盗作疑惑のMVについて、Lil Nas XとFKA Twigsが直接話し合ったことが明らかに

Lil Nas Xによる「MONTERO」のMVがFKA Twigs「Cellophane」のMVの盗作ではないかという疑惑に対して、アーティスト同士が直接電話で会話し、類似性やビデオの価値観について話し合ったことがわかった。
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2021.04.02 06:00

2019年にリリースされ、17週にも渡って全米1位に輝きその年のナンバーワンヒットとなった「Old Town Road」を歌うLil Nas X(リル・ナズ・X)によるニューシングル「MONTERO(Call Me By Your Name)」が3月26日にリリースされ、MVも公開された。


しかしこのMVがロンドンを拠点とするシンガーであるFKA Twigs(FKA・ツイッグス)の、2019年にリリースした「Cellophane」のMVに似ているとして、公開してすぐに指摘され盗作疑惑まで持ち上がっていたのだ。






アーティスト同士の話し合い


こうした盗作疑惑で裁判沙汰になることも少なくない音楽業界において、今回Lil Nas XとFKA Twigsの2人が直接電話で話し合ったということがLil Nas XのSNSによって明らかになった。FKA TwigsからLil Nas Xに電話をかけて、両作品の似ている点、お互いのMVの価値観についてまで深く話し合ったようだ。


Lil Nas XはFKA Twigsと「Cellophane」のMVを手掛けた監督のAndrew Thomas Huang(アンドリュー・トーマス・ホアン)に感謝を述べつつ、MVの中で問題となっていたポールダンサーのシーンを投稿している。



そしてFKA Twigsもまた「MONTERO(Call Me By Your Name)」のMVがアイコニックな作品であること、Lil Nas XのMVは盗作ではなくインスパイアされたものであると認めたのだ。


「MONTERO(Call Me By Your Name)」のMVが公開されてから1週間という早さで解決となった盗作疑惑。多くの場合にはお互いのファンの間でも論争になるものだが、アーティスト同士が真っ先に問題に立ち向かった姿は、他のアーティストも学ぶべき点だろう。





共通のコレオグラファーを起用


2つの作品で共通している点は他にもあり、振り付けを担当するコレオグラファーはKelly Yvonne(ケリー・イヴォンヌ)が務めている。Kelly YvonneはこれまでにもナイキからA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)と大物の作品に携わり、「Cellophane」ではMTVビデオミュージックアワードでコレオグラフィー賞、グラミー賞では最優秀ビデオミュージック賞にもノミネートした。


FKA TwigsはAndrew Thomas HuangとKelly Yvonneに感謝を伝えるとともに、「Cellophane」と「MONTERO(Call Me By Your Name)」の2つのMVを作り上げたポールダンスという芸術の背景にある、セックスワーカーとストリッパーたちへの感謝も書き記している。


また、FKA Twigs自身も支援に協力しているセックスワーカーをサポートする組織「SWARM」への募金を促し、Lil Nas Xもまた賛同するかのように絵文字をコメント欄に残した。



作品への疑惑、問題に対して真摯に向き合い、お互いに誠実なコミニュケーションを取ることがいかに有益な結果をもたらすかを証明してくれたLil Nas XとFKA Twigs。良い前例となり、今後もこういった建設的な解決方法が広がっていくことを願いたい。



written by BsideNews


source

https://www.teenvogue.com/story/lil-nas-x-fka-twigs-discussed-similarities-between-montero-cellophane/


photo

https://www.youtube.com/watch?v=6swmTBVI83k





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