安価なだけでなく多くの機能が搭載されたNovationのMiniNova(ミニノヴァ)

安価で持ち運びしやすい大きさながら、さまざまな機能が搭載されているのがNovationのMiniNovaをご紹介!
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2018.06.13 05:49


MiniNovaはなぜ開発されたのか


MiniNovaはNovationから2010年代に発表された、UltraNovaの特徴を受け継ぐ機材である。新しいユーザーに適正価格でNovationの精神を伝えるために、MiniNovaは開発された。


NovationのNovaシリーズについて




NovaシリーズはNovationが継続的な開発を行っている機材である。1998年に発表されたSupernovaは特性がフレキシブルなことに加えて、簡単にダンスミュージックとフィットする幅広いサウンドライブラリが搭載されていることから多くのプロデューサーから高い支持を得た。


この特徴は時を経ても支持されたため、後継機であるUltraNovaにも大部分が受け継がれることになる。後継機に関しても当時のエレクトロミュージックにフィットしたサウンドライブラリと、ソフトウェア経由とオンボード上どちらでもエディットができる機能が評価されている。これらの機能にプラスして、リアルタイムパフォーマンスに活用できる機能が搭載されている魅力的な機材がMiniNovaだ。


MiniNovaの外観について


UltraNovaの特徴を受け継ぐNovationのMiniNovaは、一見プレイが容易なシンセのようなルックスをしている。

コンピューターに搭載されたUSBを経由するか外部電源によって立ち上がるMiniNovaは、これまでのNovaシリーズに共通するダークブルーの外観が特徴である。触知性が以前よりも改良されたことにより、ラバーパッドが8つフロントパネルに配置された。このパッドはアニメーションコントロールやアルペジエーターを操作を行うために使われる。




さらにその上部に、下部にロータリーダイヤルの置かれたエディット用のパラメーターマトリクスが存在し、右側のスライダーを操作することによってパラメーターグループを切り替えることが可能だ。パラメーターグループのパラメータは、全部で4つ存在する。リアルタイムで操作する際に、このスライダーを活用できるのが魅力だ。多くのシンセはパラメーターマトリクスはボタンで切り替えることが多いが、NovationのMiniNovaはスライダーで操作できるためよりスピーディーだ。

次にプロントパネルの真ん中に置かれているのはフィルターのためのロータリーダイヤルであり、カットオフを操作するために使われる。


さらにこの他のリアルタイムコントロールにも、MiniNovaと同様にモジュレーションホイールと光を放つピッチベンドが搭載されている。ステージ上でも映える機材が、NovationのMiniNovaである。


MiniNovaはどのようなサウンドを出せるか


MiniNovaのサウンドは、タイプやジャンルによってバンクが振り分けられているのが特徴だ。タイプはArp/MovementやKeyboard/Leadなどで、ジャンルはDubstepなどが用意されている。タイプとジャンルはフィルター用のロータリーの左部に置かれている、ダイヤルを操作することによって選択することが可能だ。ダイヤルでは自由にすべてのプログラムを選択できるAll、付属されているマイクでヴォーカルを処理できるVocoder/Vocalを選ぶことができる。




Ultranovaでも注目された機能の一つであるシンセとボーカルの合成をするヴォコーダーはMiniNovaにも受け継がれているが、さらにVocalTuneという機能も加わった。これは入力された声をモノシンセとしてキーボードで演奏できるものである。元の声を過剰に変化させるのではなくピッチシフトをリアルタイムで行いながらも、比較的変化前の声を残せるのが特徴となっている。このように安価で持ち運びしやすい大きさながら、さまざまな機能が搭載されているのがNovationのMiniNovaだ。


Photo: https://global.novationmusic.com/synths/mininova#


Written by 編集部

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