「白人はラップしないほうがいい」カート・コバーンが1991年にラジオで語ったインタビューが公開!

アルバム『Nevermind』のリリース数日前に、ニルヴァーナのフロントマンが語ったヒップホップへの思いとは。
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2018.12.03 02:00

カート・コバーンのレアインタビューが公開!


ニルヴァーナ(Nirvana)のフロントマンであるカート・コバーン(正式発音: コベイン)1991年にラジオで語ったインタビュー音源が公開された。当時ロンドンでカレッジラジオのDJをしていたロバート・ロルッソ(Roberto LoRusso)によるこのインタビューは、ニルヴァーナのアルバム『Nevermind』が発売される4日前にトロントで収録されたもので、急に決定した収録だったのか、内容としては特に準備がされていないようなインタビューだった。


インタビュー中でも語っていることだが、カート・コバーンはインタビュー嫌いであり、その理由を「同じ質問を何度もされることにうんざりする」と話している。驚異的な大ヒットを記録した『Nevermind』リリース直前のカート・コバーンはこの時まだ自分たちが伝説的なロックバンドとなるなど想像していなかったかもしれない。貴重なレアインタビューだ!




「白人はラップしないほうがいい」


インタビューが行われた1991年と言えばヒップホップが急成長を遂げ始める時期であり、80年代後半にアンダーグラウンドながらも商業的、芸術的にも認知度が高まったヒップホップは形を変えていった。西海岸のグループ、N.W.A.を筆頭にギャングスタラップが台頭してきたのだ。1991年にリリースされたN.W.A.のセカンドアルバム『Niggaz4Life』は全米アルバム・チャート1位を獲得するなどヒップホップが盛り上がりを見せていた中で収録されたこのインタビューでは、カート・コバーンがラップ・ミュージックについても言及している。


「白人がラップするのが白人がダンスするようなものだよ。僕たちはダンスもできないし、ラップもしないほうがいい」


オリジナルな形を保ちつつ発展を遂げるラップ・ミュージックに対し、尊敬の念を抱くものの白人には向いてないと語ったカート・コバーン。奇しくも1991年にN.W.A.を脱退したドクター・ドレー(Dr. Dre)が後に史上最高の白人ラッパーであるエミネム(Eminem)を世に送り出すことになるとは、インタビューの内容と合わせると面白い事実だ。1986年にビースティ・ボーイズ(Beastie Boys)、1989年にはサード・ベース(3rd Bass)と白人ラップグループの草分け的存在がすでにデビューしていた中でのカート・コバーンの発言は彼らに対する苦言だったのか。生前、攻撃的な発言の目立ったカート・コバーンらしいと言えばそうなのかもしれない。




残念ながら1994年に他界しているカート・コバーンに今の音楽シーンを見せることはできないが、これだけ白人ラッパーが世に出ているとは驚きなのではないだろうか。公開されたインタビューからは当時の音楽的背景が垣間みえて実に興味深い。



written by #BsideNews


source:

https://consequenceofsound.net/2018/11/kurt-cobain-rare-interview-rap-music/


photo: facebook


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