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    【MOGRA10周年】店長D-YAMAとKAN TAKAHIKOが語る、秋葉原MOGRAの今までとこれから

    2019/08/13 (Tue) 08:00
    admin

    2019年でスタートから10年を迎える、秋葉原MOGRA。その10年を振り返る対談が行われた。

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    いまや日本を代表する文化のひとつとなった“アニメ”。クラブカルチャーにおいても例外ではなく、アニソンクラブイベントはどこも大盛況、アニソンDJも続々とシーンに登場している。その先陣を切ってきたのが秋葉原のMOGRAであることは間違いないだろう。今回、そのMOGRAが10周年を迎えるということで、オープン当初より店長を務めるD-YAMAと、block.fm「BLOCK STEPPER」のナビゲーター、KAN TAKAHIKOによる対談が行われた。MOGRAの10年を振り返り、MOGRA人気を後押しした人物や出来事を紐解いていく。

    KAN:まずは、MOGRAができるまでを振り返ってみたいのですが。

    D-YAMA:MOGRAができたのが2009年の8月なので、その前の話ですね。MOGRAが出来る前にはファッション・音楽・アニメの3つをコンセプトに渋谷周辺で開催されていた「DENPA!!!/電刃」という名前のイベントがありまして。そこに自分はレギュラーDJとして参加していたのですが、そこにでんぱ組.inc のプロデュースとかディアステージというお店を運営していたもふくちゃんが遊びに来たんですよ。そこで「渋谷じゃなくてこれをアキバでやろうよ」って声をかけてもらったんです。

    KAN:じゃあ一番のきっかけはDENPA!!!/電刃ってことだよね。

    D-YAMA:そうなりますね。DENPA!!!/電刃はライブアクト中心の構成だったのもあり、自分としてはもっとDJに特化してやってみたいという思いも強かったんです。そこでDENPA!!!/電刃と並行して自分のイベント「DIGIn@tion」をDJ J.A.G.U.A.R.、DJ濱、yuyu、僕の4人をレギュラーとして埼玉の小さいイベントスペースでスタートし、最後には当時のamate-raxiでやらせてもらったりしました。なのできっかけはDENPA!!!、アイデアや思想はDIGIn@tionという感じですね。

    KAN:2009年の8月にオープンして、最初の1ヶ月目って全然パーティーとかやってなかったよね?バー営業だけ?

    D-YAMA:クラブの経営経験のある人が経営陣に誰もいなかったんですよ。ノウハウがない状態で、お恥ずかしながら箱だけ作ったもののどうやってまわしていくかっていうところから始まったんです。あまり詳しくは言えないですが、法的な問題とか地域的な問題とか山積みで、最初の1、2か月はまともな営業を入れられなかったんですよ。当時はまだDJの人口も少なかったので、少しずつ日中にオフ会をやったりとかしてましたね。今でもそうなんですけど、MOGRAはクラブと関係ないものをコンセプトにしたイベントをやってるじゃないですか。

    KAN:飯イベとかね。(MOGRAでは過去にバーカウンターを寿司カウンターにしたり D-YAMA店長自らフードを作るイベント等を開催)

    D-YAMA:そう。DJがいないから引っ張ってくるネタを1から作ったり、クラブと関係ないところでやらなきゃいけないっていうのが最初からあったんです。

    KAN:でも、それができたのもオタクカルチャーがあったからだよね。

    D-YAMA:一番思い出に残ってるのが、クラブで美少女ゲームを実況するイベントですね。「賢者タイム前夜祭」っていうイベントで、美少女ゲームを実況しながら、選択肢が出るとお客さんの意見を聞いて多数決でルートを決めていくっていうイベントをやったんですよ。

    KAN:オールナイト開催で。

    D-YAMA:はい。やっぱりそういうのがMOGRAのブランドを作るひとつの核にはなってますね。

    KAN:あとはニコニコオフ会とかだよね。

    D-YAMA:そうですね。オフ会的なコンテンツのイベントは、DJシーザーさん、当時の副店長がやってくれてて。僕は音楽とかDJとかと、アキバ系の企画制作。どっちに振っていこうかっていうのをMOGRA内で模索してる時期だったんですよね。そこから2010年にかけてだんだん変わっていくんですけど、そのときの重要人物が、オープンから1、2ヶ月して突如現れたflapper3のNaohiro Yako(以下ヤコー)さん。会社事務所が秋葉原に移転したからという理由で遊びに来てくれたんですけど、すごくMOGRAを気に入ってくれて。俺はクラブが好きだしここの空間もすごく好きだから、こういう風にやってかなきゃダメだって言うのを言ってくれて。お金も渡してないのに相談役みたいになってくれて、そこから劇的に変わっていきましたね。

    KAN:そして2009年にelemogがスタートしたり。

    D-YAMA:そうですね。elemogはクラブミュージックの側面としてスタートしたんですが、そのアドバイザーみたいな形でヤコーさんが動いてくれて。今でもオーガナイズしてくれてて、DJ AKiさんを呼んでくれたりとか。国内の有名どころを繋いでくれたりは、いまだにヤコーさんがやってくれてますね。MOGRAの最初のキーパーソンは、まずはヤコーさんなのかな。不思議なことに毎年出てくるんですよ、いろんなキーパーソンが。

    KAN:なんかMOGRAってヤバい人材が現れる場所だよね(笑)。

    D-YAMA:そうなんですよ(笑)。自然発生してくるんですよね。2010年に入るともうひとりのキーパーソン、佐藤譲さんが出てくるんですけど。ワイパ(DJ WILDPARTY)の所属してる一二三っていう会社の代表取締役です。もともとROCKIN’ON JAPANの編集をやってた方なんですが、MOGRAはもっとカルチャー的に面白くできるって言ってくださって、佐藤譲さんの人脈とかをいろいろ詰め込んでくれて。そこから今度は佐藤譲さんの旗振りで「ピカチュ!!!」っていうイベントが始まるんですけど、そこがm-floの☆Takuさんと出会うきっかけになった場所でもありますね。

    KAN:☆TakuさんとTeddyLoid君が一緒に出た回だ。


    D-YAMA:そうですね。佐藤譲さんが昔から見ていたクラブシーンの流れと、MOGRAができたからこそ発生してる流れがあるから、それをぶつけて混ぜようっていう趣旨の企画が「ピカチュ!!!」で。そこからMOGRAの方向もだんだん明確になってきて。そのあとMOGRA MIXの企画が始動したんですよね。佐藤譲さんにも協力していただいて、MOGRAの初めてのミックスCD をリリースするっていうところまで向かっていくんですけど。

    KAN:MOGRA MIXのツアーも2012年にあったんだよね。fu_mouさんが寝坊して謝罪する動画をYouTubeで見た(笑)。

    D-YAMA:あれは地獄でしたね(笑)。今思うとYouTuberの流れを先読みしての企画だったんですよ。MOGRAツアーのための宣伝アカウントとしてYouTubeチャンネルを作って。佐藤譲さんから「今後バンドメンバーのオフショットとか裏側とか、メンバーの仲良くしてる様子とかが絶対流行るから、とにかく動画を撮ってアップしろ」って言われて撮ってたんです。

    KAN:それであの地獄みたいな動画が(笑)。

    D-YAMA:いまだに伸びてますからね。ツアーで各地を周るんですけど、その中で必ず誰かがオチをつける担当として動画を撮らなきゃいけなくて。食レポもやったし。

    KAN:犬に手をめっちゃ噛まれてるやつとかあるよね。

    D-YAMA:そう、めっちゃ汚い牧場の犬に手を噛まれるとか。狂犬病になったらどうすんだって話ですよね。

    KAN:YouTuberばりに体張ってた。

    D-YAMA:今になるとまたやりたいですけどね、ああいうの。その後、2012〜2013年のキーパーソンは、MOGRAでイエガーマイスターを流行らせた男、佐藤学さんですね。MOGRAでアニソンDJをするようになったDJ MONOBEさんの繋がりでMOGRAに来てくれるようになった人なんですが、もとは音楽業界でもアニメ業界でもないんです。MANIAC LOVEに通ってたテクノおじさんで、なぜかすごいMOGRAを気に入ってくれて。そこからだんだんMOGRAのバーカウンターを私物化し始め、ある日「テキーラなんか飲んでるやつはダサい。おれの好きな酒を置け。売れるから。」って言い始めて。

    KAN:それまでは景気づけにはテキーラを飲んでたんだよね?

    D-YAMA:昔はどこでもテキーラ飲んでましたね。で、うるさいから彼の言う通りイエガーの取り扱いを始めたらほんとにみんな飲むようになって。うちカクヤスさんで仕入れてるんですが、ここ数年ではイエガーマイスターの売上に関しては近隣エリアで不動の一位ですからね。最近ではついに「MOGRAは頭がおかしいアルコホリックの奴らが集まってるやばい箱だ。」って海外でも言われてますから。原因を作ったのは多分2012年ぐらいの佐藤学さんです。

    KAN:学さんが遊びに来るのって最近はアニバーサリーの時ぐらいかな。


    D-YAMA:そうですね。みんないい年で家庭とかもありますからね。でも、そういうわけのわかんない人たちが集まってきて、わけのわかんない形で仲良くなって、そこからもずっと付き合いを持ってくれてるっていうのがMOGRAのいいとこかもしれないですね。

    KAN:MONOBEさんに限らず、別ジャンルの人がMOGRAと仲良くなってアニソンDJを始めるみたいなケースめっちゃ多いよね。僕もそうだけど。

    D-YAMA:それで言うとKANさんばりばりにエレクトロでしたもんね。KANさんはMOGRAのきっかけなんだったんですか?

    KAN:初出演は2010年のMASTURBATIONていうイベントで。

    D-YAMA:名前は最悪ですが、DJが好きなことをやろうっていう趣旨のイベントですね。

    KAN:今考えてもすごい面白いメンツで。ディスク百合おんやBUBBLE-B feat. Enjo-Gとか。そんなとこにブチ込まれて、何をすればいいんだって感じで(笑)。

    D-YAMA:ナードコアの流れですね。

    KAN:でも一番最初にMOGRAに行ったのは、ブースレンタルデーにすごいお客さんが来ちゃった日。

    D-YAMA:okadadaとかが出た日ですか?MOGRA、ブースレンタルやってましたもんね。2010年ですね。今見たらキルさんとokadadaとkzさんも出てますよ。ヤコーさんもいますね。こういうのが普通にあったから、やばい場所って思ってみんな来てくれたんでしょうね。

    KAN:めっちゃ盛り上がってたねー。それから2012年には都立秋葉原MOGRA工業学院が始まったと。

    D-YAMA:そうですね。あれは、☆Takuさんから何かやろうっていう話をいただいたのがきっかけですね。そこにも佐藤譲さんが絡んでて、やるんだとしてもMOGRAってFMラジオみたいにかっこよく音楽かけてっていう番組できるタチじゃないでしょって言われて。

    KAN:俺らオタクだし、みたいな。

    D-YAMA:そうそう!それで佐藤譲さんが協力してくれてMOGRA MIXツアーのプロモーションとして始まったんですよね。結局できたのがバリッバリのAMラジオ的な都立秋葉原MOGRA工業学院だったんですけど。今思えばめちゃくちゃに品がない内容でしたね。

    KAN:あれ当時、block.fmの中ではどうだったの?

    スタッフ異色でしたけど僕は好きでしたね。1回目だけここで録ったんですよね。

    D-YAMA:そう。でも僕も含めてあまりにもみんな生放送ができなくて(笑)。そのあと反省会でやっぱり素人の生放送はきつい、だったら事前収録しかないということになって以降は全部収録でお願いしたんです。2週間に1回放送だったんですよね。めちゃくちゃなペース。毎回ブッキングして収録して編集してまた収録してってやってて。しかもあれって毎回3時間くらい録って1時間にしてたんですよ。パラで録った各自の声を切り貼りして、音乗っけて...あれ?僕何の仕事してるんだろうってくらい(笑)。でもその努力の甲斐もあってか地方なんかに行くと、block.fm聴いてますって人がすごく多くて、そこの影響力はでかかった。あれはやっぱり参加させてもらってよかったですね。

    KAN:あとMOGRAは最初からUstream配信をやってたのもでかいよね。

    D-YAMA:Ustreamは他のクラブはやってなかったですもんね。

    KAN:渋谷のACID PANDA CAFEとかでもやってたけど、大々的に告知したりしてたのはMOGRAぐらいだったかな。それこそ地方の高校生でまだクラブに行けないからってUstreamを見てMOGRAに憧れを抱いてみたいな子がいたもんね。

    D-YAMA:そうですね。今一緒にANISON MATRIXのレギュラーをやっているOblongarなんかまさにそうですね。配信するのもなかなか悩んだんですよ。クラブの中身なんか基本ブラックボックスじゃないですか。でもうちの場合は失うものがないというか、隠す必要がないというか、とにかく優先すべきはまず自分たちの活動の拡散だったんです。なによりあの時期は完全にUstreamバブル。okadadaやトーニャハーディングの2000人同時視聴とか。夢がありましたね。

    KAN:当時は老舗でもなかったし。

    D-YAMA:そう、別にいいやって思ってて。トライ&エラーじゃないですけど、まずは問題提起をするところから始めないと物事ってダメだなと自分は思ってて。もちろん責任を取れる範囲でですが。そういった意味では初期のMOGRAがUstreamを使ったのは結果的に有意義だったんじゃないかなと勝手に思ってます。

    KAN:Twitchに移行したタイミングって、Ustがなくなるタイミング?

    D-YAMA:Ustが別の会社に売られてからユーザーもつかなくなって、いよいよ配信もやめようかって話もあったんです。ただ、海外からアクセスしているユーザーや、イベント録画のために続けてて。そのタイミングでTwitchからうちでやらないかって直接オファーをいただいて、色々タイミングや利益がマッチしたこともありスタートしました。Twitch、日本国内ではあんまり有名じゃなかったんですけど、世界的にはストリーミングの最大手の会社なんですね。みんなゲームの配信とかやってる。そこが新しく音楽とかのジャンルを作りたい、あと日本に部署が無いから日本に作ろうよって言って現れたTwitchの担当がこれまたやばい奴で(笑)。そこがまたターニングポイントですね。そこから2年くらいの間で急激にMOGRAが世界に押し出された感じがします。

    KAN:そして2013年にはあきねっと開催。前からageHaでやりたいみたいなのはあったの?

    D-YAMA:ageHaって当時、オタク的なコンテンツを夜中に一切やったことがない、ブランディングをすごく固めている場所で。だったらうちが最初にやってやるぞとは思ってました。2011年にはもう構想があったんですよ。

    KAN:そんな前からやろうと思ってたんだ!

    D-YAMA:今でも課題だと思うんですけど、ageHaを一人で埋められるアニソン関連のDJってまだいないじゃないですか。だったらどうやってageHaを埋めるのかってすごい考えてたんですよ。そこで思いついたのがあきねっとなんですけど、うまくMOGRAも紹介しつつ、新しいステージの作り方は試してみたかったんです。それがDJをバックにつけたクラブスタイルのライブだったんですけど、川田まみさんとかは僕が理想とする形を完璧にこなしてくれて、今でもあのときの興奮は忘れられないですね。

    KAN:あんな凄いパーティーはもうできないでしょ。

    D-YAMA:そうですね。なんと言っても入院しましたからね 、過労で。

    KAN:最近では宴とか他にもageHaを使ったアニソンのパーティーはあるけど、プリキュア呼ぶのは中々無いもんね(笑)。

    D-YAMA:大変だったんですよあれ、企画通すの(笑)。ただ、もうちょっと詰められるとこはあったよねって今だに結構反省が残ってるんです。でも入院するの嫌なんでやらないかな(笑)。

    KAN:ARENAでやった、バックDJでシンガーが歌うってスタイル、その後業界の人が真似するようになったとか。

    D-YAMA:そうそう!これにはちゃんと理由があって。アーティストライブってパフォーマンスとか見栄え、演出がちゃんとしてなきゃいけないけど、バンド連れてくるとすごくお金がかかるっていう問題が、特に海外案件とかだと顕著なんですよ。でもだからと言ってアーティストさんにカラオケライブさせるわけにはいかないじゃないですか。じゃあどうしたらその辺の問題がクリアできるかっていうのは業界でもけっこう課題だったらしいんですよ。だったらDJをステージに置いて、DJがライブをサポートする見せ方にすると全然話変わってくるよねっていうのが、僕らがあきねっとをやった理由の一つだったんです。案の定それがわーっと広まったのは、やっぱりやってよかったなと思いますね。

    KAN:では次にMOGRAと他のクラブの関わりという事で。まずは川崎月あかり夢てらす。

    D-YAMA:月あかり夢てらすさんはMOGRAができる前からの付き合いなんですよ。DIGIn@tionとDENPA!!!/電刃をやりはじめのときにシーザーさん経由で「ヲタリズム」というイベントを紹介してくれて。以降自分もレギュラーとして参加することになるんですが、そこの会場が月夢さんだったんです。オーナーのMuraさん、もう見た目は完全に川崎のヤンキーっていう感じのお兄さんだったんですけど、そのころから本当に良くしてもらっていて。MOGRAができるときにも山田がやるなら応援してくれるって言ってくれて。そこから月夢さんとどう差別化をするかっていうのを話しながらいまだに仲良くしてもらってます。あと他のクラブさんとの関わりというと、渋谷のLOUNGE NEOさん。

    KAN:LOUNGE NEOと言えばみんな大好きスーさん(元LOUNGE NEO店長、現在clubasia店長)。

    D-YAMA:この間ちょうどスーさんと2人で飲みに行ったんですよ。そのときにMOGRAとの出会いを話してくれて。MOGRAに対してあまり良い印象はなかったらしいのですが、初めてMOGRAに行ったらすごい楽しかったらしくて(笑)。そこからMOGRAのやり方を参考にしはじめたんだよってベロンベロンになりながら教えてくれました。僕もスーさんにすごく教えてもらうことがあったりして、ASIAさんとか行くと、僕もベロンベロンになってセキュリティに追い出されたりとかするんですけど。そういうときもスーさん良くしてくれるんで(笑)。あとお互い箱としてアーティストが被らないようにとか、連携が取れるっていうのはいいなと。健全な関係でやらせてもらってるので、そこは本当に感謝してますね。

    KAN:街としては渋谷とアキバって全然繋がりがなさそうなところで繋がってるってのが面白いよね。

    D-YAMA:そうですね、インターネットがあるからこそな感じもしますけど。

    KAN:他でそういうつながりできてる所ってあまり無いよね。DJ同士はあっても、お店の上の人同士ってのは珍しい。

    D-YAMA:あまり意識したことがないんですが、なんなんですかね。みんな酒が好きという共通点しか思いつかないですね(笑)。

    KAN:お客さんやDJはクラブ同士が仲いいから両方行きやすいみたいのもあるよね。続いて渋谷のATOMですが。ワイパ君が出てるよね。

    D-YAMA:そうですね。ATOMさんはワイパが毎月第1月曜日に出てるんですよね。僕がATOMさんに行き始めた時期って確か麻布の飲み屋ではちゃめちゃに遊んでた時期だったんですよ。平日に行って、1時になると閉店するんで、じゃあもうみんな連れてくぞみたいなとこがやっぱ必要で、アフターでATOMに行くっていうのがちょっと流行ってる時期があったんです。先ほど話した佐藤学さんとかといつも飲んでたんですが今思うと本当に狂ってましたね...。そこからずっと保坂さんとかDJ SHINSTAR君が仲良くしてくれて、悪友みたいな感じでかまってくれてるんで嬉しいです。会うとすっごい嫌な顔してくれますしね(笑)。

    KAN:SHINSTAR君はMOGRAにも出たり。

    D-YAMA:うちの主要パーティーに出てもらったりもしてます。この繋がりからかは定かでないですが、ATOMさんのJ-POPフロアでアニソンが普通に流れるようになった話も聞いたり。お互い上手く影響は与えてたらいいなあとは思うんですけど。

    KAN:ATOMに遊び行くと、スタッフさんの動きからDJ・VJのレベルの高さとプロ意識に思わず背筋がピンとなる感じがあります。

    D-YAMA:うちのスタッフにもATOMさんに行けって言ってるんですけど、お店の人たちの気配りのレベルが高すぎて。あそこ接客のプロですよね。演出と接客。そういった意味でも、昔の悪いイメージを勝手に持ってたんで一気に好きになりましたね。

    KAN:次に札幌のmoleについてですが。

    D-YAMA:moleさんはきっかけがなかなか面白くて、2012年のmoleさん6周年。当時夢眠ねむちゃんがDJねむきゅんという名前で活動している時期に現地マネージャーも兼ねて僕も出演させてもらったんですよ。確かDJ KAWASAKIさんも同じパーティーに出演されてたかな。で、その日僕も楽しくなりすぎちゃって、バカバカ飲んでたんです。そしたら飲みすぎちゃって翌朝仕事にならずねむちゃんからめちゃくちゃに怒られ、moleの皆さんからはアイツやばいぞとなり...。

    KAN:結局お酒きっかけなんだね(笑)。

    D-YAMA:お恥ずかしながら(笑)。そこからmoleさんとはすごく仲良くさせてもらって、中川さんというお店の顔的な方がいるんですが、イベントの方向性やゲストブッキングの相談なんかもお互い密にやらせてもらってます。moleさんはスタッフも変な人が多くて好きですよ。例を挙げると退社したはずのスタッフさんが僕らが出演するときだけ出勤してきて、酔いが回ると水や酒をお客さんに引っ掛けたりとか。

    KAN:お酒を買いに行くとドリンクかけられるし、お金出すとビリビリに破かれるし(笑)。でもなんかMOGRAと仲いい箱の人たちって、スタッフさんの顔が見えてる箱だよね。

    D-YAMA:魅力的な人が多いですよね!僕はそっちの方が好きですね。私がこの野菜を作ってます的な。

    KAN:ではちょっと話は戻りまして、Twitchからの海外遠征ですが。

    D-YAMA:Twitchの流れも確かにあるんですが、その前に重要なのが「ピカチュ!!!」の流れで呼んだRasmus Faber、Digitalism。あとはピカチュ!!!じゃないんですけどPorter Robinson。

    KAN:オタク気質な外タレの方々だ。

    D-YAMA:彼らはみんな「日本の音楽が流れるクラブ最高!」って言うんですよ。僕も海外に行くようになりましたけど、アメリカに行ったらアメリカの音楽聴きたいじゃないですか。現地の音楽聴きたいし。実は日本ってそういう場所があまりにも少なかったんですよ。MOGRAはそれをUstreamやTwitchで発信することで海外での口コミが爆発的に増え、国外のエージェントやオーガナイザーの目に留まるようになった。

    KAN:Porterなんか2回出てるもんね。

    D-YAMA:そうなんです。いまMOGRAが海外で活動してるのは彼らの協力あってのものですね。

    KAN:最後にこの先のMOGRAについての話を。

    D-YAMA:海外に関して言えば、今やっぱり有名な人じゃないと行けないじゃないですか。現地にファンがいないといけない。それって国内のどんな大箱でやってるDJでも難しいんですよ。では行くためにはどうするかって言うと、現地に信頼を置かれてるエージェントとか団体、ブランドや人脈がなきゃいけなくて。そこで今僕はそのブランドをMOGRAとしてしっかり持って、エージェントとしてMOGRAの誰でも送り込める状況を作っていくっていうのを考えてます。ここ2年くらいで既に下地は作ってあるので来年くらいからは本格的に動き始めると思います。MOGRAって10年やってますけど実はヘッドライナーっていまだにkzさんとかDJ WILDPARTYとかなんですよね。たまに新しい子は出てきますけど、大きいところに出れるようなスターっていまだにいないんで。そろそろ新しい子達を押し上げていかないと。世代の循環がないと不健全だと思っているので。

    KAN:おじさん達も体キツいし(笑)。

    D-YAMA:そうなんですよ。誰もスターにならないうちにおじさんたちが死ぬっていう一番やばい未来が待ってるじゃないですか(笑)。そうならないようにちゃんとカルチャーとして、新しいものを受け入れながら、古いものも残しつつっていう状況を、僕は作りたいなと思ってます。お店に関してはみんながやってくれるんで、そういうところをちょっと見ながら全体を動かしていけるようなポジションでやっていけたらなと。

    D-YAMA:あとは10周年。今年は結構ラインナップを変えていて。例年、金曜日のオールナイトはアニソンの原曲の人達、2日目がアニソンリミックスとダンスミュージック。で、3日目はバラエティおじさん達なんですけど。最近アニソンの原曲の子達もリミックスを追うようになってるじゃないですか。どういう背景があるかとかはなんとなく想像つくんですけど、アニソンのDJをやるって言っても結局最後はエクスクルーシブの概念がないんで、みんな同じ。そこの差別化っていうのをだんだんみんな気づいてきたのかなって気もして。

    KAN:それぞれ自分に合うスタイルだったりね。

    D-YAMA:そういうのを見る機会ってのもあった方がいいなと思って、アニソンしかわからない人も、クラブ的な楽しみ方を知ってもらえるブッキングになってます。2日目は結構若いリミックスの子とかも多めに入れてます。3日目は昔からのMOGRAっていう感じで。10年目なのでちょっと新しい感じにしています。混雑しちゃうのは申し訳ないんですが、足を運んでくれれば嬉しいなと思います。

    イベント情報

    MOGRA 10th ANNIVERSARY PARTY

    8月23日(金)

    OPEN 18:00 / CLOSE 5:00

    Door ¥3,500(1Drink)

    詳細▶http://club-mogra.jp/2019/08/23/3901/

    8月24日(土)

    OPEN 16:00 / CLOSE 5:00

    Door ¥3,500(1Drink)

    詳細▶http://club-mogra.jp/2019/08/24/3902/

    8月25日(日)

    OPEN 15:00 / CLOSE 23:00

    Door ¥3,500(1Drink)

    詳細▶http://club-mogra.jp/2019/08/25/3903/

    ラジオ情報

    KAN TAKAHIKO 「BLOCK STEPPER」

    毎月第1水曜日20:00-21:00放送

    https://block.fm/radios/37

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