9歳のラッパー、Lil Tay(リル・テイ)が過激なビデオで話題になるも母親は仕事をクビに…
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わずか9歳のヒップホップラッパーのビデオがなぜ問題となったのか
ヒップホップ界ではSNSなどでの言動で話題を呼び、有名になるラッパーも多く、ビデオなどを通じて人気を集めている人物も少なくない。そんな中、わずか9歳で人気ラッパーとなったLil Tayのビデオが物議を醸しているという。そこで今回は、その騒動の内容について解説していく。
Lil Tayとはどのようなラッパーなのか?
Lil Tayとは2009年生まれ、アメリカ出身のラッパー。顔立ちはどちらかと言えば東洋人寄りで、見た目はいかにも普通の少女。Lil Tayがヒップホップシーンで話題となり始めたのは7歳の頃。ラッパーとしての活動も行っているものの、主に動画投稿やインスタグラムでの写真投稿での活動を行っており、有名人との写真撮影やお金をばらまくなどの大胆かつ人々への煽りとも呼べるような動画が話題を呼び、有名となっている。
動画などでは見た目のかわいらしさがうまい具合にギャップを作り出しており、本人は「今世紀最も若いフレクサー」と名乗っているらしい。ちなみにインスタグラムでのフォロワーはすでに220万人を超えており、マネージャーである母親が様々な管理を行っている。
Lil Tayのビデオが問題となった理由
高級車とともに写真を撮影したり金をばらまく動画を投稿するなど、派手かつ煽り要素の強い投稿を続けるLil Tayだが、彼女のビデオが問題となったのはヒップホップともラッパーとも全く関係ないところが原因だった。
実はLil Tayが投稿しているビデオや動画は全て母親や彼女の兄が監修しているのだが、9歳に行わせるにはあまりにも過激な内容に「母親が娘を虐待しているのではないか」という疑惑が出てきたのである。実際にLil Tayに対して兄が動画撮影の演技指導を行っている映像がインスタグラムに投稿されており、動画内での彼女の行動が本人の素の行動ではなくやらせであることが発覚した。
またLil Tayの投稿されているビデオの中に、彼女の母親が務めている不動産会社の顧客の車が映っていることが発覚したことも問題となっている。このような疑惑や問題がビデオの中で明らかになったこと、そしてLil Tayがまだ9歳の少女であることなどから大きな問題に発展し、母親は会社をクビになってしまった。
ヒップホップ界やラッパーとしてのLil Tayについて
このように投稿されたビデオでの問題によってLil Tayではなく母親の方が炎上してしまったのだが、当人であるLil Tayには問題はなかったのかという疑問はある。Lil Tayは7歳からラッパーとしてヒップホップ界に参入しているのだが、動画投稿以外には目立った活動は行っていない。これは9歳という年齢から制限されているものだと考えられているのだが、雑誌のインタビューなどメディア活動は時折受けているようだ。またラッパーとして名が知られているわけではなく、むしろエンタテイメント業界の新たなスタイルを作り出したアイコンとして実力があるのではないかと評価されている。
このような点からLil Tayのエンタメアイコンとしての実力はあるものの、年齢的な問題でまだ大々的に活躍できていないというのが実情だ。そして今回の問題に関して彼女に何らかの非があるわけではなく、むしろ虐待疑惑をかけられながらもヒップホップシーンで活躍している健気な9歳の子供なのだ。
今後のLil Tayの活動について
Lil Tayの母親は仕事をクビになってしまっているものの、ビデオなどの動画配信を中心としてLil Tayをラッパーとして活動させ続けている。本人もヒップホップ界での活動を続ける意欲を持っており、多くの批判を受けていながらもラッパーとして様々な動画を投稿しているようだ。このため今後Lil Tayがどのように活躍していくのか、今後どのような煽りでファンを楽しませてくれるのか、彼女の動向を楽しみにしている人は多いだろう。
Photo: https://www.facebook.com/liltaymoneyway/
Written by 編集部