【ライヴレポート】Marshmello幕張公演は楽しさが大渋滞! RIRIの歌声にSLUSHIIの日本愛も

みんな大好き! Marshmelloの来日公演は親子連れやキッズたちの姿も多く、踊って歌いまくった計180分をレポート。
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2019.04.05 07:30

3月22日(金)〜3月23日(土)、幕張、神戸と2Daysで行われた、『MARSHMELLO ~春はマシュメロ、ようよう白くなりゆくJAPAN TOUR 2019~』幕張公演をレポート。




幕張で行われたMarshmello来日公演をレポート。メロのギグはとにかく歌って踊れて楽しすぎ


オープニングアクトとして登場したのは若き実力派シンガーRIRI(リリ)。幕張公演にしか出演しないので、お得感があるね。スーパー高校生シンガーとしてデビューし、ZEDD(ゼッド)の「STAY」をカバーしたことで、EDMファンの人もその名が知られている。


現在19歳の彼女は大人の艶っぽい色気を漂わせつつ、その歌唱力にも更に磨きがかかった印象。ガンガンにパワープレイされている最新シングル「HONEY」では、オリジナリティ溢れる歌唱を披露した。小袋成彬プロデュース、ラッパーKEIJU(ケイジュ)をフィーチャーした楽曲「Summer Time」を演奏し、一足はやく夏をデリバリー。この曲は資生堂ANESSAのCM曲としても起用されている。



photo:©YUSUKE UCHIDA


バックDJはモデル/DJとして活躍するサマンサ麻里子が担当。この2人の名コンビも、RIRIファンならばSNSでお馴染みだ。ビッグステージにも臆することなく、ダンサーを従え迫力のある歌声を響かせてくれた。



photo:©YUSUKE UCHIDA


日本限定配信とかでもいいからMarshmelloと楽曲やってほしいね。CHVRCHES(チャーチズ)の次はRIRI! いかがでしょう。



▶RIRI SET LIST


1. RUSH

2. Sugar Free 

3. Maybe One Day

4. Patience 

5. Summertime 

6. HONEY 




SLUSHIIの溢れる日本愛に感激



photo:IG  @viforvendetta


もとより、日本カルチャー大好きで知られるSLUSHII。block.fmのショートビデオコンテンツ「CHAT ROOM」に登場した際にも溢れる日本愛を披露してくれたが、この日のセットでもその愛が爆発。フューチャーベースを軸にドラムンベースやブロステップを交え、EDM好きのツボを押さえつつ幕張メッセに集まったオーディエンスをブチ上げた。


そして中盤、アニメ『NARUTO』のオープニングテーマ、ASIAN-KUNG-FU-GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)の「遥か彼方」を差し込んでくるあたり、SLUSHIIの“分かってる”感がやばすぎる。ジャンプアニメで育ったSLUSHIIは本物のOK! JUMP GUY(※ジャンプ巻末の編集部のコーナータイトル)だ。誰か、集英社ツアー企画してあげて連れて行ってほしい。


終盤ではRADWIMPS(ラッドウィンプス)「SPARKLE」のリミックスを投下。ご存じ大ヒットアニメ映画「君の名は」の劇中歌である。アニメファンでなくともアガってしまう選曲に、幕張メッセは大きな歓声に包まれた。


そしてもうひとつ、記しておきたいトピックがある。SLUSHIIは今まで僕が幕張で公演を見てきた海外アクトとしては初、「TOKYO」や「JAPAN」ではなく、「CHIBA」と口にしたのだ。


“ポップパンクバンド、GREEN DAY(グリーンデイ)は幕張でちゃんと「CHIBA」って言う”という逸話が有名だが、SLUSHIIも日本の地名、地理をちゃんと把握している。恐るべしSLUSHII、本当はもう日本在住なんじゃないの? 昨年は東京、大阪、札幌でツアーを行い知名度を日本でも広げている彼だが、このギグで初めて聴いてファンになった人も多いんじゃないんかなあ。



photo:IG  @viforvendetta



難しいことは考えない! “楽しい”が大渋滞のMarshmello降臨



photo:©YUSUKE UCHIDA 


会場となった幕張メッセを見渡して、まず驚いたのがキッズ(比喩ではなく本当に子供)や親子連れがとにかく多いこと多いこと。


なるほど。Marshmelloの日本でのフォロワーはEDM好きのギャルズやメンノン系のファッションボーイズたちだけではなく、こういう層なのかと新しい発見があった。(もちろんマシュメロマスクをしたMarshmelloも大量発生してました)


親子でMarshmelloかあ。今の子たちはいいねえ。素敵なお父さんお母さんがいるもので本当にうらやましいし、早い時期から大音量で一流のダンスミュージックに触れているわけだ。そりゃ、SASUKEくんのような天才児が現れてもおかしくないね。僕が親に連れてってもらったライヴといえば地方のお祭りにゲストアクトとしてやってきたコージー冨田のものまねライヴ、友達の親に連れて行ってもらったモーニング娘。(二期、「LOVEマシーン」頃)くらいしか浮かばないので。


この辺にして、いよいよMarshmelloの登場だ。



photo:©YUSUKE UCHIDA 


以前記事に書いたFortniteライヴと同様、「ALONE」スタートかなと思ったら、「Wolves」のイントロエディットとともに、メロ様の可愛らしいご尊顔が日本のファンの前にお目見え。白いマシュメロマスクが幕張メッセに降臨すると、その熱気は最高潮に。


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自身の楽曲を中心にJauz&DJ SNAKE「Gassed Up」やYeah Yeah Yeahs 「Heads will Roll 」などを織り交ぜ、フロアバンガーを次々に投下。


AVICIIの「LEVELS(Skrillex Remix)は昨年のサマソニ出演時にもメロのセットリストに入っていたけれど、やはり日本での人気が高く盛り上がる。いいですよねえ。


とはいえやはりMarshmelloの「Want U 2」「Chasing Colors」「Fly」「Tell Me」「You&Me」「Together」「Alone」といった人気曲の歓声はケタ違い。単独公演ならではの一体感を味わうことができた。また、何度か日本でやった経験があるからか、ボーカル曲を歌わせるポイントも非常にうまい。無理なく歌いやすいところでオケをミュートしてくれる。さすが、盛り上げ上手である。



photo:©YUSUKE UCHIDA 


合間にKillers(キラーズ)「Mr.Brightside」やGuns N' Roses(ガンズ・アンド・ローゼス)「Sweet Child O' Mine」といった往年のロックチューンやパラパラアンセム、Cascada(カスケーダ) 「Everytime We Touch」といった涙モノのトランスクラシックを巨大なベース釜と化した幕張メッセでごった煮。これらの楽曲は若い親世代にぶっ刺さりまくるので、親子二代でMarshmelloが愛されるのも納得かもしれない。


また、Sheck Wes(シェック・ウェス)の「Mo Bamba」や、Travis Scott「Sicko Mode feat.Drake」、Post Malone(ポスト・マローン)「Better Now」のリミックスなど、HIPHOP、TRAPも多くプレイしてくれるのがMarshmelloの楽しいところ。



photo:©YUSUKE UCHIDA 


ただ、残念だったのがHIPHOPの分かりやすいヒットナンバーをプレイしてくれているにも関わらず、Marshmello来日公演に集まったオーディエンスの反応はイマイチ。楽曲を知らないのか、イントロで盛り上がってるのは僕の周辺ではあまりいなくて、反応していたのはやはり外国人のファンだった。


Logic(ロジック)をフィーチャーしたMarshmelloの「EVERY DAY」はとても盛り上がるのに、プレイしているメロも「アレ、なんかHIPHOP反応薄いな? 」と思ったかもしれない。それくらいの温度差を感じてしまった。Skrillex(スクリレックス)のギグに通じるところでもあるのだけれど、Marshmelloギグの魅力はROCKやHIPHOP、EDM、多様なジャンルの楽曲をリリース年代問わず、グルーヴを保ったまま次々と聴かせてくれるところにある。


EDMしか聴かないという日本のファンの皆様、せっかくならば、Marshmelloのセットをより楽しむためにもBillboardチャートTop40に入っているHIPHOPアーティストくらいはチェックしておいて損はないと思います。



photo:©YUSUKE UCHIDA 


そんな小言も挟みつつ、Anne-Marie(アン・マリー)との「Friends」やKhalid(カリード)と共演した「Silence」、CHVRCHESとの最新コラボ「Here With Me」といった楽曲はみんな歌えるし、最高に盛り上がった。最後はBastilleとのヒットチューン、「Happier」でシメ。歌詞も表示されるし、大合唱でめちゃくちゃ楽しい。Marshmelloも満足そうに記念撮影し、ニコニコ顔で(たぶんマスクの下も)ステージを後にした。


難しいことはおかまいなし。踊る! 歌う! 騒ぐ! ダンスミュージックの楽しさをとことん突き詰めたMarshmelloのギグは楽しいの一言に尽きる。


EDMはちょっと、とか敬遠しているHIPHOPファンや、HIPHOPは分からないけど、というEDMファンも両方楽しめる、楽しんでほしいギグだ。


親子連れやキッズが多かったということを書いたが、彼、彼女らがMarshmelloのギグをきっかけに、色んなジャンルの“洋楽”に触れることで聴くきっかけにもなり得ると感じた。


一緒に行った僕のパートナーも、CHVRCHESは知らないけれど、「Here With Me」を聴いて「この曲は声が可愛くて好き」と言っていたのでさっそく「CHVRCHESはローレン・メイベリーがボーカルで...」とうんぬんかんぬんちょっと調べれば出てくるようなウンチクを披露してオススメした次第である。親子、家族、彼、彼女と音楽の楽しさを共有できる、そんなHAPPYなギグだった。



photo:©YUSUKE UCHIDA 


来場者数は公式の発表で幕張が1万5000人、神戸が1万人だったとのこと。100%ではないが、聴きながらメモりつつ正式なタイトルが確認できた楽曲のみプレイ順に記しておく。(リミックスやマッシュアップ楽曲が多かったため、似たような曲が含まれているかもしれないし、タイトルを確認できない楽曲もいくつかあった。したがって、完璧なセトリではないので参考までに)




▶Marshmello 幕張メッセ


Wolves (Marshmello Intro Edit)[Mixed]/Marshmello&Selena Gomez

Wobble/Tisoki&Crank dat

Gassed Up/Jauz&DJ SNAKE

Heads will Roll (Kid Kamillion Edit)/Yeah Yeah Yeahs 

Check This Out/Marshmello

Want U 2/Marshmello

Better Now(Jersey Club;Explict)/Kyle Edwards&PrinceTae

Chasing Colors/Marshmello&Ookay Feat.Noah Cyrus

Reasons To Run/Crankdat

Friends/Marshmello&Anne-Marie

Power(Mixed)/Marshmello

Fly/Marshmello

Tell Me/Marshmello

Everyday/Logic&Marshmello

Lights(Nitti Gritti Remix)/Kanye West×San Holo

You&Me/Marshmello

Mr.Brightside/The Killers

Together/Marshmello

Silence/Marshmello Feat.Khalid

No Processor Needed/Error94

Alone/Marshmello

How Deep Is Your Love/Calvin Harris&Discipies

Flashbacks(Mixed)/Marshmello

The Drop/Gammer

Stockholm White(Perk Pietrek Remix)

Booyah (Party Favor 'VIP' Remix)/Showtek feat. We Are Loud! & Sonny Wilson 

Cascada/Everytime We Touch

Watch Out/Eptic

Both/Gucci Mane Feat.Drake

Mo Bamba/Sheck Wes

Bass Cream/Stratus&SubDocta

Pop Dat/4b&Aazar

Sicko Mode(Feat.Drake)/Travis Scott

Sell Out/Marshmello&SVDDEN DEATH

Prison Riot/Flosstradamus&GTA&Lil Jon

Reddy The Throne/Spag Heddy Feat.PsoGnar

Babongo/Noize Hunter

Boom Boom Boom/Oh Jae

Burial(Skrillex&Trollphace Remix)/Yogi

Here With Me/Marshmello Feat.CHVRCHES

Sorry For My Lifetime Teen Spirit Mark Wilde Mashup/BlackoutMusic

Make It Pop/NONSENS

Jungle Bae/Skrillex&Diplo Feat.Bunji Garlin

Losing It/Fisher

Save The World(BARE Remix)/Swedish House Mafia Feat.John Martin

Pursuit Of Happiness(Steve Aoki Remix)/Kid Cudi Feat.MGMT&Ratatat

Sweet Child O' Mine/Guns N' Roses

Enter The Game/B2

Snakes(Extended Mix)/Sikdope

Wolves/Selena Gomez&Marshmello

Sweet Dreams(Are Made Of This;Steve Angello Bootleg)/Eurythmics

Party Up(GTA Remix)/Destructo Feat.YG

Happier/Marshmello&Bastille


written by Tomohisa “Tomy”Tomohisa


photo:YUSUKE UCHIDA 



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