夜空と楽しむ野外フェスティバル・森の映画祭とは

音楽以外の野外フェスティバル
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2020.02.11 00:02

音楽以外の野外フェスティバル


野外フェスティバルと聞くと、音楽関係のイベントを思い浮かべる人も少なくない。そんな中、音楽フェスティバルの映画版として注目を集めている野外フェスティバルとなっているのが、森の映画祭だ。そこで今回は、映画の野外フェスティバルとして話題になっている森の映画祭がどのようなものなのか解説していく。




森の映画祭とは?


森の映画祭は森の映画祭実行委員会が主催している野外フェスティバルで、名前の通り野外で行われる映画上映会のことを指している。野外フェスティバルならではの特徴として、会場にはコンセプトの異なる複数の会場が設けられている点が挙げられている。それぞれの会場では異なる映画が夜通し上映される形となっており、映画だけではなくトークショーやワークショップなどのブースも設けられていることが多い。また飲食を楽しみながら映画を見ることも可能で、上映されている映画に合わせて料理が出されるディナーショーのようなものも開催されているようだ。


ほかにも森の映画祭では開催されるたびに上映される映画の種類やジャンルが異なっているという特徴もあり、参加するごとに異なる映画を楽しめるようになっている。映画の中には数時間の長編映画もあれば数十分で終わるような短編映画もあるなど上映時間も多彩で、様々なブースやステージを渡り歩くことも可能だ。このため通常の映画館のようにずっと1つのステージで映画を楽しむという過ごし方もあれば、ステージを転々としてそれぞれの映画を楽しむ過ごし方もあるなど、自由にフェスティバルを謳歌できるところも特徴とされている。


そして森の映画祭と呼ばれるゆえんである最大の特徴として、自然の中で行われる野外フェスティバルであるという点が挙げられる。フェスティバルのコンセプトは毎年変わるため、コンセプトに合う会場を探して開催されている。このため開催される会場は毎回異なっているのはもちろん、都会の中心ではなくどこか自然のある環境の中で開催されているのだ。これは視覚だけではなく5感全てで映画と自然を楽しんでほしいという創始者の思いであり、癒し効果も期待できるポイントとなっている。





これまで開催された森の映画祭について


森の映画祭は2019年時点で過去5回ほど野外フェスティバルを開催しており、1回ごとにコンセプトや会場、そして上映された映画の内容が異なっている。初めて森の映画祭が開催されたのは2014年で、初回らしく「はじまり」という世界観で開催された。開催地として選ばれたのは埼玉県にあるとある町の川辺である。名物である岩畳をステージとした中には映画のオマージュが用いられるなどちょっとした遊び心も加わり、まさに森の映画祭に相応しい五感全てで映画を感じることができるイベントとなったと言われている。


また来場者に配られたパンフレットはフェスティバルの案内としての役割だけではなく思い出作りとしての役割も果たしており、その後のイベントでも定番のアイテムとなったようだ。2014年の森の映画祭を終えてからは、毎年1年ごとに野外フェスティバルが開催されている。2回目である2015年は「ぼうけん」という世界観をもとに、映画祭の世界作りを意識したステージ選びが行われるようになったという。その結果として選ばれた山梨県のキャンプ場は表情豊かな自然が魅力で、上映された映画もアドベンチャー色が強いものが多かったようだ。


その後の2016年は「ゆめうつつ」、2017年は「しゅわしゅわ」、2018年は「交差」など非常に幅広いコンセプトや世界観で多彩な会場が選ばれている。いずれのフェスティバルもオールナイトで開催されていることから開催されるたびに寝泊まりできるように配慮されるようになり、まるで来場者全員がキャンプがてら上映会を楽しんでいるような雰囲気で毎年にぎわっていると評価されている。





森の映画祭への創始者の思い


森の映画祭の創始者であり、毎年イベントの主催をしているのがサトウダイスケという人物だ。彼はイベントやフェスティバルをいちから全て作るところに熱意を向けているようで、森の映画祭を開催するごとにイベント会場や上映する映画などの基本的な部分を決めるだけではなく、携わるスタッフもいちから選出しているのだ。そうすることで毎年異なる森の映画祭を開催することができるようになり、コンセプトや世界観を決める上でも同じようなルーチンワークになることを防いでいる。これは本人がルーチンワークが苦手で飽きやすいという点以外にも、来場者が毎回イベントを楽しみにできるというメリットもある。


ほかにも会場を変えることで様々なエリアから来場者が集まることができるというメリットもあり、様々な点から魅力のある野外フェスティバルを開催するという熱意が込められているようだ。その中でも特に創始者としては夜空と映画が交差するというテーマに強い思いを抱いている傾向があり、会場選びやコンセプトにも大きな影響を与えている。そのため、今後も多くの自然を感じることができる会場で森の映画祭が開催されることが期待されている。




written by 編集部


photo: facebook





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