英国で5日、統一地方選挙が実施され、ロンドン（London）市長選の候補者がクラブ問題で揺れる当地について自身の考えを語った

<p><strong>Written  by Jun Fukunaga</strong><autobr /><autobr />英国では本日、統一地方選挙が実施される。先月、イーストロンドンの人気クラブの一つである「<a href="http://block.fm/news/petition_started_to_save.html" target="_blank" rel="noopener">Dance Tunnel</a>」が行政側の命令により、今夏での営業終了を余儀なくされたロンドンの市長選では野党・労働党から出馬したイスラム教徒のサディク・カーン氏が優勢となっており、EU加盟国の首都として<a href="http://www.afpbb.com/articles/-/3086118?pid=17854166" target="_blank" rel="noopener">初のイスラム教徒の市長が誕生する可能性</a>が濃厚だと報じられている。<autobr /><autobr />そんなサディク・カーン氏に有力海外音楽メディアである<a href="https://djmag.com/news/mayoral-candidate-sadiq-khan-wants-save-londons-club-scene" target="_blank" rel="noopener">DJ Mag</a>が、「新市長候補は現在、行政の圧力により、クラブカルチャーが衰退の兆しを見せつつある憂うべき当地の現状に対してどういった考えを持っているか？」といったテーマでインタビューを行ったところ、カーン氏はロンドンのクラブカルチャー支持の姿勢を示した。<autobr /><autobr /><center><div class="iframe-wrap"><iframe loading="lazy" width="640" height="360" src="https://www.youtube.com/embed/o_GPncHB1sM" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></div></center><autobr /><autobr />このインタビューによると、彼の政策案の一つであるロンドン地下鉄の24時間運営と、クラブカルチャーを含むナイトライフは関係性があり、現状のようにクラブカルチャーをないがしろにし、才能ある若いアーティストをアムステルバムや、ベルリンなど、現在若手アーティストを中心に人気を集める海外の都市に彼らがロンドンに嫌気がさして、みすみす奪われるような環境はこの都市にとって文化的にも、ナイトライフによる高い収益率が実証している経済的にも損失だという考えを示しており、アムステルダムが”ナイトメイヤー”と呼ばれる”夜の市長”をおいて、ナイトライフにおける問題解決に成果をだしたことに学び、”ナイトカイザー”(夜の皇帝)と呼ばれるようなポストを設けるという考えを示している。<autobr /><autobr />彼はロンドンにおいて、ナイトライフ、クラブカルチャーは重要な意味を持つとの認識をしており、そういう点から入れば親クラブ派の政治家であると言え、これらのカルチャーを保護し、育成していくことで、経済的にも雇用の増大などが見込め、豊かでダイナミックな生活をロンドン市民が確保できることになるだろうと語っている。<autobr /><autobr />現在は投票中となるが、すでに一般市民だけでなく、ロンドンを拠点とするアーティスト達はこの投票がクラブカルチャーに対して重大なものとなることを認識しており、SNSでコメントを発信している。<autobr /><autobr /><center></p>
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja">
<p lang="en" dir="ltr">Londoners make sure you vote today. ✊</p>
<p>&mdash; shura (@weareshura) <a href="https://twitter.com/weareshura/status/728145294987124736">2016年5月5日</a></p></blockquote>
<p> <script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></center><autobr /><autobr /><center></p>
<blockquote class="twitter-tweet" data-lang="ja">
<p lang="en" dir="ltr">build a runway on zac goldsmiths face</p>
<p>&mdash; ø (@kodenine) <a href="https://twitter.com/kodenine/status/728154054593904640">2016年5月5日</a></p></blockquote>
<p> <script async src="//platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></center><autobr /><autobr />EU加盟国の首都として初のイスラム教徒の市長が誕生するかもしれないという面が政治的に注目されているが、ロンドンのクラバーからすれば、親クラブ派の市長が誕生するかどうかという面もあるので、最近の現地の状況を踏まえれば非常に興味深い選挙で、結果が気になるところだ。</p>


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ロンドン新市長候補は親クラブ派？

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