかせ!』にもう1回呼んでもらうっていうことが私にとっては出る目的なんですよ。なんで、そこに自分なりにパズルのピースをカスタムして合わせた。そうすると、そこでアッコさんからある意味お約束の変化球が飛んできました。「私はあなたの書いた本を読みました。あなたは昔、バンドにいました。あなただって……」って言われたんですよ。


それでその論理展開で俺、頭ん中でだよ。もし意地悪にやろうとしたら「アッコさん、お待ちください。バンドに入っていたことと、危ないことをやっていたこと。それをどうつなぐんですか?」とか。細いことは言えるよ。だけど、そんなの野暮じゃん。それにアッコさんがある程度の球を投げたんだから、俺は受けたい。そこでアッコさんが「あなたも昔ね、ほら、あったでしょう?」って言った時に「ああ、コカインなら1回、やったことありますよ。80年代に」って言って。それで「うわーっ!」ってなり。「そんなことは聞いてない!」っていうことになり。「えっ、聞いたんじゃないなら、なんで振ったの?」みたいな。で、実は俺はそれもわかっていた。わかってた上で、うっかり言ったというテイで言って、そのままコマーシャルに行ったわけですよ。


それで、その日のうちにこれがニュースとなり、「コカイン使用を認める」となって。それで過去に「別にコカインまじりでもいい表現したんだったらそれはそれでいいだろ?」って言ったツイートとそれがかけ合わさって、右系のまとめサイトを経由して増幅され、「ウワーッ!」となり、「明日にでもテレビからモーリー・ロバートソンは葬られる」という噂が立ち、それで翌日は『報道ランナー』に出ていたという。これ、いかに? で、さっき『スッキリ』にも出てきましたんで、全然葬られてないんですね。





まあ、そういうことなんだけども。で、その裏で今日、私は『スッキリ』ではピエール瀧さんの話題はなかったんですよ。普通に感動的な、GACKTさんが被災した場所の卒業式に現れて、応援をしたので。見るからにお涙頂戴の演出で動画が編集されていて、私は涙を流しました。GACKTさん、ありがとうって思った。あと、天才的な子供たちがなんかプロレスをやったとか。そうやって楽しい番組をやらせてもらいました。


それでね、その午後、坂上忍さんの『バイキング』で、いまも記事になって文字起こしされているんですけども。DOMMUNEが5時間、バック・トゥ・バックで電気グルーヴの楽曲をかけました。これ、DOMMUNEを聞いていてこの番組を聞いている方には当たり前のことをいま、復唱しているんだけども、一応初耳の人のために説明をしておくと……DOMMUNEでそれが流れたわけ。それで「どうもありがとうございました」って石野卓球さんも感謝を述べた。



それで、あの46万人かなんかの規模で人が聞いて、すごく話題になった。実はその裏で私、新幹線で「応援します!」って、動く新幹線の中からMixlrというテクニック、技術を使って。小さなコントローラーで自分なりのバキバキDJをやっていたんですよ。それもアーカイブでネットに転がってますのでご興味ある方は……っていう感じですけども。



それでDOMMUNEを応援して、自分もDJして。応援というか便乗だよね。この騒ぎ、自分が広げるのにも加担してるし、それがDOMMUNEで大騒ぎになった時に「じゃあ俺も」ってある種、いっちょかみの要因もある。だから不純な動機も含めて石野卓球さんの音が好きな人たちを少しずつ誘惑して、100人ぐらい掠め取らればいいなみたいに新幹線でやった。それは上手く行った。楽しかった。で、聞いていたモーリーファンも「いつもよりちょっとバキバキ度が高かったな」と言ってくれた。そこまでは良かった。


そしたら、そのDOMMUNEに関して今日、『バイキング』が話題にして、司会の坂上忍さんがですね、「なんなんだ、これは?」って。で、ゲストの方が「DOMMUNEなんて私も、私の知り合いも聞いたことないし、こんなものがTwitterの上位になるっていうのはやっぱり、ファンの人たちがみんなで操作したんですか?」的な話になり。なんかやらせ的な……要するに、ただ純粋に本当にみんなが電気グルーヴを応援していて、この渦中で電気グルーヴをDOMMUNEで聞いて。「電気グルーヴ自体が悪い」みたいに言われていたのが、「そんなことはない!」って愛で聴いてたっていうのに、『バイキング』のスタジオではそういう風に扱わず。


で、最後は「DOMMUNEが騒ぎに便乗してPRしてるんじゃないか?」みたいな発言も出たらしいんですよ。それは記事に書かれている。私、動画は見てないけど、書き起こされた記事は読んでいます。で、その結果、坂上さんに対するTwitter上の主に電気グルーヴファンと思われる人たちからの罵声が現在、いまもって鳴り止みません。みたいな感じなのね。いまここ! で、その中で思ったのは、うん。まあ本当にテレビメディアとかワイドショーが時代遅れになってるということ。



世代もあるし、あとはテレビを作るその作り方っていうのが当たり障りのないところ。叩きやすい人をひたすら叩くっていう単純なセンセーショナリズム。それがそのヨーロッパのポピュリズムと結びついていないから、ガラパゴスの中のセンセーショナリズム。昔ながらの古臭いテレビ。親父のテレビなんですよ、これは。だからそこはまあいいんだけど。見てるのもほとんどがおじいさんとおばあさんって割り切ればいいんだけど。


ただ問題は、日本のネットってカウンターカルチャーが育っていないので。テレビで話題になったことがその都度、やっぱりTwitterの中でもネット上の議論の中にもどんどん主流になってしまうのね。「テレビでこんなこと言ってるけど、テレビなんか見なくていいよ」ってくらい、みんなが独自のメディアを持ち合って。まあDOMMUNEみたいなものとかblock.fmみたいなものを聞いて、お互いにこういうチャンネルでもずっと言論番組をやってるとかぐらいにしたら、それは強いよ。


だけど俺、ニコ生を2年か3年ぐらいやったのかな? それで辛かったわ。別の問題がいろいろとあって。なんで、ネット上で運営していくのがいかに難しいかということを知ると、それはもうテレビの中でみんなとちょっと違う意見を言ってる方が絶対にお金もいいし。自分のストラテジーとしても人に伝わるからいい。だから要は、テレビがもうとっくに旬を過ぎてるのに、テレビが世論を作る操縦桿を握っているっていうことに間違いはないです。


それで、その時に「テレビがいらない」っていう風に日本人の多くがなるんじゃなくって、「そういうことをテレビで言っちゃいけないだろう? テレビは公明正大の場所なんだ! テレビにモーリーさんのような人がいて、僕らを代弁してくれ!」みたいなることに私はちょっとこう痒みを覚えるというか。「いや、そういうことじゃなくて、テレビを何で見てるんだよ? どうしてテレビに影響されて、テレビに影響された人の意見にあなたは影響されてるの?」っていうところなわけ。もっと独自性をもってほしいわけだよね。


だから、そこがなんか2020何年に達成する地点だとすると、遡っていま現在、何ができるか?っていうと、そうだね。テレビの中で違和感があるけれども、ノンバイナリーなこと。みんなが、その制作する側も含めて、安全牌だからって「今週はこの魔女を火あぶりにしよう!」って言ってる時に、「その人、魔女じゃないです」って言ったりとか。「実は火あぶりにしているあなたたち自身が魔女なんじゃないか?」とか。「そもそも魔女は悪くない」とか。いろんなオルタナティブな意見を言う人が消されないでそこにいることが大事なんですよね。





だから僕の場合、ひたすら炎上が起きたので。今回の炎上は2、3ヶ月前にあった炎上よりもデカくて。すでに過去28日間で2000万インプレッション行っているんですよ。Twitterが。で、何百万かの単位で伸びていきそうなんで、新記録を達成しそうなの。今回、その「別にコカインやったって大したことねえよ」って言ったツイートが。そこから派生していく議論がね。だからまあ、うん。この状態で私、「明日にでもマトリに捕まるぞ!」っていろんな人からの警告や嫌がらせを受けているんですけれども。「ポケットを24時間サーチしてください」としか言えないし。お酒もそんなに飲まないし。


実はですね、タバコを吸ったこともないんですよね。大麻の暗号じゃないですよ(笑)。本当にタバコ、ニコチンのタバコをですね、生まれてから3回ぐらいしか吸ったことがないから。自分で販売機で箱のをアメリカにいた時に1回、買ったけど「ダメだ」って吸わなくなって。うん。タバコを覚えてないんですよ。だから俺の体の血流を中にあるのは、あのさっき食べた物っていう感じですよね。


で、さっきちょっとゲン担ぎですね、夕方に「そうだ。シャブやろう!」っていうことになりまして。それで銀座の結構自分が気に入ってるあるお店があるんですけど。そこに行って松阪牛のしゃぶしゃぶをたのみました。しかもお肉を追加して1個1500円。1枚って結構デカい追加が来るんだけども、それを2枚。お腹がいっぱいになるまで。オール・ユー・キャン・イートで松阪牛を食べて来て。もうシャブ漬け、しゃぶしゃぶ漬けになったんですね。「もう食べたくない!」っていうぐらい美味しいものを食べるのって、ちょっと贅沢を通り越して邪悪な気がする。



ということで今夜は皆さんに電気グルーヴ応援。ピエール瀧さんも出所したらどんどん活動をただちに再開して、もうパンパンの状態で回してください。やってください。俺もそこで回させてほしいです。ということで、そういう記念で今日はちょっと応援テクノから始めていこうと思います。じゃあ、今日は楽しい時間を一緒にお過ごしください。SLATIN & Moksi『Good Idea』。Yeah、マダファッカ!


SLATIN & Moksi『Good Idea』


番組情報

 「Morley Robertson Show」

https://block.fm/radios/28

生配信:毎週木曜夜 21:00 - 22:30


モーリーのアンテナがキャッチする波動は、ひと味違う。あなた自身が住んでいる「不思議の国」を味わってほしい。気が付いたら、地球防衛軍に入隊していたとしても、不思議ではない。ここでは毎日が入隊記念日。いろいろな旅をする人のための時間。いっとき、モーリーの視点から世界をのぞいてみてください。


written by みやーんZZ



SHARE