シカゴ出身のラッパーLil DurkがKanye Westの名(迷)シーンを振り返る!? 「Kanye Krazy」のMVが公開

ディスではなく、失敗からの成長をリリックにした楽曲。Kanyeの「Runaway」や「I Love It」などのMV、さらには彼の起こしてきた事件までもサンプリング。
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2021.02.02 03:00

シカゴ出身のラッパー、Lil Durk(リル・ダーク)が同郷のアーティストであるKanye West(カニエ・ウエスト)の過去のMVをサンプリングしたMVを公開した。


「Kanye Krazy」のタイトルであるこの曲は12月にリリースし全米1位にもなったLil Durkのニューアルバム『The Voice』 のデラックス盤に収録されているもので、MV公開前に撮影の様子がInstagramで明かされており話題となっていた。






いったい何曲サンプリングしてるの!?


MVをサンプリングといっても「Kanye Krazy」のMVでは1曲だけに収まらず、近年話題になった曲から懐かしのKanye Westの曲まで使用されている。まず最初のシーンは白いタキシードを纏ったLil Durkがピアノに向かうのだが、このシーンはKanye Westが2010年にリリースしたアルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』に収録されている「Runaway」が使用されている。35分に及ぶショートフィルム風のMVが当時も話題になった作品だ。



続いては2018年にLil Pump(リル・パンプ)とコラボした「I Love It」。当時のYouTubeの1週間の再生回数記録を塗り替えるほどヒットしたMVで、その年のハロウィンにはコスチュームとして使用した人も多かった2人の格好がインパクトのある映像。



政治家としてのKanye Westのシーンを挟んでMVは2013年のアルバム『Yeezus』収録の「Bound 2」、サングラスが当時のファッショントレンドともなった2007年リリースのアルバム『Graduation』に収録されている「Stronger」のシーンへと続いていく。ひとつの曲でここまでアーティストのMVをサンプリングした作品が今までにあっただろうか!?





MVだけでなくKanye Westの名(迷)シーンも


「Kanye Krazy」のMVは後半からMVのサンプリングではなく、これまでKanye Westが起こしてきた事件をネタに展開されていく。まずはアメリカの有名なラジオパーソナリティ、Sway(スウェイ)との番組内での口論から始まり、2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードにてTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の受賞スピーチを妨害したシーンも使われている。


そしてKanye Westが主催するゴスペルイベント「Sunday Service」の様子から、最後は再びMVのサンプリングに戻り「Good Morning」「Famous」の2曲が使用され、最後は2016年のアルバム『The Life of Pablo』、2018年の『Ye』のアルバムカバーをもサンプリングしてMVは終わっていく。まさにKanye Westの歴史を振り返るかのようなMVだ。



同郷のLil DurkだからこそできたMVなのだろうか。タイトルやMVの内容としてはディス曲と勘違いされてしまいそうだが、この曲では失敗からトラブルを呼び、それも含めて今の自分なんだと内面的なことをリリックにしているので誤解のないように。とはいえ、Kanye West本人がどう捉えるかは疑問だが...。




written by BsideNews


source

https://www.complex.com/music/lil-durk-iconic-looks-kanye-krazy-video


photo

https://www.youtube.com/watch?v=ald6Ma0vEW4&feature=emb_title





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