J-POPの代名詞、m-floがデビュー20周年。「Rhyme Brokers」から20年走り続けた理由をLISA、VERBAL、☆Takuが語る

m-floがインディーデビュー20周年を迎えた10月24日、メンバーがグループ誕生の原点を振り返る。
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2018.10.24 12:12

「10月24日」。この日は、20年前にm-floがインディーズデビューした大切な日です。20周年を祝うため、VERBALとLISA、そして僕☆Taku Takahashiの三人で対談を行いました。



TAKU:20年前の1998年10月24日、m-floのシングル「Rhyme Brokers」がでました。当時のこと覚えてる?


VERBAL:「Rhyme Brokers」で一番思い出すのはまず、☆Takuと新しいグループ名を作ろうということで、「Mediarite Flo」(メディアライトフロウ)という名前が出ました。


新しいグループ名を考えた理由はもともと☆Takuと僕で高校時代に「N.M.D.」(エヌ・エム・ディー)っていうバンドを組んでて、新しく作るグループには新しい名前がもちろん必要じゃないかっていうことで付けたんだよね。


そのグループ名と同時くらいに確か「Rhyme Brokers」って曲を作ったんだよね。当時、人に配る用のカセットテープ、要はデモテープを作ってたんだけど、そこに「Mediarite Flo」、「Rhyme Brokers」って手描きで書いたのを憶えてます。それを☆Takuのクルマで、ガンガンかけながら「ウチら超かっけえ! 」って思ってたのを憶えてます。当時オープンカー乗ってたんですけど。


TAKU:最初は僕とVERBALだけでやってたけど、そのあとLISAをフィーチャーしたんだよね。


VERBAL:憶えてます。で、カッケエなって言いつつもまあ、何回か聴いていくうちに「もう一華欲しいよね。LISAって憶えてる? 」「ああもちろん。高校の先輩の」って☆Takuと話して。「LISAに歌ってもらったらイイと思うんだよね」っていう話を☆Takuがしたんだよね。


で、歌ってもらいましょうってことで歌が入って、今皆さんが聴いたことのある「Rhyme Brokers」になっていったっていうのを憶えてます。




「歌録ってくれたら、5万円渡すから! 」って☆Takuに言われた


☆Taku:LISAは覚えてる?


LISA:そうネ。まず☆Takuちゃんはその頃からやっぱり楽曲作りをすごく頑張っていた人で、その中でもね。こんなにカッコイイラッパーがいるんだよってアタシを☆Takuのスタジオだったお家に招待してくれて聴かせてもらって。で、その後、「ちょっとこの人と何かやってみない? 」って言ってくれた曲が「Rhyme Brokers」で。


当時はループ的なメロディがすごく流行っていたので。そういうのがところどころ盛り込まれている楽曲だったんだけれど。連絡来てさ。「LISA! この曲にメロディ考えて歌入れてほしいんだよね。LISAのブっとんだ歌詞でいいから!」って☆Takuが言ってくれて。ブッとんでてイイらしくて(笑)。ブッとんだ歌詞を載せてくれっつって。それならアタシの宇宙的な世界観出しちゃう!? って思ってああいう歌詞になったんだけれども。


そしたらレコーディングの日が来て、今でも忘れないけど☆Takuちゃんがね。「LISAコレ、歌録ってくれたらね、僕5万円とっぱらいで渡すから! 」って言われて(笑)。


まァーまずアタシはその5万円も欲しかったんでねえ(笑)。そりゃそうよ! カっとんで行って、VERBALは初めましてに近いよね。学生のとき、チラっと何回かしか見てないので。


VERBALに学生以来初めてそのスタジオで顔を合わせて。とてもアタシは緊張しててねえ。「あ。あの人が、おっきくなってこうなったんだ! 」みたいなね。小さいというかティーンエイジャーの頃しか知らないからね。大きくなるもんだなあって思いながらいたら、コレも忘れないなあ。まずVERBALのアタシへの第一声が「なんか、ヤンキーっぽいね」って。すごくアタシねえ、すごくムッとしたのが今でも鮮明に憶えてますけどー(笑)。


VERBAL:Nooooo!!! そんなこと言ってましたか? (笑)ヤンキーみたいだねと言ったことはハッキリ憶えてないですけど、まああの、高校時代、高校生って一個上の先輩ってすごい上に感じるじゃないですか。


☆Taku:まあ、お姉さんな感じしたもんね、当時(笑)


LISA:うん。で、「Rhyme Brokers」をその日にRECしたね。その日会って、そのときRECして。


もちろん、☆Takuが約束してくれた5万円をね。封筒にでも入れてわたしてくれるのかなって待ってたらもう20年経ち(笑)。まだアタシもらえてないんです(笑)。


☆Taku:うわ!マジっすか!すぐに返します!!(汗)


LISA:いいのよ、そんなの。アタシは☆Takuに大きなプレゼントをいただきました。それはいつも、若いころからアタシのことを歌手として、ソングライターとしてリスペクトしてくれていること。そして後にm-floにアタシを入れてくれたこと。


もうそれは、5万円なんかどうでもイイってくらい大きなプレゼントをいただきました。☆Taku! いつも感謝してる。


☆Taku:感謝してるのはこっちだよ。そのときm-floがどうなっていくか?っていうイメージはありましたか?


LISA:そのときはまだ正直、ないです。ってのもウチら1曲1曲クリアすること、それも最高に、Yeah!!! コレイイね!! っていうモノを作ることしかマインドで考えてないので。3人ともがね。


その後またいろいろなExperiment(実験)をして、たくさんの人に聴いてもらえるっていう状況を想像できていたかっていうと、まだできていなかったですね。単純にExperimental(実験的)だったので。


でも、「Rhyme Brokers」と「been so long」を3人で作って、たくさんの人に愛される曲になったこと。これはもう奇跡としか思えない。思っていません。





アタシたちは"Experimental"から始まったソングライター“ズ”なの


☆Taku: 二人は20年やってきた実感ってあります?


LISA:う~ん。全くないと言ったらそれもないけどねえ。やっぱり実感は、ちょいちょいあるかなあ。やってきたね~って。


いろんな曲を振り返って聴いたりライヴで歌ったりすると、あのとき、ああいうことあったなあ、こういうことあったなあって。


辿ってきたいろんな道のりがまるでショートカットのように、今目の前にフッとあるわけでもないよね? ただ時が経つのは本当に早くて、人生ってすごく早いのかもしれないって感じるんだけど。太く太く生きたいね。アツく生きたいね。って思ってます。そうね~。☆Takuちゃん、VERBALどう!? 実感、あるかい!? 



VERBAL:僕は20年やってきた実感は、ないです! なんかもう気づいたら「え!? そんな経ってるの!? 」っていうのが率直な感想なんですけど。


やっぱりいろんな幅広い層の人たちに聴いていただいて。細かなエピソードを紐解いていくと「確かそれ20年くらい経ってんなァ」っていうのは感じるね。




☆Taku: 俺も実は実感とか無くて。おめでとうって言い合ってはじめて感じるというか。そんなm-floだけど、ここからどんな感じになっていいくと思う?


VERBAL:いやァもうほんとに、いろいろあったじゃないですか。


それこそ、m-flo始まる前に☆Takuと一緒にバンドやってて。m-flo始まって、LISAが脱退して。『LOVES』あって、その後またLISAが戻ってきてっていう。


ほんとに、“運命共同体“なんで。どんどん進化していく生き物なのかな。と思いますね。m-floは。


LISA:そうですねえ。アタシたちは"Experimental"から始まっているソングライター“ズ”なので。引き続きこれは変わらないと思うんです。


m-floはm-floのスタイルがある!! ってアタシたちは頭ごなしに曲を作っていなくて。いろんなモノを☆Takuは実験したがり。アタシはそれにいろんなメロディを付ける。そしてVERBALもそこに合わせてこんなリリックでぶっカマしてやる!!っていう。ウチらはみんな常にチャレンジャーなので、そこってすごくイイよね。


なんかね「m-floってこうだから、俺らはこういう風にしか作らなくて」って、ハードに固まった感じのアタマ硬いグループじゃないのが良くて。アレが面白いかも、コレが面白いかも、やってみる!! っていうスタンスでありながら、結果それが皆さんの耳に触れたときに「m-floだね」って言ってもらえれば、イイんじゃない? フレキシブルなソングライターズでいたいですよね。そうねえ。アタシたち、まだまだこれからなんじゃないかしら? 





m-floをやんなきゃいけないワケじゃないけど、使命感はある


☆Taku: やっぱり20年続けられるのってほんとにすごいことだと思うのね。色々な人たちに助けられてここまできたと思ってるんだけど。でも、ファンのみんながいなかったら絶対実現してなかったと思うんだよね。ぜひそんなサポートしてくれてきたファンにメッセージをお願いします。


VERBAL:はい。まずは最近聴きはじめてくれた皆さんはどんなグループ!? みたいな。ラジオとかいろんな場所で聴いて、変わったグループだなって思うと思うんですけど。


僕たちデビュー当時から同じに見られてるんで。間違ってません! 英語と日本語ちゃんぽんしてるのも昔からですし。それは僕たちの生い立ちっていうのもあるんで。これからもそういう音楽を作っていきたいと思うんで宜しくお願いします。


っていうのと、デビュー当時から聴いていただいている、初期のときから聴いていただいているファンの皆さん。“Day One” ファンの皆さんたちには本当に感謝します。変な意味じゃなくてリアルな話なんですけど。いろんなことあったなかでもう一回m-floやりたいなーって思ったのは、それはファンの人たちの顔が浮かんできたから。


m-floやんなきゃいけないってワケじゃないんですけど、イイ意味での使命感があるんですよね。☆TakuとLISAとやってて面白かったなーっていう思い出が込み上げてくるのは、やっぱステージに立ったとき。盛り上がってる光景だったり。個々にファンの人たちが言ってくれた言葉は如実に憶えているので。それらが支えになってきたので“Day One” ファン、初期のときから応援してくださっている皆さんにはほんと感謝しかないです。


LISA:m-flo fans! 皆さん! もう〜どれだけ愛してるか。いつも会いたいぜ〜? 会いたい! 会いたいよ〜。


でね?   We wanna  go places. We wanna go everywhere with you guys. Oh my goodness. これからもm-flo、いろんなことをしていく。そう。その中で必ずね。みんながそこにいるようなスタイルで、アタシたちはやっていくので。引き続きアタシたちを愛していてください。 


And you know what?  Always take care of yourself. okay?  こっから、20年!!  (笑)LISA、☆Taku、VERBALと一緒に、イこうぜ〜!!!! Okay!! Happy birthday 「Rhyme Brokers」and Whao!! big up m-flo men.I love you ☆Taku and VERBAL. And I love you all the fans.Guys take care and I’ll see you soon.Bye bye♥



▶m-flo最新リリース情報

「MARS DRIVE」配信中

舞台「八王子ゾンビーズ」主題歌  (山下健二郎 主演、鈴木おさむ脚本・演出)

Apple Music, i-tunes, Spotify, LINE MUSIC, AWA他で配信

MARS DRIVE Lyric Video:https://youtu.be/rO5Vb-CtMqw

楽曲配信サービスリンク一覧URL:https://avex.lnk.to/m-flo-marsdrive



「Piece of me」配信中

ドラマ・映画「PRINCE OF LEGEND」主題歌  (毎週水曜深夜24:59~ 日本テレビにて放送中)

Apple Music, i-tunes, Spotify, LINE MUSIC, AWA他で配信

楽曲配信サービスリンク一覧URL:https://avex.lnk.to/mfo_20181010_pom


https://m-flo.com/



interview by ☆Taku Takahashi

Edited by block.fm編集チーム

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